藤城陽のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ファンタジア文庫以外で榊さんの作品を買うのは初めてだなあ。
エンドに平積みされていたのを発見して、表紙イラストに見覚えがあって。
確認したらイラストは藤城さんで。
「あ、ストジャのタッグだ」と思い、買ってみました。
そんなわけで――
たいへん楽しませてもらいました(-人-)
こう……映画を見ているような、そんなわくわく感のあるお話でした。
世紀末。
ノストラダムスの予言。
魔法使い。
最初から最後までにやにやしっぱなしでした。
魔法使い“A”の目的や、実はまだなにか企んでいるらしい影やら、解き明かされてない謎もありますし。
というか、魔法使い“A”の正体も不明のままです -
Posted by ブクログ
ネタバレもう、なんというかですね、電撃文庫、ふところ深すぎw
これが出版できるラノベ文庫が、いったい他にあるのかとw
(2012/2/19訂正:ガガガなら出せそうw)
というか秋山先生はいつまで電撃で書くつもり?
新潮文庫あたりで骨太の時代小説とか、書きませんかね?
ラノベのレーベルで書いてもお互い不幸なだけなんじゃ?
というわけで全2巻の予定がめでたく終わらず、全3巻www
さて3巻は何年後に出版されるのでしょうか?www
ミナミノミナミノの2巻も期待しています!www
ところでこの2巻、1巻から4年近くたっていますが、
わたくし半村良「妖星伝7巻(完結編)」を【15年】待った経験が
ありま -
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Posted by ブクログ
現実の世界には存在しない「魔法」という力。それが産業の一つとして活用されている世界を舞台とした小説がこの作品です。
作品中では魔法はとにかく便利で有用な力であるものとして書かれています。しかしその反面、一定以上魔法を使用すると人間の魔族化という副作用も。
自分達のいる世界には魔法という力は存在しませんが、この作品の設定は現実にあるあらゆるものに当てはまります。例えば炎、例えば電気、例えば核。あらゆる力には正と負の面があり、どの面が顕在化するかはそれを用いる者、つまり人間の手にかかっている。そんなことを再認識させられる作品です。
もちろん、普通の小説として読んでも面白いですよ。 -
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ネタバレ 購入済み
中華剣法を習う姫様
ワガママ皇女のお忍び奮戦記。1巻ではまだ本格的なバトルはお預け(序章の老剣士回想は除く)
やたら態度のでかい月華のキャラクターが良い。その割にまだ弱いので、無双シーンもなく痛い目を見ることも多し。
架空世界のお話なので、中国史の勉強にはならないが、伝統文化の描写は参考になる。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレミールと呼ばれる巨人の上に住む人々の物語。
外市街に住む主人公のオーリャは初めての調査行から帰ってくると、とある才能から新たな調査行の担当に選ばれた。その調査行での出会いをきっかけにミールでの生活が大きく変化していく…というお話。
この薄さで世界観や設定が、非常にしっかりしていて良い意味で驚いた。
ページ数が少ないが故の終盤の怒涛の畳み掛けがあるものの、前半のモノクロな世界が色鮮やかに変化していく最後の展開は情景が目に浮かぶようでよかった。
ワンダと巨像というゲームをやったことがある方は、情景描写がしやすいのではないだろうか。
設定こそ異なるが、広大な世界というより、矮小な自分たちの世界 -
Posted by ブクログ
10年経って最終巻となる予定の3巻が出ず、これはもう一生書く気ない、あわよくば死後に誰かが勝手に引き継いで完結させてくれればいいと考えていると取りましたので、一旦2巻までで感想を書きます。
本書は古橋秀之氏の 龍盤七朝・ケルベロス シリーズと世界観を同一とした作品で、龍盤七朝の世界の中で秋山瑞人、古橋秀之両氏で話を作り上げる企画になっています。
龍盤七朝・ケルベロスは未読です。そのうち読む予定ですが、古橋秀之氏も筆が遅いことで有名で、龍盤七朝・ケルベロスも7年ほど前に"壱"が出て以来"弐"が出る気配もないです。
本書も次巻が出ることを期待する方は購入を