由良弥生のレビュー一覧
-
- カート
-
試し読み
Posted by ブクログ
空海の生涯は、きっと、眠れないほど面白いのだと思いますが、この本が、眠れないほど面白いか、というと、そこには違和感があります。
文体に違和感が覚える部分が多いせいか、今一つ楽しめませんでした。
そして、空海といえば、最澄を忘れてはならないと思いますが、この本の中で、最澄は、結構ひどい書き方をされているように思います。
最澄については、よく知らないのですが、歴史上の偉人として名を残しているからには、それなりに立派な人だったと思うのです。
しかし、この本では、頭が固くて尊大な人物として書かれていて、かなり残念な印象を受けました。
この本には、かなり誇張があるとはしても、とりあえず、空海のすごさ -
- カート
-
試し読み
Posted by ブクログ
わ~、読みにくい!というのが第一印象。
なんでしょうね、難しい熟語の説明を(○○・・・)説明でするのは、翻訳ものですと(○○)の説明は小さな活字ですが、地の文と同じ活字っていうのが画期的ではありましょうが、しかし、一度出てきたその同じ熟語の説明を何度もなんども繰り返すのです。そんなにいらないって!(笑)
司馬遼太郎さんの『空海の風景』で空海というお坊さんのことは、司馬節ともいえる明るい調子の描き方でとても好きですし興味ありましたから、文章が読みにくい欠点もありますが、内容は分かり易く迫力もありましたので、頑張って読み通しましたけれども。
1200年前、平安時代の黎明期に遣唐使として、平底船 -
- カート
-
試し読み
-
- カート
-
試し読み
-
Posted by ブクログ
「死」に対する考え方は、中世期と現代では大きく異なるのだろう。死が日常にある時代と、死を現実のものとしない、いや、その存在自体を認めない現代社会に生きる私達とは違った生死観があって当然なのであろう。中世に書かれた本では多かれ少なかれ死や性など、人間の奥深くに存在する衝動というか、欲求というものがストレートに出てくる。子供向けの寓話として捉えられているグリム童話においても、実は現代とは大きく異なる社会倫理・価値観を基にして書かれている。
ただ、キリスト教における聖餐の儀をカニバリズムに結びつけている考え方には抵抗があるし、論理的説明にも欠けている様に思うのだが…