鈴木輝一郎のレビュー一覧

  • 姉川の四人 信長の逆切れ

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    楽しみながら読んできた鈴木輝一郎氏による「四人シリーズ」の4冊目です。戦国時代の主役とも思える、信長・秀吉・光秀・家康が同じ場所にいた、という想定で書かれた歴史小説の4番目の舞台(私が読んだ4番目です)は、信長が慌てて戦場から逃げ帰ったといわれる、姉川の戦いです。

    戦国時代を数時間の授業で終わった中学、高校時代の記憶しかない私の「浅井長政像」とは、朝倉家や父親を慮って決断ができずに、いずれは信長に滅ぼされてしまうものでしたが、この本によれば、浅井長政は強かったのですね。驚きました!

    今後は有名な戦いにおいて、惜しくも弱者側になってしまった人たちにもフォーカスをあてて書かれた本や小説を読んで

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    2020年01月13日
  • 長篠の四人 信長の難題

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    令和になって見つけた鈴木氏の書かれた面白い歴史小説の「四人シリーズ」の三冊目です。今回は、この合戦で戦闘の形を変えたともいわれるくらい有名な「長篠の戦い」」です。

    この戦いにも、あの四人(信長、家康、秀吉、光秀)が揃っていたということなのですね。光秀まで本当にいたかは置いといて、その他の三人については当事者だったので、その人たちの心境がこの小説に描かれているので、それを楽しませてもらいました。

    どの歴史小説を読んでも感じることですが、信長の下に仕えていて、その中で出世した人たち(特に秀吉、光秀と、それらに仕える重臣たち)の苦労は想像して余りありますね。家康の場合には、重臣たちが離反しないよ

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    2019年08月29日
  • 金ヶ崎の四人 信長、秀吉、光秀、家康

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    先日、桶狭間の四人という歴史小説を読みました。天下統一にかかわった歴史上の有名な人物、信長・秀吉・光秀・家康が、同じ場所で仕事(合戦)をしていたのですね。今回の舞台は、信長が朝倉氏と戦った金ヶ崎です、現在の地名では敦賀になりますね。今年2月に旅行したときに、その場所に行って感激したのを覚えています。

    天下統一をした素晴らしい武将としてのイメージが強い各々ですが、若い時には大変な苦労をしている、というのがこの本を通してもよくわかりました。若い頃の苦労は貴重だ、と言われますが、秀吉を見ていると本当にそう思いました。

    以下は気になったポイントです。

    ・信長は伊勢を攻め切ることが出来ずに、次男信

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    2019年07月27日
  • もしも義経にケータイがあったなら

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    なかなか面白かった。むかーし、義経記を読んだ気がするけど、覚えてない。
    義経と頼朝の熱くも冷えた関係か興味深い。本書の中の例えが現在のものなので、イメージ湧きやすく関心持って読み進められた。
    義経ってば、愛すべきアホな子(いい意味で)なのだね。ケータイあったら「アニキー、おれ最前線で、壇ノ浦攻めっから、梶原に言ってやってよ」とか言えたら良かったね。しかし、それ言い出したら、歴史は全てひっくり返るわなぁね。
    卑弥呼がスマホを持ってたら、とか。
    タイトルで、つかまされるけど、普通に頼朝ののパーソナリティや当時の源平の関係が分かって、面白かった。

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    2019年06月23日
  • 金ヶ崎の四人 信長、秀吉、光秀、家康

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    信長、秀吉、光秀、家康の四人を浅井・朝倉連合との戦いの中で描く。信長がよく描けていると思った。言葉使いが現代的すぎるとかの批判があるようだが、歴史小説であり読者がそれなりに楽しめればあまり拘る必要もないと思う。

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    2017年11月12日
  • 桶狭間の四人 光秀の逆転

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    信長、家康、光秀、秀吉の若い時の関係が、分かりやすく(?)、滑稽に描かれていて面白おかしく、ある意味シビアに読みました。人生は簡単には進まない、みんな悩んで生きている。

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    2017年10月31日
  • 桶狭間の四人 光秀の逆転

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    「~の四人」の新作。次はどこに行くのかと思っていたら。桶狭間でした。
    信長は尾張をまとめ上げたころ。家康は今川の人質、まだ名前も元康。秀吉は、雑人の隠密家業。光秀は初老の浪人。四人が四人とも何者でもない頃。言葉を借りれば、夜明け前の四人です。

    光秀の苦労がクローズアップされる今回。いつもは家康が苦労しょいこむんですけどね。光秀の就活物語というのもうなずけます。

    あとがきの「髪と仕事はあるうちに選ばせて遊ばせてあげればいい、年を取ったら選択肢どころか、なくなるから」というのが、先達の重みと戯れの混ざった至言と思います。いつか使わせてもらおうと思います。

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    2017年09月25日
  • 桶狭間の四人 光秀の逆転

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    4人衆シリーズで桶狭間の今川との戦いの前後を光秀、秀吉、家康、信長の4人の絡みを面白く描くフィクション小説で鈴木さんの真骨頂で有る各人の心模様の描写が愉快!!4人の歳の差関係も知れて特に親子程の年上の光秀の苦労を重ね芽が出ぬ生き様が哀愁を感じる。秀吉は、金ヶ崎でも調子が良いが上手く立回る処世術は後々の時代を乗り越える片鱗を感じる。と言ってもそんな堅苦しい内容では無く、単に面白おかしく4人を描く小説で好きなシリーズだ。

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    2017年09月03日
  • 長篠の四人 信長の難題

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    四人シリーズってシリーズ物なのは終わってから知ったんだけど普通に読んでて面白かった。徳川家康の視点で長篠合戦を描いてて、織田信長、明智光秀、羽柴秀吉との関係がコミカルでところどころ笑える。合戦の描写もなかなか。

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    2016年11月03日
  • 長篠の四人 信長の難題

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    前2作に比べるとイマイチ感がぬぐえないが、信長の突発さ、秀吉、光秀ののほほんさに苦労させられる家康の困り顔がすぐに浮かぶのは筆のよさ。いやぁ、面白い。

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    2016年03月14日
  • 金ヶ崎の四人 信長、秀吉、光秀、家康

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    朝倉義景攻めを行う織田信長連合に家康軍が参加し数的優位の状況で楽勝と思いきや先方として乗り込んでいた浅井長政が何故か裏切り反旗を翻し織田軍を襲う。一足先に信長は秀吉を撤収の殿軍大将に任命して1人戦場を後にし逃げ出す。金ヶ崎で残り長政軍の猛攻を凌ぐ秀吉、家康、光秀の3人武士として第一の名を残し死域へ向おうとする家康に対して、生への固執をする秀吉。中立でどちらかと言えば家康寄りの光秀。言い争いの中に信長が戻り説教を垂れて逃げ切る。そして次巻の姉川の戦いでの復讐戦に繋がる。

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    2016年02月03日
  • 長篠の四人 信長の難題

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    長篠の戦いは、徳川家康vs武田勝頼と思っていたが徳川は、織田信長との連合軍で織田家臣、秀吉、光秀が寄り添い面白い描写で戦いを描く。徳川/織田連合3万5千で武田1万5千を大きく上回る軍勢且つ、鉄砲&弾数で上回り楽勝と感じるが信玄の強さで苦汁を飲み続けた家康にとって戦いが終わる迄勝利を信じられず気がつけば完勝で終っていた。この時期、秀吉は戦い下手な田舎っぺで、三成は年配の賭け好きな無責任親父で馬鹿実直な家康との会話が面白く描かれ面白かった。

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    2017年09月03日
  • 姉川の四人 信長の逆切れ

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    浅井長政(朝倉義景)vs織田信長(家康、秀吉、光秀)との姉川の戦いを面白く描く。浅井長政は戦いに敗れるもカリスマ性に溢れ強くカッコ良い、それに引き換え疑心暗鬼の信長、裏切り心で揺れ動く家康、博打好きな光秀、そして弱く生への執着心だけが強いカッコ悪い秀吉が面白かった。

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    2016年01月08日
  • 信長と信忠

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    いい作品だ!自分の中での謎がほんの少しだけ溶けたような気がした。信長率いる織田軍団の中で本当の力を計り知れない人物がいた。伊勢長島の戦闘後の父と子の会見で白装束に身を包み切腹の準備をしていた愚将として存在していたり、武田の滅亡戦では武田のお株を奪う早きこと風の如しであったりと本当に力が測りきれなかった。

    「信長と信忠」

    秋山信友。武田24将に数えられる猛将である。説得により開城した岩村城。その秋山が守る岩村城を信忠は5ヶ月を要しただけで陥としていた。信友が落としきれずに説得により開城させた城をである。武田の最前線を守る男をである。その後も雜賀攻めや信貴山城の戦い、高遠城を陥とすなどと、これ

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    2015年03月13日
  • 金ヶ崎の四人 信長、秀吉、光秀、家康

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    個性豊かな戦国武将たちの駆け引きの様子を、わかりやすい話し言葉に置き換えておもしろく描いた小説。
    家康がちょっとかわいそうでした(笑)

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    2012年05月29日
  • 信長と信忠

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    まぁ、おもしろい。じ~んとくる、ことはくる。...が、今一つ。おもしろいことはおもしろいし、ボリュームも少ないので一気に読める。なのに、何かこう、物足りないというか中途半端というか。

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    2010年01月01日
  • 信長が宿敵 本願寺顕如

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    宿敵・織田信長と戦いながらも、妻とは上手くいかず、息子とは意見の衝突があり、頭の痛い本願寺顕如。“ふるい”足利義昭に味方し、“あたらしい”信長に立ち向かう。

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    2009年10月04日
  • お市の方 戦国の凰

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    よくありがちな浅井長政との絆では無くお市にとって初めての男性となった柴田勝家との愛情物語。秀吉は相変わらずお市に嫌われる役回り。

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    2023年07月24日
  • 金ヶ崎の四人 信長、秀吉、光秀、家康

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    あり得ない会話や行動だけど、面白いテンポで書いてあるので違った視点で楽しめるのに、何故か読む速度が遅いし、集中できない。姉川を先に読んだ時はシリーズものは順番に読まないといけないんだと思ったけど、違う。説明が長すぎて話が脱線するので自分の頭では追いつかずよそ事を考えてしまう。
    真面目な文章が続いてふとコミカル調になる。だからドタバタした文章って思ったのかも知れない。

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    2022年09月16日
  • 姉川の四人 信長の逆切れ

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    長い話だったがコミカルで光秀がお茶目で楽しく読めたけど、最後の方がお腹いっぱいで読むのではなく見ていただけだけど緊張が弛んだのが伝わる。今まで読んだ信長の小説とは全く違う愛嬌ある話になっている

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    2022年09月10日