田中兆子のレビュー一覧

  • 今日の花を摘む

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    仕事・茶道という趣味・大人の恋愛・会社内でのセクハラ問題・親の介護・人生設計等々
    独身女性の生き方が愉里子を通して書かれている
    何事に対しても一生懸命な姿は読んでいて引き込まれる

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    2024年06月29日
  • 今日の花を摘む

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    ネタバレ

    性的描写が多数あるのになぜか気持ち悪いと感じなかった。
    歳を重ねた人の視点からの恋愛をはじめて読んだ。「結婚」や「育児」がゴールじゃない恋愛。そういう恋愛も素敵だと思えた。明確な終わりじゃない終わり方がとても良かった。
    登場人物それぞれが全く違う価値観、大事にしている美意識、倫理感を持っていて、それらがちょっと重なり合ったときに生まれる絆でそれぞれの人生が好転していく。そういうのって良いなぁと思えた。

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    2024年05月27日
  • 今日の花を摘む

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    ネタバレ

    すごく素直?な、セックス感がバンバン出てきて、すごいなって思って読み進みました。
    茶道のお付き合いの万江島氏とも、なんだかんだありつつの始まりとお別れも。

    が、万江島氏が、すべてを断ち切って、すみれさんと結婚されたことは、
    うん、これは潔く、かっこいいなと、感心しました。

    会社員としての話も、よくわかる気がして、とても好きな作品でした。

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    2024年03月24日
  • あとを継ぐひと

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    表紙の黒髪でひとつしばり、
    白いパーカーでこちらを見つめる女性が気になり、
    さらにタイトルが気になり手に取りました。
    -------------------------
    守りたいのは、
    伝えたいのは、
    「思い」だ。

    お金も事業も
    人間関係も、
    トラブル続出!

    理容店、
    駄菓子工場、
    チョーク会社、
    酪農家、
    老舗旅館、
    サラリーマン――

    継ぎたい、伝えたい人々の、
    切ない思いに胸が震える
    6編の”あと継ぎ”連作短編集!
    -------------------------
    一作目の「後継ぎのいない理容店」は、
    まだ読み始めだからか展開が速くて、
    自分の気持ちが追い付けないかも…と不安になり

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    2023年12月16日
  • 今日の花を摘む

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    時折挟まれる静謐な茶の湯の世界と相反するように性に貪欲な女性の姿が描かれている。

    主人公は中堅の出版社に勤め茶道を嗜む51歳独身の愉里子。
    愉里子の趣味は、男の人との肉体を伴ったかりそめの恋。
    タイトルは彼女がひそかに呼んでいる「花摘み」から。

    花摘みを繰り返していた彼女が本気で好きになった相手は、茶の湯の粋人で70歳の万江島。

    中高年の性愛を軸に、職場でのセクハラ事案や親の介護問題などが同時進行で展開していく。

    性に対する赤裸々な会話に引いてしまう場面もあったが、何事に対しても凛として立ち向かう愉里子の姿が印象的。

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    2023年08月10日
  • 劇団42歳♂

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    大学時代に劇団仲間だった5人の男が、42歳になった今、再び一日限りの「オセロー」の公演をするというお話。社長としてバリバリ働いている男、公務員の傍ら採用されない脚本を書いている男、車のセールスマンをしている男、それぞれ別の人生を歩んでいる。大人になってからの喧嘩では、プライドがあって素直に謝れなかったり、でも昔からの知り合いなので、相手の性格をよくわかっていたり、ほのぼのとして少し物悲しく、それでいて生きていく勇気をもらえるような不思議な小説。

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    2020年11月15日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    うまくいかない恋 アンソロジーなので
    どの短編も単純なハッピーエンドではない。
    けれど8人の作家さん其々に、30代ならではの主人公たちの個性的な恋模様が描かれていて面白かった。

    収録作は以下の8作品

    「感情旅行」・一穂ミチ
    「独身の女王」・麻布競馬場
    「オレンジシャドウの憂齢」・砂村かいり
    「さみしがりやの恐竜たち」・こざわたまこ
    「不機嫌依存症」・田中兆子
    「出会い」・朝比奈あすか
    「振りかぶって、さよなら」・千加野あい
    「となりの独り」・カツセマサヒコ

    私は「出会い」と「となりの独り」が好みだった。
    「出会い」は一歩踏み出せない片想いのお話。
    スタートすらしなかった恋もまた、生活に彩

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    2026年05月10日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    相手の真意を理解する。
    相手との性格の違いや、人生観の違いを許容する。
    そこにリスペクト出来ないのであれば、好きだのなんだのは、ただの戯言だと思う。
    相手の身勝手を頭ごなしに否定するのではなく、その前段階にどんなロジックがあるのか探し出すもの。
    無数の恋愛模様がある中で、相手を否定して自分を正当化する事がどれだけ無意味な事か。
    少なからずある失敗を元に、それでもまた誰かを好きになるという事が美しいと思える小説。

    「恋は中央線」という言葉があった。
    中央線は、阪急京都線のように河原町を出て梅田に到着する、ゴールのある線。
    でも僕は、環状線みたいなものだと思う。
    同じ駅に何回着いたとしても新鮮を

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    2026年04月23日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    自業自得、傲慢、踏ん切りがつかないの?
    相手?自分?が好き?承認欲求?
    はっきり言えば、人には同じような経験があるかも
    なんとなく共感してしまうのは何故?

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    2026年04月09日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    一穂ミチさん目当てで読んだけど、他の方の作品もすごく読みやすいし、わかる、、、となった。

    個人的には、「振りかぶって、さよなら」の終わり方がすごく好き。
    てか、どれだけ会社でバリバリ働いとる人でも恋愛の悩みとかあるんよな〜と当たり前のことを改めて実感。

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    2026年04月07日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    あこがれのインフルエンサーが予想外に結婚、その生き方を正解と思い込み信じてきたのにどうする?という話、麻布競馬場「独身女王」。
    砂村かいり「オレンジシャドウの憂鬱」、気が合うと思っていた若い友人の嫌らしい行い。女同士ありがちで怖い。でもメイクをそれほど楽しめることは羨ましかった。自分が何ベース+季節なのか私はわからないけど世の中の人はそんなにわかってるものなのかな。アンソロジーなのでさっと読め気分転換にぴったりの一冊。

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    2026年03月15日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    今まで恋愛小説というものを
    「まあ読んでみるか」みたいな感じに
    年に1~2冊程度読んできた私だが、
    恋というものに対峙したときに
    普段は知らない自分を見せつけられたり
    思わぬ人間臭さ、ダサさみたいなものが出てしまったり
    実に人間らしいなと、
    恋愛小説を続けて読んでそう思った。

    本書の「不機嫌依存性」に出てくる女性はまさしく私で、
    読んでいて恥ずかしくなってしまった。

    恋って人間ですね。

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    2026年03月03日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    うまくいかない恋のアンソロジー。
    読んだことのある作家さんが4人、まだの作家さんが4人とちょうど半分。
    アンソロジーでは、こうやって普段手に取ることのない方の作品を読めるのも楽しい。
    「うまくいかない」とタイトルにもある通り、30代の恋愛は年齢的にも難しくなってくる。
    若さの勢いに任せて…も無理だし、達観するには若いし。
    好きだったのは、一穂ミチさんの「感情旅行」。行き先が出雲というのも良かった。
    そして、この本を読んでいて改めて気付いたのは、やっぱり恋愛小説はハッピーエンドが好きだということ。次は幸せに浸れる恋愛小説を読もう。

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    2026年03月02日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    色々な切り口でうまくいかない恋が描かれており、曖昧な年代の、そして曖昧な恋の結末。普段読まない恋愛ものだけどとても新鮮だった。
    ビターな落ちが故に前向きに生きていく姿勢がほどよく、後味の良い読後感でなかなか面白かった。

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    2026年02月23日
  • それでもまた誰かを好きになる~うまくいかない恋 アンソロジー~

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    自分の好みで申し訳ないが、最後が嫌ぁな感じで終わったのが良かったので「さみしがりやの恐竜たち」が好きでした。
    ほの悲しい感じに終わるものもあれば、しょうがないね?って思うものもあったり、頑張れ!って思えるものもあったり、30代かは分からないけど、もちろん共感したりしなかったり、色んな恋愛模様を読めました。
    恋愛ものはあまり読みませんが、今回は表紙の絵が凄く好みだったから買いました!

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    2026年02月21日
  • 今日の花を摘む

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    『大人の恋愛小説大賞』。いろんな賞があるんだと思って読んだけど、茶道とか茶会とか全く分からなくてイメージできなかったです。あと、恋愛も。

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    2025年03月30日
  • 今日の花を摘む

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    思っているタイプのお話と違いました。
    なかなか私の中にはない感じの斬新なお話で。

    ご一読、おすすめします(*^^)v

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    2024年06月05日
  • 今日の花を摘む

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    花を摘むというタイトルが印象に残った。
    主人公は50代の独身女性。仕事、趣味の茶道、お花摘みと忙しく充実した日々を送っているが、主人公の心の言葉には常にさみしさ、不安、孤独が感じられる。
    この物語の大事な場面は茶席で展開しており、こまかく描写されている。
    茶席にはお客様へのおもてなしが詰まっていて、お茶を通して心を通わせる時間を見ることができた。
    内容としては話題が盛り込まれ過ぎている印象をうけた。ラストは気持ちよく感動的だった。

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    2024年04月27日
  • あとを継ぐひと

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    ネタバレ

    「後継ぎのいない理容店」理髪店の息子が介護職に進んだ訳は父親のシャンプーがきっかけだった

    「女社長の結婚」麩菓子工場の娘が父の死去で跡取りになる決意、そして結婚も決意する。
    結婚相手がものすごく素敵

    「わが社のマニュアル」障害者雇用が盛んな会社に途中入社した健常者、マニュアル無しで試行錯誤しながら自分なりに相手との距離を決められるようになる

    「親子三代」牧場を負債とともに相続するべきか悩む、都会に出て成功した息子が、自分の息子の仕事との間で揺れ動く

    「若女将になりたい!」
    トランスジェンダーの息子を受け入れ、今の女将との間に立つ血縁関係は無い父親

    「サラリーマンの父と娘」定年間近な父

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    2024年04月21日
  • 今日の花を摘む

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    当初は主人公の愉里子があざとい50代という感じで受け付けなかったものの、後半から面白くなってきた印象。介護やセクハラと中高年のセックスという問題の絡ませ方がやや微妙だったけれど同期の森さんや先輩女子たちとの関わり方は面白かった。
    一部の五十代女性の生活を性を中心にいろいろな面から描いたのはすごいと思いつつも、少しテーマが分散してるような印象もあった。作中に出てくるすみれさんの清々しさがよかった。(同僚のすみれと同世代女性の松岡を見ていても感じる)
    愉里子が同僚の若手•松岡とのやり取りで感じる「分断」に鯛する感じ方ついては共感を持った。

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    2024年03月19日