馬伯庸のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
馬(マー)さんがやってくれました!
またしてもやってくれました!
これ、わいの大好きなやーつ!
龍と少年が織りなすジュヴナイルSFファンタジー的友情物語!!の中華版w
こんなんもう面白いに決まってるじゃあないですか!
そうでしょう?
少年と龍が友情を結んだら、古今東西問わずに面白いに決まってるでしょうよ!
大冒険です
でもってなんか教訓も入ってるし、なんか結局みんないい人だし
でもって狂おしいほどのハッピーエンドだし
がんがんネタバレしてますね
いやでもそらそうやろ!
ジュヴナイルはハッピーエンドしかありえへんわ!
イヤミスの児童文学とか聞いたことないわ!
幼少期の人格形成に悪影 -
Posted by ブクログ
【長安のライチ】 馬 伯庸 著
「6月1日の楊貴妃の誕生日に、嶺南(広東省)の新鮮なライチを、長安(西安)まで運び献上せよ」という「命」を受けた下級役人(できなければ「死」)。これをどう遂行するかを書いた中国版“ミッション・インポッシブル”。すでに映画化されているようですが、まさに映画に打ってつけの内容です。
「楊貴妃の何気ない一言から始まり、そして楊貴妃の一つの笑みで終わった」のですが、この二つの間に、どれほど多くの人の辛苦があるかを描いています。著者はパンデミックのときに、「決算! 忠臣蔵」「殿、利息でござる!」などの日本映画で下級役人から見た歴史を知り、その後、皇帝がライチを楊貴 -
Posted by ブクログ
『西遊記事変』の“お仕事小説味”+『両京十五日』の“決死行味”をミックスした味わい(なんだそれ)。面白いし読みやすい。
唐の玄宗皇帝の天宝14年(755)2月。長安の下級官吏・李善徳は途轍もない仕事を押し付けられる。楊貴妃の誕生日6月1日に嶺南産の茘枝を長安に届けろというのだ。その距離2500km!生の茘枝は3日で腐るという。絶対に不可能な使命に李善徳が取った行動とは…。
著者は「後書き」に、インスピレーションを得た日本の映画を幾つか挙げています。確かに“社畜”とか“官僚主義の不合理さ”など、現代と相通じるものを感じます。
ましてや現代の“かの国”では、ここで描かれた以上に“官僚機構の理不 -
Posted by ブクログ
ライチ!
漢字で書くと茘枝!
R-1グランプリ2025優勝!それはライパチ(最近こんなん多いぞひまわりめろん)
そして楊貴妃!
世界三大美女のひとりです
そしてライチ大好き!
そんな楊貴妃の誕生日に玄宗皇帝が新鮮なライチをプレゼントしようと思い立ったのが物語の始まりでございます
だがしかーし
ライチは南国の果物
楊貴妃が住む長安からはそりゃもう遠いのよ
しかもライチは三日で腐るという代物
最適解は冷凍して空輸
よし解決
なわけあるかーい!
冷凍も飛行機も影も形もない時代の話だわ!( ゚д゚ )クワッ!!
そして冷凍庫も空輸もない時代にこのとんでもない命令を受けた小役人の奮闘の物語なの -
Posted by ブクログ
長かったが、面白かった。
スパイ、と一言で言っても、敵地に潜入する者もいれば、自国に潜入したスパイを探し出す者もいるなど、色々なパターンがあり、それぞれの大変さがある。
しばらくはミステリーというよりスパイもの、ではあるが全体を通じて燭龍は誰か、という謎はあり、最後の謎解きはまさにミステリー。
三国志の時代だが劉備は亡くなっており、劉璋の時代。孔明は生きており、存在感がある。ただ有名人はそんなに多く出てこないので、三国志知らなくても楽しめると思う。
中国の人の名前や固有名詞が最初中々入らなかったが、2段組で500ページもあれば慣れる。登場人物名の入った栞があるのも助かる。
映画とかになり -
Posted by ブクログ
あの歴史上知らぬ人がいない楊貴妃さんが、ライチ好きだったのはわりと知られた話なのだが、そういえばライチは腐りやすく、蜜漬けならともかくどうやって生を食べたのだろう??という謎に迫った作品。
私が清のドラマを見た時は別の方法だったし、そっちで正解なのでは?と今でも思っているが、ドラマティックさでいえば本書ほどドラマティックな運び方はない。
それにしても、日本人でも生ライチが食べられる現代は贅沢だなぁと思う。
李善徳は家のローンを組んだばかりだった。職場に戻ると、ライチの蜜煮を皇帝が食べたがっているので無事に取り寄せるようにとの詔勅が下る。だが詔勅には細工がしてあって、蜜煮ではなく、生ライチを取 -
Posted by ブクログ
出会いはNHKで放送された中国ドラマ『三国志外伝 愛と悲しみのスパイ』だった。このドラマがとても良くて、原作を読みたいと思ったのだ。
1ページが2段構成の521ページ。あとがきを読んだら、「二十数万字」(漢字で?)とあったから、ボリューム満点。
それにも驚いたが、もっと驚いたのは、ぜんぜんドラマと違う話だったってこと。ふつうドラマの原作と言ったら、まあ、多少の違いはあれど同じストーリーだよね。それが、同じなところは登場人物の名前(コードネームが違ったりはする)と中国三国時代の蜀と魏のスパイの話ってところかなあ。
ドラマと原作がこんなに違ってしまって作者はどう思っているのだろう?と心配になってし -
Posted by ブクログ
三国志✕スパイ小説✕馬伯庸
はいもう面白いー
はいもう★5ー
という期待に違わぬ面白さでした
まーさんやるなー
そもそも『三国志』が大好きなんでね
ずるいわ〜『三国志』にスパイ小説ねじ込むてずるいわ〜
史実と史実の間にちょうどよくフィクションという名の妄想をねじ込む度合いがかなーり絶妙
ずるいわ〜
でもって諸葛孔明先生ですよ
舞台は劉備亡き後の諸葛孔明の北伐のあたりなんだけど、魏延と楊儀がめちゃくそ仲悪いとことか、李厳が平民に落とされた事件とかマニア必涎のエピソードに絡めて蜀漢と魏の諜報戦が展開
でもって諸葛先生が超かっこよくてずるい
わい大好きな姜維もしゅっとしててずるい
一番好 -
Posted by ブクログ
★5 三国志の魏と蜀の境界線、漢中郡の隴西における間諜たちの戦いの記録 #風起隴西 #三国密偵伝
■あらすじ
中国は三国時代が舞台。蜀の間諜である陳恭は、情報を盗むために魏に潜入していた。彼は魏の反諜機関の追手を掻い潜り、さらに魏にも間諜がいることを知る。
魏は先の戦で蜀の兵器連弩に軍隊を壊滅させられており、連弩の設計図の略奪が懸念されていたのだ。陳恭から情報を得た荀詡は、機密を守るために奔走する…
■きっと読みたくなるレビュー
★5 三国志のスパイ小説、もうこの設定だけで優勝ですよね~
私と三国志の出会いは横山光輝のマンガ、大学生の頃でした。それまで時代ものなんて全く興味なかったので -
Posted by ブクログ
ほへ?このミステリーがすごい!2024年1位の馬伯庸さんだよ?ぜんぜん登録数伸びひんなーと思ってたんよね
うん、これは読む人を選ぶわ
中国神話、道教、仏教、西遊記の基礎知識がある程度ないと楽しめない
その代わりある程度あるとめちゃくちゃに面白い
なのでこの作品の面白さを伝えようとしたら少なくとも道教あたりことも書かないとダメだと思うのね
うん、でもそんなんめんどくさくてやってられるかー(╯°□°)╯︵ ┻━┻
西遊記の世界を描いているのに、めちゃくちゃ現代をはめ込んでるところが風刺が効いてるのね
完全にお仕事小説
ちゃんとした『西遊記』も読みたくなってきたなー -
Posted by ブクログ
私好み。非常に面白い!…故に人にはお薦めするのが難しい(笑)
物語は西遊記のスピンオフ…というより『裏事情』を描いたもの。仙人の李長庚(太白金星)は仏門の観音大士に助力する仕事を受ける。それは天竺に向かう三蔵法師に課す八十一の難行を企画立案する仕事だった…。
この作品、現代的な視点で読み解いても面白い。太白金星と観音大士は、それぞれ『仙界』と『仏門』からなる合弁会社で一大プロジェクトを任されたプロジェクトリーダーのような存在。二人とも事の成否が取締役昇進に関わっている…という感じ(だから観音も『菩薩』じゃない)。太白金星は長年の勤務の末にやっとここまで来たのに、観音大士は若くてやり手の女性 -
Posted by ブクログ
去年、映画化作品が日本でも公開された馬伯庸の新刊。「長安のライチ」は歴史社畜小説でしたが、こちらはSFファンタジー社畜小説。
少年が主人公の為、気持ちも物言いもストレートで、そのまっすぐな姿が気持ちいい。ジュブナイル作品の為か、少年を襲う困難があっさり解決されやすい嫌いはあるが、どんな事があろうと貫く甜筒(キャンディ)との友情には涙。
今回は龍=社畜というか奴隷?なんですが、この社畜描写のリアリティが図抜けていいです。やはり、中国の過酷な競争社会を体感してきた人間は違う。物語の最大の敵が社畜の怨嗟ですからね。その積もりに積もった恨みを、少年のまっすぐな友情が解放していく様が爽やかでした。ラスト