藤城陽のレビュー一覧

  • 龍盤七朝 DRAGONBUSTER 02

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    前作から4年ぶりの続巻。 架空の中華風武芸もの。 ボーイ・ミーツ・ガールものだが破局を迎えたところでこの巻終わり。 一巻目では全二巻になると書いていたが、この巻のあとがきではもう一巻必要だと作者は述べている。やっぱり。 やっぱこの人の文章はゾクゾクするわ。 描写が強い印象を持ってる。相変わらずの描写力と切なさ。 この文章を早い執筆速度を維持できれば最強と思うがこの密度では無理。

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    2012年08月10日
  • 龍盤七朝 DRAGONBUSTER 01

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    内容(「BOOK」データベースより)
    虐げられる民“言愚”の青い目を持つ涼孤は似顔絵描きと講武所の下働きで糊口をしのぐ。かつて胡同の闇の中で、素性の知れぬ老婆より剣を習い、双剣を授かる。卯王朝、第十八皇女の月華は屋敷を抜け出しては市井を探検する。感情が高ぶると地団駄を踏みながらぐるぐる回る癖がある。涼孤はどぶ川の畔で双剣を持ち“龍を呑む”。月華はそれを目撃し―「妾も剣をやるっ!」鬼才・秋山瑞人が贈る、剣をめぐる物語。古橋秀之とのコンビによるシェアワールド企画“龍盤七朝”第一弾登場。

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    龍盤七朝シリーズの第1作

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    2012年10月14日
  • 龍盤七朝 DRAGONBUSTER 01

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    秋山瑞人「DORAGONBUSTER」1巻を読み返した。架空の世界を舞台に、架空の伝承や文化、食べ物などなど、なぜそこまで?と思うくらいに細部にこだわる。このディテールこそが、作品の世界観をリアルに見せるのだ。デビュー作の「EZコンバット」も、いかにもライトノベル的な女子だけの部隊という設定を、細部の描写によってリアルに見せていた。

    「DORAGON BUSTER」もさほど複雑な話ではないのに、ディテールから引き立ってくる世界観と、「秋山節」とも言われる独特な地の文の勢いとで、グイグイ引き込まれる。そんな中、ただ強い者と戦いたい阿鈴と、剣を立身出世の手段とする藍芭の噛み合わない会話が、妙な味

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    2012年01月11日
  • 龍盤七朝 DRAGONBUSTER 02

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    何というか、ここ数年すっかり忘れていたこのシリーズ。2巻が出ると知ったときは、結構嬉しかった。
    正直前の話はあんまり覚えていないけど、面白かったことは覚えている。
    月華の地団駄が相変わらずで、かわいい。そしてあんな風になるとは。その気配はあったけど、ずいぶんと短時間だなぁと思いもしなくもない。昔の中国王朝を思わせる舞台も、生々しいところもあって好きだし。
    全2巻が3巻目がでるので喜ばしいことだ。個人的にはもっと続いて欲しい。アニメ化も期待。難しいか。

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    2012年01月09日
  • ストレイト・ジャケット11 ニンゲンのアシタ THE DEATH BELL 2nd.HALF

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    ネタバレ

    シリーズ完結。いろいろとネタにさせてもらいました。
    「花~」とか。

    最後は相変わらずの榊節炸裂、といった感じで、
    ラストにふさわしいといえばふさわしい。

    前の巻でようやくひとつの区切りをつけたキャラクター
    たちの作品としての落とし前をつけた、といった所だおうか。
    キレイにしまっていて、久しぶりにいい感じで終わったと
    思う。

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    2011年07月30日
  • ストレイト・ジャケット11 ニンゲンのアシタ THE DEATH BELL 2nd.HALF

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    また一つ長い物語が完結しましたな。
    最後多少ご都合主義なところもあったが
    ハッピーエンド万歳。コレで良いのだ。

    ネクストジェネレーションもちょっと読みたかったな。

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    2010年09月21日
  • 龍盤七朝 DRAGONBUSTER 01

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    「猫の地球儀」が大好きで、秋山さんが久しぶりに新刊出してる!と思って買っちゃいました。
    暖かくておかしくて涙が止まらない―――猫の地球儀の2巻の紹介によく書いてある文ですが、またそんな感じになりそうだなあと思う。
    涼孤頑張れ!
    ただ個人的に思うのは、「世界」を書きたい小説は、キャラクターのことが全部知りたい!っていう人に不向きだから
    2冊目でラストってそんな、絶対私の中で未消化で一生残りそう。猫の地球儀みたいに・・!
    なんにせよ、2冊目に期待です。あまり間があかないといいな

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    2009年10月04日
  • ストレイト・ジャケット7 イケニエのヒツジ~THE SACRIFICE 1st.HALF~

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    「ストジャ」シリーズもいつのまにか7巻です。副題が「THE SACRIFICE 1st.HALF」となっているように、8巻との上下巻です。榊作品は、「ステプリ」以降「キミボク」とこの作品のみシリーズで読んでいます。他の作品は、体が受け付けないので・・・。
     巻の冒頭では、「龍」「男爵」という物語のキー・パーソンの戦闘シーンから始まります。この始まりから、最終巻に向けての伏流水かと感じます。
     この巻の主題は、対魔族戦ではなく、人の心の弱さではないかと思います。
     他に感じたのは、全410ページにも及ぶのに「藤城陽」氏のイラストが少なすぎる!ということでしょうか?こんなに巧いのだから、もっとみた

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    2009年10月04日
  • ストレイト・ジャケット8 イケニエのロンリ~THE SACRIFICE 2nd.HALF~

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    「実は君に恋してしまったのさ」
    紅茶吹いたw
    そろそろ裏事情も出てきてクライマックスに向けた準備も整ってきた模様。
    アニメ化企画動いているらしいけど、完結までにまにあうのか?w

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    2009年10月04日
  • 海底二万マイル

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    この作品はちゃんと読んだことがない。
    大人になってから上下感の文庫を読んだことがあるが序盤で挫折したから謎のストーリーはままだった。
    それでこの子供向けの本を手にしたわけだが、かなり端折ってるのか分からないがイマイチ盛り上がりに欠ける。海底での冒険とかはもっとネモ船長の秘密とか詳しく読みたい。
    でも子供向けで長さの制限あるなかでまとめるとこうなるのかも。

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    2025年07月13日
  • 海底二万マイル

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    ▼子供用に抄訳したものです。娘(9)と一緒に読みました。実は未読だったので、抄訳でも「ああ、こういうお話なんだ」感は味わえました。

    ▼読んでみると名作コミック「沈黙の艦隊」ってつまり「海底2万マイル」を大マジで現代にやってみたらこうなった、みたいなことなんですね。

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    2024年10月06日
  • 終末のアダム

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    これ、欧米圏で出版できるだろうか?
    どっかできいたタイトルだなー、とおもいつつ作者買い。
    悪くはないけど、こう、へんな心配してしまう。

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    2018年10月28日
  • ストレイト・ジャケットフラグメント3 テンリンのサガ THE GENIUS

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    ストレイト・ジャケットのフラグメント第三弾。ちょっとした過去の話、そして今回はジャックがメインにでてきています。いや〜天才というのは本当にある種怖いですね、という感想がでてきてしまう。

    しかし二輪に乗っているカペルというのはちょっと想像できないな。

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    2018年10月09日
  • 冬の巨人

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    雪原を歩く巨人の中に住んでいる人々。
    老いた巨人は、一体どこへ、何をするため歩くのか。

    童話が少々難しくなった、という感じでした。
    下っ端、権力者、その子供、反対勢力。
    想像できるような話の流れでしたが
    色々謎が残ってしまったような。
    とりあえず、読んでいて時間の単位が
    歩数と時間の二種類あるのは分かりました。

    彼女は一体何だったのか。
    彼はどうして彼女を奪ったのか。
    知りたいけれど、知らなくても話としては
    何の問題もありません。

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    2016年09月22日
  • 冬の巨人

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    クラシックのように美しく素朴なファンタジーだなあ。
    ずっと静かに流れている破滅の予感と、瞬く間にすべてを眩く照らし出す太陽の光。

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    2015年10月18日
  • 冬の巨人

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    ネタバレ

    世界観と初盤から中盤にかけての物語は良いが、いかんせん終盤が唐突。覚悟もなしもなしに、主人公がやっと英知に小指の先が触れるか触れないかというところでミールが止まるので、急展開に感じる。レーナの存在が唐突。いや、唐突なのはいいんだけど、触れ合う時間もほとんどないままにミール停止と次の展開に進んでしまう。結局レーナは何者だったのか。ミールとは何だったのか。謎が何も解明されず世界は破壊され再生された。もっと市井の人々、ミールで生活する人々の生活をしっかり描いてくれたら面白いものになったろうに。これがライトノベルの限界か。

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    2015年06月20日
  • 冬の巨人

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    千年にわたり永遠の雪原をただ歩き続ける異形の巨人ミール。人間の世界のすべては、巨人の背の上に作り上げられた都市だった。どこへ向かうのか、知る者はいない。ミールの研究を続ける“変人教授”ディエーニンの助手オーリャは、ミールの外ーーすなわち人の住めぬ雪原でひとりの少女を拾う。「外」からやってきた彼女との出会いは、終末へと向かう世界に何をもたらすのか。そして巨人の歩みの果てに待つ光景とは……。ファンタジー史に残る傑作、著者全面加筆のうえ復刊!(裏表紙より)

    「かつては太陽が…」とあるから、遠い未来のお話なのかな?こういう世界観の話、すごく好きです。どこに向かっているのかわからないが、千年間歩き続け

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    2015年06月16日
  • その男、魔法使い“A” 1

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    通りすがりの魔法使いAが米に戦争を仕掛ける.
    というわけで通常兵器をどんどん導入する米と
    そんなの全く寄せ付けない魔法使いの激しくも一方的な蹂躙.

    ガルムちゃんが可愛いけどそれだけだな.
    魔法使いvsアメリカ
    かと思えば途中から超能力部隊が登場してきたり
    アメリカ側についた魔法使いが出てきたり
    結局「アメリカvs魔法使い」って構図関係なくなってるし.

    うぅむ.びみょ~.

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    2013年06月11日
  • 龍盤七朝 DRAGONBUSTER 01

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    中華ファンタジーもの。 久しぶりにこの作家の文を読んだがなんだろうこの筆力。喚起力のある文章にクラクラした。盛り上がりとしてはちょっと鈍いかと思ったが、ミナミノミナミノで免疫がある。スロースターターなのがこの作家。それでもうまい。 来年この本の続巻がでることが決まったようだ。めったに本を出さなくなったのに大変珍しい。このまま筆を折るのかと思っていた。量産しろとは言わないが年に数冊でいいので出し続けて欲しい。 しかしこの題名はまったく内容にそぐわない。

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    2012年08月10日
  • その男、魔法使い“A” 2

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    某作のスピンアウト過去作品。

    この話のいわんことしてるわからんでもないが、何故、これで?
    という印象のほうが大きかったりする。

    最後のほうで、え?まさか?と思わせる展開までしておいて
    最後の最後で、というのはまあ、だまされた感というか。
    いい感じで終わってはくれたけど。

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    2012年04月17日