巽孝之のレビュー一覧
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新潮社から発売された新訳版の『黒猫・アッシャー家の崩壊』を読みました。
河合祥一郎氏の新訳ということで以前読んだことがある岩波版と比べてだいぶ書き口が現代っぽく読みやすい感じでした。その中でも『大鴉』などの英詩ではそのリズムをできるだけ内包させた翻訳、改行位置までこだわっていることで、原文の雰囲気を感じ取ることができた気がします。
短編のゴシックホラーでは、じっとり湿った空間のなかで死、瘴気、恐怖が蔓延し、フリークスや幻霊が跋扈する様子はポーが切り開いたホラーのイメージが現代日本でも続いているということが、新訳だからこそよく伝わってきます。登場人物の名前を漢字に変えれば、それこそ江戸川乱歩とい -
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探偵小説の元祖たるデュパンものをちゃんと読もうと思って。むかーし簡易版で読んでいるので犯人などは知っていますが、やっぱりちゃんと読むと違いますね。現代感覚とは違った当時の社会の雰囲気とかが感じられます。
『モルグ街の殺人』
文学初の名探偵と言われるオーギュスト・デュパンの物語、のつもりで読み始めたら冒頭は論文でした・笑
語り手は、経済的に困窮する元名門出身のデュパンと知り合う。デュパンの読書量、鮮やかな想像力、そして趣味の一致から親交を結び、パリで同居することになった。
ある日デュパンは語り手の考えをズバリ読み取った。そして推理過程を説明する。デュパンは語り手の行動や表情を見て、語り手の思 -
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硝子の塔の殺人を読み終わった時に、元々ホームズやポアロといった古典海外ミステリ好きを自負しているが、最古のミステリは読んでいないことに気づき本作を読み始めた。
ネタバレはミステリにおいて禁忌であるので、最古といえどそこは守らせていただく。
短編集なので、一つ一つはすぐに読めてしまう。
この本の顔である、モルグ街の殺人について触れるとすると、残虐な殺人の犯人が余りに意外過ぎて「嘘やろ??」と声が出てしまった。
また、黄金虫についてはホームズシリーズの踊る人形を先に読んでいたので、黄金虫が起源になっていたのか!と驚かされた。
今日に至るまで、後世に多大な影響を与え、推理小説を確立したポーに最大の敬 -
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ネタバレThe Murders in the Rue Morgue(1841年、米)、
The Gold-Bug(1843年、米)。
ミステリの開祖エドガー・アラン・ポーの短編集。
ポーといえば『黒猫』『アッシャー家の崩壊』などの不条理で不気味な怪奇小説も有名だが、『モルグ街の殺人』『黄金虫』などの推理小説では、別人のようにロジカルで理知的な側面をみせてくれる。なかでも『モルグ街の殺人』は史上初の推理小説として有名である。あまりに頭が良すぎて変人の域に達している名探偵、語り手となる探偵の友人、ペダンティックな世界観など、ミステリのお約束である「型」の殆どが、この時点で既に完成しているのが興味深い。
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エドガー・アラン・ポーの代表作の黒猫、アッシャー家の崩壊が収録されているホラー系の短編集。
この2つよりも僕は、赤き死の仮面と落とし穴と振り子が面白かったです。
赤き死は、疫病が蔓延した世界で、王様が様々な人々を城に招待し、外界から隔離し王達は仮面舞踏会を開催される。
その舞踏会に血まみれの衣装を着て、死後硬直の顔になっている仮面を付けた道化師が現れて事件が起きていく所が怖かったです。
赤き死の設定が、コロナ禍で生きている僕達みたいで、道化師がコロナウィルスな感じがして不気味に感じました。
道化師の仮面も犬神家の一族に出てくるスケキヨに似ているなーと感じました。
落とし穴と振り子は、ある