巽孝之のレビュー一覧

  • モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集II ミステリ編―

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    短編集なんだけど最後まで読んでないです…。

    モルグ街の殺人と群衆の人と盗まれた手紙だけ読んだので、そこだけ記述。

    元祖密室殺人と言われているモルグ街の殺人だけど、あれ?このシーンみたことあるぞって思ったのが、その時直近でプレイしていた「レインコード」の場面。
    あーじゃあトリックは縄梯子ね〜とか安直な考えで読み進めていたんだけど、あれ?これ縄梯子か?って途中で迷走する。
    犯人オランウータンかよっていう衝撃的すぎる結末に短編ながらに横転した。
    ミステリの世界の常識に惑わされた結果、ポーに翻弄されてしまった。
    ポーの作品の中で出てくる名探偵デュパンは、ポアロとかとはまた違った英国紳士の渋さがあっ

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    2025年07月31日
  • 黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―

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    2009年に生誕200年記念として発行された全6篇の短編集。自分にとって初ポー。一言で表すとしたらやっぱり「ゴシック」!冷たく湿っている印象。

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    2024年10月19日
  • 黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―

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    さすが名作、面白かった。
    どれも一人称で話が進むのだが、ポー自身が体験したかのようなリアル感と緊張感が良かった。文章は幻想性があって、そこが怖いような美しいような不思議さを感じさせてくれた。これがゴシックか。

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    2024年02月17日
  • モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集II ミステリ編―

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    推理小説の父、エドガー・アラン・ポーの作品。
    ミステリーがテーマの短編が6編が掲載されています。
    僕は、ポップフロッグと、おまえが犯人だが面白かったです。
    ポップフロッグの奇術師が起こす復讐劇は、面白く、ラストの処刑シーンは怖いなーと思いました。
    おまえが犯人では、ラストの結末は、恐ろしい感じがしてインパクトがありました。

    モルグ街の殺人、黄金虫は、有名ですが、説明部分が多く読みづらい所があり、いまいち分からなかったです。
    でも、2作品とも良かったです。

    黒猫を収録されているポー短編集も読んでみたいと思いました。

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    2023年12月21日
  • モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集II ミステリ編―

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    小学生の時に、江戸川乱歩を読み漁っていたことを思い出し、エドガーアランポーを読んでみた。

    古典的な部分もあり、読みやすい作品ではなかったけれど、史上初の推理小説と言われている作品で、ミステリ好きを語るなら読んでおきたい作品だと思う。

    ミステリの原型ここにあり。

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    2023年11月26日
  • 黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―

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    テレビでポーのミステリーについての番組を見てそそられて購入。

    正直言って難解。
    「ライジーア」という話は読めなかった。

    ただ他の作品については得体の知れない不気味な感じとか、なんとも言えない恐怖、
    それが難しくてもなんとなく伝わってくる。

    個人的には「落とし穴と振り子」が一番読みやすく面白かった。

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    2023年11月21日
  • 黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―

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    面白かった
    言葉が難しく内容がなかなか入ってこない
    けれど奇妙で恐ろしいシーンははっきりと入ってきてとても恐い
    黒猫は衝撃的すぎて気持ち悪かった
    他の作品も最初はよくわからないけど読み終わると腑に落ちて次の作品に引きずるくらいインパクトが残る

    元気な時に他の作品も読んでみたい

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    2023年11月19日
  • 黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―

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    今までゴシック色を意識して本を読んだことが無かったので、なるほど、これがゴシックなのかとなんとなくの実感を得ることができた。

    かっちり整然とした(いわゆる格式高い)文章のせいか、読んでいて常に緊張感があったし、分厚い鉄のドアのような冷たさや重さがホラー要素と絶妙にマッチしてるなぁ、不吉だなぁと感じさせられた。

    ライジーアが個人的な好みで、彼女の特徴をこの文体で表せる限りの美しい言葉をふんだんに使用して描いていたところが印象的だった。そのため、いかに彼女が美しいかが手に取るように想像できた。
    他の作品と比べて、この作品には熱量(彼女への激しい思い)があり温かさを感じる気がするが、それ以上に積

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    2023年08月11日
  • モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集II ミステリ編―

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    史上初の推理小説とのことで読んだ。
    短編集なのでサクサク読めた。推理小説の原点はここであり、今現在に繋がっていると感じるととても感慨深い。

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    2023年06月12日
  • 黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―

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    ポーの小説は初めてで、あまりノレないところもったけど全体的に良かった。
    こんなにページが少ないのにここまで怖面白く書けるなんて!
    この中だと表題作が一番好き。

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    2023年02月06日
  • 大渦巻への落下・灯台―ポー短編集III SF&ファンタジー編―

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    大渦巻きへの落下は、面白かった。はらはらした。
    灯台は未刊なのか、これで終わりなのか。これでおわりが
    良いなあ。考える余地があるし。
    使いきった男は、ラストにびっくり。
    タール博士とフェザー教授の療法は、びっくりというか、
    考えさせられた。
    チェスとメロタタウタとアルンハイムは面白いのかそうでもないのか自分にはよくわからなかった。

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    2022年12月31日
  • 大渦巻への落下・灯台―ポー短編集III SF&ファンタジー編―

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    かなり昔の作家だと思うが、本当に今読んでも遜色ない作品だなぁ、と感じた。
    そりゃ当然、今の時代の作品の方が洗練されていはいるが、その洗練具合が思った以上に少しで、この時代から文学作品というのは(もしくはエドガー・アラン・ポーが)凄かったんだな、と思った。
    特にミステリー編は、流石に奇をてらったトリックはなかったものの、これでエドガー・アラン・ポーはミステリーの開祖なのか、とちょっと衝撃。

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    2022年09月04日
  • 黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―

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    ネタバレ

    黒猫は面白い。動物や奥さんに対しての虐待に関しては胸が痛む。お酒には気を付けよう。
    ウィリアムウィルソンは結局、多重人格なのか。違うのか。アッシャー家はリビングデッドものなのかな?
    それにしてもポーはよくこんなに色んな雰囲気の話が思いつくなあ。現代によみがえっても、やっていけそう。

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    2022年09月01日
  • モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集II ミステリ編―

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    ネタバレ

    古い作品だから言い回しが難しくて読みにくい。お気に入りは黄金虫とホップフロッグ。黄金虫のちゃんと宝が出てくるかっていうドキドキ感がよかった。ホップフロッグは馬鹿な大臣たちに気持ちよく復讐しててよかった。デュパンはシャーロックに似てたからコナンドイルはだいぶ影響受けてたのかな。

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    2022年05月11日
  • 黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―

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    本書のタイトルにもなっている黒猫と言う作品を読んでの感想

    最初は読み終わって、ただ黒猫に踊らされた哀れな男の話という印象だったのが
    改めて振り返るとアルコール中毒であった語り手をどこまで信じるか、読者を疑心暗鬼にさせられる

    たった16ページにこんなにモヤモヤさせらせるなんて
    ポーさんぱねぇっす

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    2022年01月30日
  • 黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―

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    はじめてポーの作品に触れた。
    私が愛してやまない夢水清志郎事件ノートシリーズの著者である はやみねかおる先生に影響を与えた作家。
    夢水清志郎事件ノートを読んでいると、ポーの作品を彷彿とさせる描写がいくつか見られ、今回そのルーツを辿ったわけである。漠然とした感想だが、幼い頃に訳もわからずとりあえず暗記をして望んだテストの、真の答え合わせをしている気分で楽しかった。

    さてポーの作品自体の感想にうつるが、非常に残虐でありながら美しく、非常に恐ろしいのに好奇心を刺激するような、私自身の心情の矛盾を肯定するようなものだった。
    収録作品の中に、矛盾を孕んだ加害者意識について触れているものがあったが、まさ

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    2021年04月06日
  • 大渦巻への落下・灯台―ポー短編集III SF&ファンタジー編―

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    ポーのSF物短編7作。他の短編集に比べ、SFだけ、好みの分かれるところ。一文が長く難解で、読みづらいものもあった。2020.11.17

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    2020年11月17日
  • モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集II ミステリ編―

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    ミステリー物六篇。著名な「モルグ街の殺人」「黄金虫」が良かった。19世紀前半の作品であり、元奴隷の黒人従僕が登場したり当時の時代背景を窺える。今日ではさらに複雑な事件解決を図るものが出ているが、推理小説の端緒とみれば興味深い。2020.9.30

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    2020年09月30日
  • 黒猫・アッシャー家の崩壊―ポー短編集I ゴシック編―

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    「アッシャー家の崩壊」構成がすばらしい。精神錯乱の心的表現は真に迫って、自分で感覚を得たことがあるかのようだ。「ウィリアム・ウィルソン」ドッペルゲンガー。ドストエフスキーの「二重人格」を彷彿とさせるが、発表はこちらの方が先のようだ。「黒猫」黒猫で象徴される古くからの不気味なイメージが盛り込まれている。2020.9.15

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    2020年09月16日
  • モルグ街の殺人・黄金虫―ポー短編集II ミステリ編―

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     ポーの作品は、言わずと知れた推理小説の嚆矢。アッシャー家の崩壊や黒猫など恐怖小説の著作でも有名だが、本短編集は推理小説6作から成る。
     「モルグ街の殺人」は史上初の推理小説だとされているが、本文中に“わたしがひとつの超自然現象について詳述しているだとか、伝奇小説を執筆しているのだとか思ってもらっては困る(p18)”と断ってあるのが、当時はミステリーがどういうものか分からず誤解する人も恐らくいたのだろうなと想像すると面白い。真犯人は今や有名になってしまっているけれど、意外な謎解きで、いま読んでも十分楽しめる。
     「群衆の人」は不条理な雰囲気の作品で、今回が初読。解説に曰く「アンチミステリ」だそ

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    2020年04月12日