由良弥生のレビュー一覧

  • 大人もぞっとする初版『グリム童話』

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    子供のころに見なくてよかったと思う。

    グリム童話が改訂を重ねるうちにストーリーが少しずつ変わった話は聞いたことがある。(日本昔ばなしも変わったと聞くのですごく気になる)始めは子供向けではなかったとはいえ、何故ここまで凄惨、残酷、性愛さを表現するのかは分らない。一般大衆に向けてるとは思えないものだ。
    とはいえ、幼少期に現代風のグリム童話を知っていたことで、おさらいや原話を知れると考えればとても興味深く読むことができた。

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    2020年04月11日
  • 眠れないほど面白い『雨月物語』妖美怪奇な9つの話

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    学生時代に先行していた分野であり、当時の親友が卒論のテーマにしていた上田秋成が眠れないほどおもしろいとのことで手に取った。

    平易な文章で書いてあるが、眠れないほどではない。
    もう少しぐいぐい読みやすくできるような気がします。

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    2019年08月16日
  • 眠れないほど面白い 空海の生涯

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    空海の生涯、そして仏教と密教の本です。
    空海が会得した密教と最澄の天台宗の違いもわかりやすく説明されてます。
    この手の本にしては大変読みやすい本でした。

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    2019年07月24日
  • 読めば読むほど面白い『古事記』75の神社と神様の物語

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    読んでも読んでも覚えらんない神話。それでも、出雲国に暮らすからには、それなりに知らぬわけにもいかない。佐陀神能や石見神楽の演目にある神話はほぼ分かるが、なにせ神の名前は覚えにくい。昨年から静岡市や焼津市とは盛んに交流させていただいており、草薙の剣を通して我が故郷とのつながりを改めて学ぶ。今日まで訪ねていた信濃国とも、国譲り神話で武甕槌を通じてご縁あり。さっき新幹線の車窓から観えた伊吹山はやはり迫力ある。日本武尊が不覚をとるのもうなずける。

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    2019年03月17日
  • 読めば読むほど面白い『古事記』75の神社と神様の物語

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    古事記、日本書紀に登場する日本の神々を祀る神社の視点でまとめ上げた一冊。非常にユニークだと思った。
    全国各地の神社が紹介されており、実際に足を運んでみたい。

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    2018年01月22日
  • 読めば読むほど恐ろしい原典『日本昔ばなし』

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    昔話一話に対して、もっと深く味わうために、という解説付きで、全十一話を楽しく読めた。
    ただ、解説はサラリと書かれているので、もう少し突っ込んだ事を知りたくなるきっかけを与えてくれる。
    もっとポピュラーな昔話は、大人もぞっとする原典日本昔話、に収録されているらしく、この著者の他書も含め読んでみたいと思った。

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    2016年06月20日
  • 大人もぞっとする初版『グリム童話』

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    初版のグリム童話で、かなりエログロ系
    ヘンゼルとグレーテル、シンデレラ、赤ずきん、千匹皮、兄と妹など、全9話

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    2015年10月18日
  • 大人もぞっとする初版『グリム童話』

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    グリム童話といっても、知らなかった作品もあり、また昔と成人した今読むと感じ方が違うということもあり面白かった。しかしそれは、子どもには読ますことのできない残酷な描写があるからこそなのかもしれない。解説も付いているので、そこも読むと驚きの真実を知ることができます!

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    2014年10月24日
  • 息つく暇もないほど面白い『源氏物語』 雅の世界に渦巻く嫉妬、濃密な性の悦び、陰謀

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    光源氏にまつわる8人の女性について、
    それぞれの女性を主人公に据えた上で、
    それぞれの女性に係わる原典について、
    作者独自の視点での解釈、補足および、
    よぃ意味での、つじつま合せを施して、
    光源氏の、元服から壮年期までを、
    連続短編調で時系列に描いており、
    「源氏物語」の入門書としても、また、
    1つの作品としても、よかったです…。

    作風は、
    教科書的なお堅ぃ現代語訳でも、
    桃尻語的な砕けた現代語訳でもなく、
    ごくふつぅの口語体で書かれており、
    読み易かった点も、好感触でした…。

    そのお蔭もあってか、
    8人の女性の、それぞれの人となりが、
    とても身近で、かつ人間味が感じられ、
    「源氏物語」や

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    2014年02月01日
  • 息つく暇もないほど面白い『源氏物語』 雅の世界に渦巻く嫉妬、濃密な性の悦び、陰謀

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     源氏物語を知らない人はいないと思うけど、読んだ人は少ないでしょうね。という私も、授業でちょっと習った以外は全く読んだことがありません。かといって今から読む気力も…。そういう人でも気軽に読めるのがこの本です。

     この本では、葵の上、藤壺、六条の御息所というように、光源氏を取り巻く姫君がそれぞれの章の主人公になっています。そして、その主人公の姫君の心情にスポットが当てられ、筆者の推察も加えながら、現代人にも分かりやすく、共感できるように語られていきます。

     うまいのは、その章で脇役として登場してきた姫君が次の章で主役となるような構成。それぞれが別々のストーリーのようで、うまく話がつながり、一

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    2017年06月17日
  • 大人もぞっとする初版『グリム童話』

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    慣れ親しんだ童話の初版があんなに恐ろしいものだったとは…。
    初版のは想像以上に生々しく残酷で、ゾッとした。
    でも人間の本性が素直に描かれていて、いつの時代も変わらないのかもと思ったり。
    童話って実は奥が深いんだと気づかせてくれた。
    解説では当時の時代背景なんかも分かるから、より物語が楽しめた。

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    2013年09月13日
  • 大人もぞっとする初版『グリム童話』

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    これはコンビニで見つけたんですよね。
    世間一般に知られているグリム童話よりも、かなりえげつなかった……(´・ω・`)

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    2012年10月18日
  • 大人もぞっとする初版『グリム童話』

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    元の話は人々の生活から生まれた民間伝承なので、子供向けの綺麗な絵本に改編されたお伽話とは違って当然。にしても凄まじかった。キリスト教の厳しい戒律の下、親のいうことをきかない子供は厳罰、それでも逆らえば処刑。飢饉には子供を交換して食べる。近親相姦当たり前。魔女らしき女は焼き殺す。シンデレラは邪眼で姉たちの足を切らせる。おどろおどろしい話のなかで『長靴をはいた猫』だけは何もしないイケメン主人公が飼い猫の働きのみで王様の娘と結婚できて王位を継いだりする。女はとにもかくにも清く正しく美しく従順で忍耐を強いられるなか、美しい男が得をする時代だったようだ。

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    2012年08月29日
  • 幕末の志士を支えた「五人」の女 坂本龍馬の「おりょう」から近藤勇の「おつね」まで

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    前半は、
    坂本龍馬、武市半平太、桂小五郎など
    幕末の志士を中心とした
    江戸末期のストーリー

    昨日の友が今日の敵
    正しいと信じ忠義を尽くし
    義理を通した行いが
    悪とされ罪となる世の中

    幕末は複雑で
    何度読んでもわかりにくいけど
    でもそこがまたおもしろい

    この本は龍馬の思いや気持ちが
    ちょっと身近に感じられて
    時代の移り変わりもわかりやすい

    大きな出来事やターニングポイントに
    その時の年齢が記されている


    初めての江戸への遊学 19歳
    勝海舟にはじめて会う 28歳
    近江屋で暗殺 龍馬 享年33歳

    若い

    龍馬が活躍したのはたった5年間
    本当に駆け抜けた一生だったち違いない

    後半は

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    2010年04月25日
  • 眠れないほど面白い 空海の生涯

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    独特の文体がなじまず、前半は読みにくかったけど、空海が唐に行って以降の後半からは、空海自身の人間味と躍動感が感じられて面白かった。
    歴史上の人物でなく、空海が本当にその時代に生きて悩みながら己の信念のために行動していたんだと実感できた。

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    2025年07月22日
  • 読めば読むほど面白い『古事記』75の神社と神様の物語

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    読書録「読めば読むほど面白い『古事記』
    75の神社と神様の物語」3

    著者 由良弥生
    出版 三笠書房

    p44より引用
    “ けれどもイザナミはすでに死者の国の神々
    と共食していた。共食とは、同じ竈の火で煮
    炊きした同じ食物を食べ合うことで、それは
    同じ仲間、すなわち死者になることを意味し、
    もう地上には戻れない。”

    目次より抜粋引用
    “神々の誕生
     その後のアマテラスとスサノオ
     オオクニヌシの「国づくり」
     オオクニヌシの「国譲り」
     天孫降臨と同伴の神々”

     古典や伝承を研究する著者による、日本最
    古の歴史書について記した一冊。
     神話時代の天地の始まりから人の世の治世
    まで、物語に登

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    2024年11月16日
  • 眠れないほど面白い 空海の生涯

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    人間味あふれる空海。
    ガッツと学習能力が素晴らしい空海。
    真言宗のことだけでなく天皇側近の事務として代筆をしたり、満濃池の改修工事の監督指揮をしたり多才

    去年訪れた京都の東寺が空海縁のお寺だったとは!
    そういえば御朱印に大きくと「弘法大師」って書いてありました
    講堂に並ぶ素晴らしい仏像の数々、空海の手によるものだったのですね!
    よく知らないで見ていました

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    2024年02月26日
  • 眠れないほど面白い 空海の生涯

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    眠れないほど面白…くはない。
    司馬遼太郎氏の『空海の風景』の方が何倍も好き。
    でも、天皇家と藤原家の話はおもしろかった。

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    2024年01月08日
  • 大人もぞっとする初版『グリム童話』

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    批判を受けて改筆される以前の初版『グリム童話』について。

    残酷、性愛、狂気、不道徳な部分をそのまま紡いでいる。

    それぞれの話の終わりに解説があり、分かりやすい。

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    2023年08月11日
  • 眠れないほど面白い『雨月物語』妖美怪奇な9つの話

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    「菊花の契り」のために購入。
    男同士に限らず、恋愛に限らず、能動的な愚か者ってのはいつの世も。ねぇ。

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    2023年07月22日