ゆうきまさみのレビュー一覧

  • 鉄腕バーディー 3
     損傷したつとむの肉体が手際よく修復されてしまえば、二心同体でいる必要はなく、『鉄腕バーディ』ももう終わりとなってしまいますでな、何かとこれは長引かされます。

     敵であるところのクリステラ・レビは新興宗教の教母さまを装っておるだけで、何をしようとしているのかさっぱりわからず、レビに仕えているらしき...続きを読む
  • 鉄腕バーディー 16
     本書真ん中あたりで「第2部 完」。いつから第2部だったんだっけ?
     で、クライマックスは獣人化してパワーアップするとともにバーディーの弱点を突いてくる氷川との死闘、追い詰められたバーディーは理性を失って戦闘マシン化する。
     他方、獣人グループを沈着に始末していくのはゴメスと千明。そして友人たちの前...続きを読む
  • 鉄腕バーディー 10
     地球に近づいてくる連邦の宇宙船。地球人にその存在がしれてもかまわないようです。神祇官なる者が乗っています。

     ゴメスの会社を突き止めて談判に行くバーディー、そのころ千明を匿うゴメス宅に、スピリッツの製造元・氷川の手の者の跳ねっ返り、リーが襲撃を企てます。ゴメス宅は「人形」が守っていますが、獣人た...続きを読む
  • 鉄腕バーディー 7
     さしたる目的もなく日々漫然と過ごしているだけだったつとむにとって宇宙人バーディーと一体となることは迷惑以外の何でもなかったわけですが、人並み程度には正義感も義侠心もある平凡人のつとむはバーディーに課せられた使命に一定の共感を寄せて、協力していこうという姿勢が強くなっていきます。
     友だちの千明がス...続きを読む
  • 鉄腕バーディー 18
     作者はバーディーを思う存分暴れさせたかったのだろう。というのがこの温泉挿話。そのために「狂戦士殺し」バーディーの敵として古代の狂戦士(バーサーカー)を持ってくれば力不足ということはない。しかも地下に秘密の洞窟(古代の宇宙船が隠されている)を擁する古い温泉旅館という階層構造の舞台まで用意して。
     他...続きを読む
  • 鉄腕バーディー 17
     1000年まえに地球にやってきたアルタ人。「鬼」を退治して、村に定着するが、その子孫が温泉宿の有田家らしい。旧館にある鬼のミイラ。お馬鹿なテレビクルーたちが鬼を蘇らせてしまう。
     さあ、「鬼」、つまり古代のバーサーカーとバーディーのバトルが始まる。
     有田家は何か鬼退治の伝統と秘密を抱えているらし...続きを読む
  • 鉄腕バーディー 14
     回想編は終わってまた現代地球の話に戻る。
     氷川は死んだはずなのに獣人たちが次々と現れる。そしてリーたち理性を失わない獣人グループは氷川の手を離れて独自に行動。獣人の登場に対処する謎の包帯男(表紙)。公務員なのでこの事態に対処できないバーディー。バーディー上司に噛みつくつとむ。つとむがつとむじゃな...続きを読む
  • 鉄腕バーディー 19
     新展開。
     奥の院が動き出し、ついに地球近傍まで来ていた神祇官ネーチュラー・ゲーゼがバーディーの前に姿を現す。クリステラ・レビが一級異端と認定され、特殺官が派遣されるだろうという。バーディーの上司メギウスは昇進し、新たな上司はいけずでとりつく島がない。それから子ども時代のバーディーに意地悪していて...続きを読む
  • 白暮のクロニクル 2
     不死者の物語は幾多あるが、不死の理由は、もう死んでいるから死なない、死なないほど頑丈、回復力が異様に強い、だいたいこんなパターンだろう。神的な存在はそもそも生物のように生きてはいないから、ゾンビと同じ範疇。
     このマンガのオキナガは、回復力が異様に強いという不死性で、心臓が破壊されない限りは治癒し...続きを読む
  • 白暮のクロニクル 6
     『白暮のクロニクル』は全体をつなぐ連続殺人鬼“羊殺し”の謎を縦糸に据えながら、各巻において殺人事件とその謎解きが完結するという構造をとっている。
     本巻では若い女性が殺害される。しかも内臓を抜かれている。
     “羊殺し”と同じ。

     “羊殺し”はもう70年にもわたって12年に一度、未年に若い女性を殺...続きを読む
  • 白暮のクロニクル 5
     吸血鬼ともいえる長命者、オキナガが現代社会に存在し、厚生労働省が管轄する、という設定の細部を詰めていくと結構いろんなことを考えなければならなくなってくる。そういう思考実験もSFの醍醐味なのだが、本巻ではオキナガの収容施設が舞台だ。長く生きすぎて時代との接点を失ってしまったオキナガに読み書きを教えた...続きを読む
  • 白暮のクロニクル 3
     この『白クロ』、羊殺しの謎という大きな話を背後においておきながら、各巻は読み切り的な展開にしていくつもりらしい。
     基本、長寿者であるオキナガを管理する厚生労働省のお役人の伏木あかりが主人公だからお役所っぽい話で始まる。今回はオキナガが行方をくらまし寒村に集まっているらしいという情報の調査。
     オ...続きを読む
  • 白暮のクロニクル 4
     第4巻はフーゾク嬢を狙った連続殺人事件。しかも被害者はたんまりと血を吸われている。すわ犯人はオキナガか。オキナガのやっている吸血鬼愛好会サイトが浮上するが、遊びでやっている彼らの犯行とは思えない。が、何か隠している風で怪しい。うんぬん。
     今回は「吸血鬼安楽椅子探偵」雪村が活躍する巻。真犯人を推理...続きを読む
  • イカロスの誕生日
    小川一水初期作の再刊。これは良作です。小川作品(特に現代もの)の女性像が少し苦手(不自然?)なのですが、本作はOKの範囲かなと。あと、テーマ性(進化?)があるのがよかったです。ゆうきまさみの表紙もあってますね。
  • イカロスの誕生日
    小川一水初期作の再刊。これは良作です。小川作品(特に現代もの)の女性像が少し苦手(不自然?)なのですが、本作はOKの範囲かなと。あと、テーマ性(進化?)があるのがよかったです。ゆうきまさみの表紙もあってますね。
  • 白暮のクロニクル 6
    骨太長編ミステリ感出てきた。面白い。大筋だけ見ればまあ既存の型みたいなものにハマっている気もするけど、細かい部分とかがすごくいい。ドキドキワクワクして読めるし毎回巻末で「えーっ!」ってなる。卓越した構成力。続きはやく読みたーい!
  • アトム ザ・ビギニング(1)
    おー!
    血はないけど涙のあるロボットに血沸き肉踊りますね。
    これからが楽しみ。
    生きた機械の闘いのせいか、何処と無くレビウスを思い出しました。
  • アトム ザ・ビギニング(1)
    練馬大学ロボット工学科修士第7研究室の研究生であるお茶の水博志と天馬午太郎が作ったA106(エーテンシックス)は、ちょっとRobi似のロボット。ベヴストザイン・システムという自立型人工知能を搭載し、自我、すなわち「こころ」を持った心やさしき科学の子です。自ら判断し、人命を守るべく行動する姿は、まさに...続きを読む
  • 白暮のクロニクル 5
    デビューした時から同じ作者の漫画を変わらず楽しく読めているわけで、すごいことなんだよねえ。なんか安定して面白い。
  • 白暮のクロニクル 5
    不死者サスペンス。今回はオキナガ養護施設のお話。面白かった。エピソードが各巻完結なの読みやすくていいなー。