【感想・ネタバレ】信長が宿敵 本願寺顕如のレビュー

あらすじ

[筆者からのコメント]

テーマは「改革…する者と、される者と」。
戦国時代、一向宗(浄土真宗)は情報の帝国でした。
戦国の改革者・織田信長と、戦国の守旧者・本願寺顕如とが、たがいの情報力・知力・武力・政治力・経済力のすべてを投入した十年をこえる総力戦(いわゆる一向一揆・石山合戦)の物語。
そして浄土真宗は教義によって妻帯が許されている。

ふるさを守ることで平和を望む顕如と、思春期を信長との抗争にあけくれて戦うことしか知らぬ長男・教如(後年の真宗大谷派宗祖)との父と子の相克を描いた家族の物語です。

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Posted by ブクログ

宿敵・織田信長と戦いながらも、妻とは上手くいかず、息子とは意見の衝突があり、頭の痛い本願寺顕如。“ふるい”足利義昭に味方し、“あたらしい”信長に立ち向かう。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

本願寺は詳しく知らなかった為、凄く読み応えがあり史実(+逸話)と想像も入れて話が組まれているので、戦国の流れに少し詳しい人は読んで楽しいと思えます。
この手の戦国物は大体の史実を知っているのであまり読まないのですが…
武将の半生を史実+想像で掘り下げている話はやはり面白い。
話しは浄土真宗をまとめる本願寺顕如を中心とした戦国の流れを描いています。
信長や明智、秀吉もそうですが…
顕如の長男・茶々丸(教如)の言動と幼さが可愛くて仕方ない。
得度(武家だと元服みたいな感じなのかな?)を受け教如になった時も、
父に刃向かうような野心を持っていても、なぜか幼く見えてしまい可愛くみえる。
教如の史実はほとんど知らなかったのですが、こういう性格なら…なんか許せるというか好きです。
反対に私が思っていたのと違うなぁと感じたのは、足利義昭。
兄の義輝が優秀で、義昭がうつけっぽい(信長の傀儡だから)と思っていたけど…
この本での義昭は名ばかりの将軍を後生まで、己の人生を憂う儚さを描いていました。
そう表現されると義昭を同情するような…愛らしさが生まれます。
いかなる名城であろうと、人が居なければ箱に過ぎない。人あってこその城である。そんな物語。

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2012年06月07日

Posted by ブクログ

基本は石山本願寺勢力の門主、顕如の苦労話ってことでいいでしょうか。
顕如パパは、ニュータイプ信長と戦うだけでも大変なのに、わがまま息子・教如ぼっちゃんの幼児教育を誤ってしまっていたのでしたー、ちゃんちゃん♪ そんな戦国親子確執物語。
これを読めば石山本願寺のことがわかるかも!?←てきとうな発言。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

孫市の現代風なしゃべり方にワロタ。親はいなくても子どもは勝手に育つことがわかりましたよ。地味に義昭がかっこよかった。

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2009年10月04日

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