【感想・ネタバレ】金ヶ崎の四人 信長、秀吉、光秀、家康のレビュー

あらすじ

織田信長・木下秀吉・明智光秀・徳川家康の戦国武将四巨人が一緒に戦った、ただ一度の合戦・越前金ヶ崎退き陣。裏切られた天才織田信長が逃げる!
出世頭木下秀吉が初めて総大将になって迷う!遅咲きの老将明智光秀が賭ける!巻き込まれた偉大な普通人徳川家康が守る!
四者四様の思惑の、錯綜と調和をお楽しみください。

※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください

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Posted by ブクログ

ネタバレ

こんな本を待ってたんだ!!

案外すぐ出逢えたな……(笑)。

すっごいオモシロかった!
こんな話が読みたかったんだよ!!
☆゚・*:.。. .。.:(((( *≧∇)ノノノキャーッ♪☆゚・*:.。. .。.:


視点は狸さんです。
でもオモシロいのが謎(笑)。

狸さんと金柑さんがお猿さんを立ち直れないくらいに(精神的に)叩きのめしてます。(←他の人が読んだら違うと言われそうだけど)
その掛け合いが漫才並でオモシロい!!
この3人、ユニット組めばいいよ!(・∀・)イイ!!

ある殿崇拝者が、この筆者は神だ! と崇められておられましたが、その気持ちが分かりました。
殿崇拝者にはたまらん殿の描写です。
先に読んだ 『信長死すべし』 の 山本 兼一氏の描写とは一味も二味も違う殿です。
これぞ殿崇拝者が求めていた殿! と断言して過言ではない殿がいます!

まさに私がイメージしている織田信長がおります!

殿も良ければ、狸もサルも金柑もよい!
オモシロすぎてとっとと読めちゃったくらい。

これ、買おう!
ハードカバーでも構わない。文庫本化まで待てない。

本気でそう思った初めての殿の小説。


こんな殿に逢いたかったのぉ~
ヽ(´∀`)メ(´∀`)メ(´∀`)ノ


……かなり興奮してるモヨウ

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2015年03月31日

Posted by ブクログ

英雄たちが右往左往。
冒頭の3行に惹かれ購入。
信じるか、信じないかの2択の信長、落ち着き払った博打うちの光秀、器は?な苦労人秀吉、貧乏クジをひいた家康。
家康は、どうもでっぷりした印象があって、イマイチだったけど、ここに描かれている家康はいい。
巻き込まれて、味方もいつ寝返るかわからない中、秀吉を叱り飛ばし、光秀に呆れながら四苦八苦していて、好きだな。

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2012年05月08日

Posted by ブクログ

先日、桶狭間の四人という歴史小説を読みました。天下統一にかかわった歴史上の有名な人物、信長・秀吉・光秀・家康が、同じ場所で仕事(合戦)をしていたのですね。今回の舞台は、信長が朝倉氏と戦った金ヶ崎です、現在の地名では敦賀になりますね。今年2月に旅行したときに、その場所に行って感激したのを覚えています。

天下統一をした素晴らしい武将としてのイメージが強い各々ですが、若い時には大変な苦労をしている、というのがこの本を通してもよくわかりました。若い頃の苦労は貴重だ、と言われますが、秀吉を見ていると本当にそう思いました。

以下は気になったポイントです。

・信長は伊勢を攻め切ることが出来ずに、次男信雄を伊勢国司北畠氏に、三男信孝を北伊勢神戸氏に、それぞれ人質に差し出すことでようやく伊勢を手に入れた(p6)

・信長は、小規模戦闘の天才、そしてどんなに合戦で敗北しても大局的な戦略上で勝利を収めることもたけていたが、中間の、大軍の用兵と戦術の才能がなかった、つまり組織的行動力、人材管理能力、意思疎通能力が欠けていた(p7)

・浅井と朝倉の関係は、徳川と今川の関係に似ている。浅井氏は守護職京極佐々木氏の家臣、長政の祖父(亮政)のとき、南近江六角佐々木氏の圧力を受けたために、朝倉氏の支援を受けて六角佐々木氏を撃退し、京極佐々木氏のかわりに北近江を制圧した。(p34)

・徳川家康が織田信長時代に、木下秀吉と組んで戦ったのは、金ヶ崎・姉川・長篠の3度のみ(p52)

・戦場での死者でもっとも多いのは戦闘ではない、移動中の病と虫刺されである、ツツガムシ病、マラリア、破傷風、過労からくる虫垂炎等(p64)

・現在裏切っていないから将来もとりあえず裏切らないだろうというのが信用、自分が裏切らないように家臣も自分を裏切らないだろうと推測するのが信頼である。家康は信用しても信頼しない(p66)

・家康は、どれほど信頼している人間でも裏切る弱さがある、と学び、信長は「決して他人は信じない、ただし信じるときには徹底的に信じる」と学んだ、似たような境遇におかれても、人は得るものが異なる(p101)

・中規模の組織を統率するのに大切なの能力は、知恵でも知識でもなく、決断力である(p165)

・大将の大切な役割の一つに、目標の設定である。戦国時代の勝利とは、1)総大将の戦死、2)総大将の降伏宣言のみ(p177)

・人は自分を裏切る者を裏切る、家康の言葉「わしのために死ぬな、自分の名のために死ね。生きて三河に帰るのを最優先させよ」(p213)

・人の行動の先を読むには、とった行動の理由を読まなければならない、信長の言葉(p216)

・足軽は戦功の員数には換算されず、殺害目標にされることはめったに無い(p288)

・戦国武将が守る順序、1)名、2)領地、3)自分の命、4)銭金(p290)

・人の価値は、いいときではなく、悪い時にどうするかで決まる(p309)

・信じるとは、望んでいることを確信し、まだ見ぬ事実を確認することである(p312)

・織田信長は岐阜に戻ると軍勢を整備しなおして、1か月後(6月末)に出陣して、浅井・朝倉連合軍を大敗させたが、同年9月に、浅井長政は比叡山に本陣を移して信長を敗北させた。屈辱的な和解を信長は受けた、そして3年かけて浅井親子、朝倉を討ち果たした(p317)

2019年7月27日作成

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2019年07月27日

Posted by ブクログ

信長、秀吉、光秀、家康の四人を浅井・朝倉連合との戦いの中で描く。信長がよく描けていると思った。言葉使いが現代的すぎるとかの批判があるようだが、歴史小説であり読者がそれなりに楽しめればあまり拘る必要もないと思う。

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2017年11月12日

Posted by ブクログ

朝倉義景攻めを行う織田信長連合に家康軍が参加し数的優位の状況で楽勝と思いきや先方として乗り込んでいた浅井長政が何故か裏切り反旗を翻し織田軍を襲う。一足先に信長は秀吉を撤収の殿軍大将に任命して1人戦場を後にし逃げ出す。金ヶ崎で残り長政軍の猛攻を凌ぐ秀吉、家康、光秀の3人武士として第一の名を残し死域へ向おうとする家康に対して、生への固執をする秀吉。中立でどちらかと言えば家康寄りの光秀。言い争いの中に信長が戻り説教を垂れて逃げ切る。そして次巻の姉川の戦いでの復讐戦に繋がる。

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2016年02月03日

Posted by ブクログ

個性豊かな戦国武将たちの駆け引きの様子を、わかりやすい話し言葉に置き換えておもしろく描いた小説。
家康がちょっとかわいそうでした(笑)

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2012年05月29日

Posted by ブクログ

あり得ない会話や行動だけど、面白いテンポで書いてあるので違った視点で楽しめるのに、何故か読む速度が遅いし、集中できない。姉川を先に読んだ時はシリーズものは順番に読まないといけないんだと思ったけど、違う。説明が長すぎて話が脱線するので自分の頭では追いつかずよそ事を考えてしまう。
真面目な文章が続いてふとコミカル調になる。だからドタバタした文章って思ったのかも知れない。

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2022年09月16日

Posted by ブクログ

これが四人シリーズの第一作。
金ヶ崎からの撤退戦での四人を描く。四人の立場が言わせる撤退に臨む方針の違いがオモシロイ。このシリーズでは秀吉はまったくの戦下手として描かれているのも一興。
お市の方による浅井の裏切りを伝える件が採用されていないのはちょっと残念。

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2015年12月27日

Posted by ブクログ

面白いと誉めちぎる人がいる一方、私はなんだか文章感が合わなくて、微妙だった。面白いのは分かるんだが、「ここ笑っていいの?」って迷っちゃう時が多かった。でも、「ウケ申し候」ウケた。お前が言うのかよ、と。次巻も読みたくはある。

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2015年11月12日

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