藤城陽のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
10年経って最終巻となる予定の3巻が出ず、これはもう一生書く気ない、あわよくば死後に誰かが勝手に引き継いで完結させてくれればいいと考えていると取りましたので、一旦2巻までで感想を書きます。
本書は古橋秀之氏の 龍盤七朝・ケルベロス シリーズと世界観を同一とした作品で、龍盤七朝の世界の中で秋山瑞人、古橋秀之両氏で話を作り上げる企画になっています。
龍盤七朝・ケルベロスは未読です。そのうち読む予定ですが、古橋秀之氏も筆が遅いことで有名で、龍盤七朝・ケルベロスも7年ほど前に"壱"が出て以来"弐"が出る気配もないです。
本書も次巻が出ることを期待する方は購入をお勧めできません。
内容は、それでもさすが秋山瑞人といった感じで、読みやすく面白いです。
ただ、2巻で止められると誰も報われず、意味深に広げられた風呂敷が片付けられずはためいたままとなってしまうので、早く完結させて欲しいと願うばかりです。 -
Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
虐げられる民“言愚”の青い目を持つ涼孤は似顔絵描きと講武所の下働きで糊口をしのぐ。かつて胡同の闇の中で、素性の知れぬ老婆より剣を習い、双剣を授かる。卯王朝、第十八皇女の月華は屋敷を抜け出しては市井を探検する。感情が高ぶると地団駄を踏みながらぐるぐる回る癖がある。涼孤はどぶ川の畔で双剣を持ち“龍を呑む”。月華はそれを目撃し―「妾も剣をやるっ!」鬼才・秋山瑞人が贈る、剣をめぐる物語。古橋秀之とのコンビによるシェアワールド企画“龍盤七朝”第一弾登場。
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龍盤七朝シリーズの第1作。中華風ファンタジー。ラノベかと思っていたが、新聞書評がかなり好意的だったので興味をもって読んでみることに。
で、これが実に面白い。青い目の涼狐(ジャンゴ)は身をやつしているが、龍の双剣を継いだ若者。そして世間知らずで高慢なお姫さま月華(ベルカ)も、やはり只者ではない剣技の才能を秘めている。
キャラクター造形的には『星界の紋章』のジントとラフィールのような感じでもあるのだが。なかなか設定も魅力的で、構成もしっかりしていて、ぐいぐい読ませる面白さがあった。
長いシリーズにすることも可能だろう。(全3巻完結らしいが) -
Posted by ブクログ
秋山瑞人「DORAGONBUSTER」1巻を読み返した。架空の世界を舞台に、架空の伝承や文化、食べ物などなど、なぜそこまで?と思うくらいに細部にこだわる。このディテールこそが、作品の世界観をリアルに見せるのだ。デビュー作の「EZコンバット」も、いかにもライトノベル的な女子だけの部隊という設定を、細部の描写によってリアルに見せていた。
「DORAGON BUSTER」もさほど複雑な話ではないのに、ディテールから引き立ってくる世界観と、「秋山節」とも言われる独特な地の文の勢いとで、グイグイ引き込まれる。そんな中、ただ強い者と戦いたい阿鈴と、剣を立身出世の手段とする藍芭の噛み合わない会話が、妙な味を出していている。
兎にも角にも、やはりこの作家は独特で面白い。3年半も待たされて遂に出版された第2巻に向けて、嫌でも期待が高まる再読でした。明日2巻買ってくるぞ。 -
Posted by ブクログ
「ストジャ」シリーズもいつのまにか7巻です。副題が「THE SACRIFICE 1st.HALF」となっているように、8巻との上下巻です。榊作品は、「ステプリ」以降「キミボク」とこの作品のみシリーズで読んでいます。他の作品は、体が受け付けないので・・・。
巻の冒頭では、「龍」「男爵」という物語のキー・パーソンの戦闘シーンから始まります。この始まりから、最終巻に向けての伏流水かと感じます。
この巻の主題は、対魔族戦ではなく、人の心の弱さではないかと思います。
他に感じたのは、全410ページにも及ぶのに「藤城陽」氏のイラストが少なすぎる!ということでしょうか?こんなに巧いのだから、もっとみたいのですが。とくにオヤジの絵が。
画集とか出していないのかな?