馬伯庸のレビュー一覧

  • 両京十五日Ⅱ 天命

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    拉致された呉定縁を救うため、決断する太子。一方で自分の出自について知らされる呉定縁。タイムリミットを前にして、事態はますます複雑に、そして盛り上がりも加速します。
    ここに来て予想外の展開に衝撃。いやまさか、あの人が味方に付くとか。頼もしすぎるでしょうよ!!! まだまだ次々と危機は襲い掛かり、謀略の大本は見えてきたものの、それでもスリルは減じることがありません。ひそかに蘇荊渓を間にしての太子と呉定縁の関係がどうなるのかにもどきどきしちゃいますしねえ。
    あとは多くを語らず、とにかく読めとしか。すべてがまとまり大団円、に思えたところでまだけっこう残りページがあるんだけど? というのにもどきどきさせら

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    2024年12月28日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

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    ネタバレ

    ・あらすじ

    梁興甫によって連れ去られた呉定縁を救出するべく朱瞻基と蘇荊渓は斉南城、于謙は朱瞻基の叔父である張泉に援軍を求めるため臨清へと向かう。
    白蓮教徒に捕えられた呉定縁は仏母から衝撃的な事実をしらされる。

    朱瞻基、呉定縁、蘇荊渓の三人に絡まる因果の糸と十五日の旅の結末。

    ・感想
    幾度も危機を乗り越えてきた三人の結末がこれなのか…。
    こういうのめっちゃ好き。読み終わった後とても切なくてやりきれない思いになった。
    三人ともひとりひとり「人間」同士なら或いは違う結末もあったかもだけど、でも朱瞻基は「皇帝」になってしまったからもう三人の道は永遠に交われなくなってしまった。

    それぞれの信念、

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    2024年09月11日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

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    ネタバレ

    なんとか読み終わった。
    うけん視点パートが少なめになったせいか、引用も少なくなった感触。
    北京について、ハイ終わり、じゃなくて、その後の謎の解き明かしもあって面白かった。画面映えしそうな描写がいっぱい。
    漢王の次男と五男とか。
    香炉の破片とか火事とか。

    内容と関係ないけど、中国語読みの名前で良いんじゃないかな?と思った。三國志などで、日本語読みに慣れちゃってるけど、中華BLだと中国語読みになってるし。三体では両方明記されてたし。中国語読みは慣れないけど、日本語読みしたって、日本でしか通じないから、やっぱ名前の読みは原語のままが良いなと感じた。

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    2024年07月03日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

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    ネタバレ

    1巻で得体のしれない敵だった白蓮教が頼るべき味方になるなど、展開にワクワクが止まらない。数々の困難を乗り越えて、朱瞻基が北京に到着し漢王の策略を打ち破ってハッピーエンド、かと思いきやラストでこれまでの謎が全て回収される。15日間の旅をしてきた仲間たちとの結末がこれか、と切ない気分にもなったが、後書きを読んで作者が描きたかったテーマがこれなんだとわかった。

    大長編だが読み終わるのが勿体なくなった、大傑作の冒険譚!

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    2024年06月15日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

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    ネタバレ

    中国の長い歴史の中の明という時代、その中の実在する五代 宣徳帝の皇太子時代〜の
    たった十五日間の冒険
    なのにこんなに 激しく長く感じられる

    誰が味方か敵なのか、読み進めるうちに驚きの連続
    読む方も 登場人物と共に何度も溺れかけたようだ 
    そしてまさかまさか!のどんでん返しも

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    2024年06月12日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

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     題名にある「両京」とは、北京と南京のことである。時代は明、約600年ほど前のことである。明の初代皇帝は都を南京においた。そして第3代皇帝は、北京に遷都した。

     しかし第4代皇帝(本書の時代)は、南京に再遷都を考えていた。そこで皇帝は、皇太子を南京に派遣する。皇太子は南京の到着するが、乗っていた船が粉々に爆破される。九死に一生を得た皇太子は、ひねくれ者の捕吏(いまでいう刑事)に救出される。その頃、北京では皇帝が人事不省となる事態に陥っていた。

     これらは、皇位簒奪を狙う何者かの仕業か。皇太子はこれを阻止すべく、15日以内に北京へ戻らなければならない。しかし、陰謀と裏切りのなかで、誰か味方で

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    2024年06月10日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

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    10連休だとー!ふざけやがってヽ(`Д´#)ノ
    こちとら休みなしだわ!
    むしろ普通の日より忙しかったわ!
    もういいわ、言い訳は聞きたくないです
    10連休の人は全員並んでください
    順番にビンタします(暴君誕生)

    というわけで、読書の時間が取れんくて、めっちゃ面白かったけど遅々として進まず時間かかってしもうた

    いやー、いいね
    やっぱり中国の時代小説おもろいわー
    ポケミス記念すべき2000番の節目に選ばれただけはありますよ!

    そしてこの微妙に漢文チックな訳文が素晴らしいのよ
    この文章でこの疾走感、只者じゃないですよ

    あ、中身ね
    冒険小説を読んでる時のクライマックスってさ、やっぱりあの瞬間よね

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    2024年05月04日
  • 風起隴西 三国密偵伝

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    2026.2 やはりこの方の小説は面白い。翻訳者も力量がありますね。王道の歴史小説にはないストーリーで引き込まれました。

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    2026年03月27日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

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    とにかく膨大な展開。まるでアクション映画を延々と見せられている、そんな内容で、終盤には読み疲れてくるような厚みがある作品でした。皇位継承に関わる陰謀、白蓮教の暗躍と動向、さらに国内の民の生活と願いが、これでもかと現れ出てきます。しかも皇位に関する件が解決に向かう その時、とある登場人物の復讐が明らかになっていきます。機会と気力がある方は読んでみることをお勧めします。

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    2026年03月19日
  • 両京十五日1 南京脱出

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    ネタバレ

    著者初読。自分にとっては珍しい翻訳小説でもある。もともと翻訳物にはどこか苦手意識があり、購入をしばらく躊躇していたのだが、物は試しと手に取ってみた一冊である。

    物語の舞台は15世紀前半。日本でいえば室町時代、いまだ戦国の世が到来する以前の頃であり、中国では明が繁栄を極めていた時代だ。当時の皇帝洪熙帝は、皇太子である朱瞻基を留都南京へと派遣する。朱瞻基は実在した歴史上の人物であり、のちに皇帝として即位する存在であるが、恥ずかしながらその背景知識をほとんど持たないまま読み始めたため、序盤は状況を掴むのにやや手間取った。

    さらに、物語の随所に登場する官職名や職業名、あるいは地名などがすべて漢字表

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    2026年03月15日
  • 風起隴西 三国密偵伝

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    3世紀初めにこんなに成熟した社会があったとは! さすが古代中国。面白く読めたけど、潜入捜査ものは苦手なので星よっつです。

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    2025年11月24日
  • 風起隴西 三国密偵伝

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    ネタバレ

    三国志の裏側を描くスパイ小説がル・カレ風らしい。しかも作者は「両金十五日」の方!
    というのでワクワクして手に取りました。
    スパイがスーパーマン的な働きをしてエンタメに寄るので、作者のあとがきにもありしたが、スパイとしてはフォーサイスの方に近い(フォーサイスも大好きです)しかし悲哀はル・カレ風か。
    劉備玄徳亡き後の諸葛亮の治める時代で、三国志が好きな人にはたまらないですが、魏と蜀がピンとこない人にはわかりにくいかも。

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    2025年11月16日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

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    15世紀の中国、明の時代。

    洪熙帝が都である北京の紫禁城で突如として病に倒れる。その容体の重さからすぐに後継者争いが始まる。第一位の太子である朱瞻基は南京にいて、すぐに帰還させるために皇后である母が手紙を送るが、朱瞻基の乗った船は何者かによって仕掛けられた爆弾によって大爆発をおこす、、、。

    南京で酒色に溺れているが、腕は立つ捕吏の呉定縁、生真面目で口数も多く、人一倍の正義感に溢れた役人の于謙、謎めいた女医蘇荊渓という仲間を得て、十五日のうちに北京まで帰ろうとする朱瞻基。そして、それを阻もうとする者たちとの戦い。

    在位一年での仁宗洪熙帝の急死という史実、実際の人物と架空の人物を交えてまるで

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    2025年07月06日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

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    白蓮教徒の手に落ちた呉定縁を救うべく、済南へと辿り着いた皇太子一行。しかし、各人がその地で驚くべき事実を知る。はたして北京で進行する陰謀を阻止することは出来るのか。巨大な陰謀の背後で糸を引くのは誰か。ぎりぎりの戦いが続く。そして4人が最後に見たものとは…。

    中国•明王朝の歴史的事実を下敷きに描かれた本書。皇太子•朱瞻貴(後の第五代皇帝•宣徳帝)や南京行人司•于謙(後に『土木の変』で王朝継続に貢献)らは実在の人物です。それ以外にも『靖難の役』に関連した人物など、多数登場します。色々と調べながら読んだので時間はかかりましたが非常に面白かったです。明王朝の歴史なんて、高校時代の世界史以来に“復習”

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    2025年06月11日
  • 西遊記事変

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    西遊記の旅の裏ではいろいろなことが起きていた!
    悟空たちの活躍は偶然ではなかったというお話。
    作者の前の作品が壮大な歴史アドベンチャーだったから、同じことを期待して読むと期待外れになるかも。
    でも、私は孫悟空フリークなので、大いに堪能しました。
    西遊記のエピソードをある程度知っていると面白さ倍増です。中国の人にとっては常識なのかも。

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    2025年05月11日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

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    最後がちょっとだけスッキリしない気もするが、途中の様々な危機と、それをどうやって乗り越えて行くか、ハラハラしながらも楽しめた。全ての人に過去と思いがあり、どこまで掘り下げるのか興味深かった。

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    2025年03月05日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

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    ネタバレ

    『Ⅰ凶兆』に続く下巻。やはり地理などがわからず、Ⅰに続いて詳細は飛ばして約12時間で一気読み。冒険譚に最後はミステリー要素を入れて締めくくられました。期待通りの面白さでした。

    Ⅰで気になっていたことが明らかになります。そして敵が… 
    こんな展開ありなん?→なんでもありです!
    朱瞻基のピンチの脱出の仕方に涙しそうになり、呉定縁の大胆な作戦にスカッとし、病仏敵を『行け、やってまえ!』と心から応援し、昨葉何が自分のあるべき場所を見つけたことに感動しました。
    そして時間がなく逼迫した場面で登場する新キャラ・阮安に苦笑。
    唐賽児、漢王、周徳文、海寿なども、敵も味方もサブキャラも全部面白い。登場人物全員

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    2025年02月06日
  • 西遊記事変

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    西遊記の裏側では何が起こっていたのか? 道教と仏教の神様たちが様々な計略をめぐらせ… #西遊記事変

    ■あらすじ
    道教の仙人の李長庚は、天庭でのんびりと生活を送っていた。ある日仏教の観音菩薩から、天竺に経典を求めるために向かった三蔵法師に対して、八十一の劫難をたてることを押し付けられる。

    李長庚は宗教間のいざこざや仲間内での争いなど、様々な調整事が後を絶たず仙界、地上界を右往左往。さらに孫悟空の身分を奪われたと主張する猿も現れてしまい…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    中国の古典文学『西遊記』、日本だとテレビドラマが有名ですよね。子どもの頃に再放送でよく見てたなぁ。アクションばりばりの孫悟空

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    2025年01月26日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

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    ポケミスは、たまに化け物みたいな作品があるよなぁ。こちらもモンスター級に面白かった。
    梁興甫の物語も大変に悲しい。

    解説にあるように、冒険小説としてのクライマックスの後に、ミステリのクライマックスが控えている。
    なぜ謎解きが、朱セン基が皇帝になった後でなければならなかったのか。

    一分の隙もない、スゴイ作品。

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    2024年10月05日
  • 両京十五日Ⅱ 天命

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    第二巻も509ページで二段組みの厚さであるが、やはり面白くて先を読みたくてページをくる手が止まらない。皇太子の朱瞻基(しゅせんき)達が乗る進鮮船は一路北京を目指して運河を進む。淮安から兗州に入って船の進む具合が遅くなった。土地の形が弓反りになっていて川の水を多くの水門を使ってうまく流すようにしているため度々の水門で止められてしまうという。皇太子が運河の仕組みに興味を持ってくれたことは于謙にとって嬉しいことだった。さて期限までに北京に到着できるであろうか…。思いもしない出来事が起き、なんと太子と呉定縁との縁は切れずに悪縁となるのか?

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    2024年09月29日