由良弥生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
光源氏にまつわる8人の女性について、
それぞれの女性を主人公に据えた上で、
それぞれの女性に係わる原典について、
作者独自の視点での解釈、補足および、
よぃ意味での、つじつま合せを施して、
光源氏の、元服から壮年期までを、
連続短編調で時系列に描いており、
「源氏物語」の入門書としても、また、
1つの作品としても、よかったです…。
作風は、
教科書的なお堅ぃ現代語訳でも、
桃尻語的な砕けた現代語訳でもなく、
ごくふつぅの口語体で書かれており、
読み易かった点も、好感触でした…。
そのお蔭もあってか、
8人の女性の、それぞれの人となりが、
とても身近で、かつ人間味が感じられ、
「源氏物語」や -
Posted by ブクログ
源氏物語を知らない人はいないと思うけど、読んだ人は少ないでしょうね。という私も、授業でちょっと習った以外は全く読んだことがありません。かといって今から読む気力も…。そういう人でも気軽に読めるのがこの本です。
この本では、葵の上、藤壺、六条の御息所というように、光源氏を取り巻く姫君がそれぞれの章の主人公になっています。そして、その主人公の姫君の心情にスポットが当てられ、筆者の推察も加えながら、現代人にも分かりやすく、共感できるように語られていきます。
うまいのは、その章で脇役として登場してきた姫君が次の章で主役となるような構成。それぞれが別々のストーリーのようで、うまく話がつながり、一 -
Posted by ブクログ
元の話は人々の生活から生まれた民間伝承なので、子供向けの綺麗な絵本に改編されたお伽話とは違って当然。にしても凄まじかった。キリスト教の厳しい戒律の下、親のいうことをきかない子供は厳罰、それでも逆らえば処刑。飢饉には子供を交換して食べる。近親相姦当たり前。魔女らしき女は焼き殺す。シンデレラは邪眼で姉たちの足を切らせる。おどろおどろしい話のなかで『長靴をはいた猫』だけは何もしないイケメン主人公が飼い猫の働きのみで王様の娘と結婚できて王位を継いだりする。女はとにもかくにも清く正しく美しく従順で忍耐を強いられるなか、美しい男が得をする時代だったようだ。
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前半は、
坂本龍馬、武市半平太、桂小五郎など
幕末の志士を中心とした
江戸末期のストーリー
昨日の友が今日の敵
正しいと信じ忠義を尽くし
義理を通した行いが
悪とされ罪となる世の中
幕末は複雑で
何度読んでもわかりにくいけど
でもそこがまたおもしろい
この本は龍馬の思いや気持ちが
ちょっと身近に感じられて
時代の移り変わりもわかりやすい
大きな出来事やターニングポイントに
その時の年齢が記されている
初めての江戸への遊学 19歳
勝海舟にはじめて会う 28歳
近江屋で暗殺 龍馬 享年33歳
若い
龍馬が活躍したのはたった5年間
本当に駆け抜けた一生だったち違いない
後半は
タ -
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読書録「読めば読むほど面白い『古事記』
75の神社と神様の物語」3
著者 由良弥生
出版 三笠書房
p44より引用
“ けれどもイザナミはすでに死者の国の神々
と共食していた。共食とは、同じ竈の火で煮
炊きした同じ食物を食べ合うことで、それは
同じ仲間、すなわち死者になることを意味し、
もう地上には戻れない。”
目次より抜粋引用
“神々の誕生
その後のアマテラスとスサノオ
オオクニヌシの「国づくり」
オオクニヌシの「国譲り」
天孫降臨と同伴の神々”
古典や伝承を研究する著者による、日本最
古の歴史書について記した一冊。
神話時代の天地の始まりから人の世の治世
まで、物語に登 -
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