こまるのレビュー一覧
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生贄までは行かないけど
伯爵令嬢のナディアは政略結婚だった正妻の子で、正妻が亡くなって後妻と義妹が来てからは使用人扱いを受けていた。
そんな辛い生活の中での救いは、亡き母の温室で友達になった不思議な光のパールちゃんだった。
ある時“凶犬王子”の異名がある第二王子クロヴィスの側仕えに義妹が任命され、嫌がる義妹の身代わりとしてナディアがクロヴィスの緑の館に送られる事になった。
側仕えとして懸命に仕事をこなす内に、パールちゃんに似た不思議なたくさんの光が居る事に気付く。
彼らは妖精で、クロヴィスは妖精を守る“愛し子”という存在で、妖精を守る代わりにその力を借りて愚者を粛正する内に“凶犬王子”の名が付いたとの事。
ひたむきで -
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光の玉
ナディアはクロヴィスの命じた掃除を全てやり終えました。それを知ったクロヴィスは彼女を正式に側付きとして認めました。翌日彼女がクロヴィスの部屋を訪れるとそこにはパールちゃんと同じような光の玉が浮いていました。彼女には光の玉の声が聞こえることを知ったクロヴィスは「見つけた」と言いました。彼女にとって新たな出会いがありそうです。クロヴィスの火傷は偽装でしたが、どうしてそんなことをしていたのでしょうか?
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クロヴィス
ナディアがクロヴィスの屋敷に到着すると専属騎士のニベルが出迎えてくれました。ニベルの案内でクロヴィスの部屋に通されました。クロヴィスの顔には酷い火傷の跡がありました。クロヴィスは彼女に館内全部の掃除をするよう冷たく言い放ちました。クロヴィスは彼女がすぐに逃げ出すと思っていたようですが、彼女は活き活きと掃除をこなしていました。さらに洗濯まで始めた彼女にクロヴィスは調子が狂いっ放しのようです。
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ナディア
マスカール伯爵家の長女ナディアは母親を亡くしたあとにやってきた父の不貞の相手である継母とその娘ジゼルに虐げられていました。彼女には母親が残してくれた研究棟と温室と彼女にしか見えない小さな友達のパールちゃんの力で特別な化粧品を作ることができました。そのおかげでここでは彼女は自由に振る舞えました。そんな彼女が狂犬とあだ名のある第二王子クロヴィスの側付きになるよう父親から言われました。ジゼルをクロヴィスのところに差し出したくなかったのが理由です。でもナディアは今の境遇から抜け出せるかもしれないと前向きに考えているようです。