氏家仮名子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
あなたにとって、魔法少女はどのような存在ですか?
憧れの存在、愛でたい推し、くだらない創作物、いかにもオタクが好きそうなど……肯定的な意見も否定的な意見も、ちょっとググれば山ほど出てくるでしょう。それくらい魔法少女は、広く知られているひとつのコンテンツです。
そんな魔法少女と今私たちが暮らす現代が上手く混じり合った作品がこの"わたしが魔法少女になっても"だと思います。
主人公の花咲ゆめりは秀でた才能を持っているわけでもなく、優れた容姿を持っているわけでもなく「魔法少女を愛している」という自覚と自信で自分を奮い立たせながら憧れの業界にしがみつく女性です。
私は普段あまり登場人 -
Posted by ブクログ
魔法少女オタクの平凡な会社員であるゆめり。地味で要領あまりよくなくて、このまま日々が過ぎるかと思う彼女は、突然魔法少女として契約することになる。
魔法少女と怪物の戦いが現実となった世界。
アニメの魔法少女と現実の魔法少女。理想の魔法少女と自分という魔法少女。
幼いときから憧れていた魔法少女になったからこそ、葛藤しながら悩みながら、それでも仕事も魔法少女業も進んでいく。
小さい時に楽しんでいたような夢と憧れが詰まった王道魔法少女ストーリーと、当たり前のように過ごす会社員としての現実。色鮮やかな糸とモノクロの糸はギャップがありながらも調和して、素敵な衣装を織りなすかのように見える。この素敵な物 -
ネタバレ
面白かったのですが...
後半が詰め込み過ぎで、駆け足気味に感じました。
よって、星を一つ減らしました。
前半、かなり丁寧にお話を進めていたので、一層のこと2巻にして、もっと描き切って欲しかったかな。
一番残念だったのは、真犯人が真相を語りまくるシーンw
そんなに簡単に喋っちゃうの⁈w
もうちょっと捻りが欲しかったです。
それでもよく作り込まれた世界観&キャラクターで、引き込まれました。
そして、ああいうラスト、好きですね。
多くのものを失ったヒロイン、未来も苦難に満ちている筈なのに、故郷へ向かって馬を駆る姿に、何故か希望を感じました。
名前のエピソードもいい!泣けました!
これって、物語の序章だよね?と思ったら、続編 -
Posted by ブクログ
ネタバレ草原の民の娘、シリンとナフィーサは異母姉妹だが、容姿が瓜二つということから、双子として大国・濫の皇帝たちに嫁ぐように命じられる。自由も名前もすべて奪われ、後宮に囚われた偽りの双子の運命は、やがて草原と濫国を巡る陰謀へと巻き込まれていく――。
5章から怒涛の展開でした。
後宮での生活が丁寧に描かれていてそれなりにおもしろく感じていたので、よっしゃ、暁慶とこれから…!というところで大事件が起こってしまい、あれあれあれ?と見守っているうちに気づいたら予想外の結末を迎えていました。皇后になる話だと思ってたんだけどな…!?
シリンらしいと言えばらしいけど、個人的には暁慶ともっと絆を深めて欲しかったので