川上佐都のレビュー一覧

  • 今日のかたすみ

    Posted by ブクログ

    同居と生活を描いた連続短編集。
    恋人、父娘、男3人など、様々な関係性のお話があった。
    どのお話も、他者と暮らすこと、同じ空間・時間を過ごすことで、仲が深まったり、自分や相手の知らない面と出会うことが描かれた、温かなお話で良かった。

    0
    2026年08月15日
  • 贅沢な関係

    Posted by ブクログ

    「大人になってからの友達」がテーマの短編集。
    学生の頃はほぼ毎日会って楽しく過ごしていたのに、社会人になって環境が変わるとあれ?何か違う?と感じたり。
    連絡できる友達が減って寂しくなったり。
    友達って新たにどうやって作るんだっけ?と悩んだり。
    同窓会での立ち振る舞いに疲れたり。
    どれもあるあるですよね〜。
    楽しく読めました!

    0
    2026年08月06日
  • ほころぶしるし

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公(奈央)の心理描写がいちいち私に刺さった

    タイトル『ほころぶしるし』のほころぶは、閉ざしていた感情が表に出ること、それから蕾が花を咲かそうと開くこと、すなわち成長を意味しているのだろう

    睦月は、過去の出来事から抱えていた、千恵里や奈央に対するネガティブな感情を、奈央との関わり合いによって捉え直す事が出来た

    千恵里は、奈央とぶつかることでこれまで直面してこなかった奈央への感情と向き合い、自分の考えを改めるに至った

    奈央は、睦月との出会いをきっかけに自身の過去の行いを悔い反省し、それを通じて自身の行動が変わり、成長した

    漢字をところどころ開いてひらがなで記載しているためか、やわらか

    0
    2026年06月24日
  • 贅沢な関係

    Posted by ブクログ

    淡々とした描写、生々しい内容。
    友達って、ドラマみたいな派手なものじゃなく、
    良くも悪くもこんなもんだなって思わせられた。

    0
    2026年05月15日
  • 今日のかたすみ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    誰かと住む、一人で住む、隣に住む、違う場所に住む

    暮らすって色んな「単位」があるけど、
    住むことに人との関わりは切っても切れない。

    一番初めの「愛が一位」は
    読み始めてからの最後に向かうまでが一気読み。
    坂を登ってくだるような感覚だった。

    0
    2026年04月05日
  • 今日のかたすみ

    Posted by ブクログ

    川上佐都さん2作目。
    なかなか良かったです(なんか上から目線で申し訳ないです)

    誰かと暮らすということは、ワクワクもするしとても楽しそうに思えるけれど、実際はとても難しいと思います。
    私は子供の頃は当たり前のように親兄弟と祖父母と暮らしていたけれど、一度家を出て何十年ぶりかに戻って一緒に暮らすと意外と難しい。きっと、相手も同じように感じているかも…と思い、今は仕方のないこととして受け入れて上手に距離をとることを勉強中です。

    そんな「誰かと暮らす」ことが描かれていました。きっと、似たような感情は抱いたことがあるのでは?と思えました。

    他人と暮らすこと、関わることを通して、自分の他人との繋が

    0
    2026年04月05日
  • 今日のかたすみ

    Posted by ブクログ

    面白かった!面白くて一気読み。多分別の小説読んだことがあるかな、川上さん。一章の、『愛が一位』の遥くん、異性だが気持ちはすごくよくわかる…
    百ちゃんの言わんとすることは分かるけど、めんどくさい女だな笑 遥くんがなんども、他の章ででてきたがパラレルワールドなのかなんなのか時系列がよくわからなかった。少し繋がってる主人公の短編っておもしろくてすき。『ピンクちゃん』も面白かった。

    0
    2026年02月11日
  • ほころぶしるし

    Posted by ブクログ

    読み始めて最初はほのぼのとした高校生の青春物語かと思っていた。でも、奈央が好きになったのは、自分の過去に繋がっている人だった。過去の後悔と向き合い、友達ともぶつかり悩み苦しむ奈央。誰もが、思い出したくない後悔に包まれた出来事を一つぐらいは抱えていると思う。正面から向き合おうとする奈央を応援しながら読んだ。

    0
    2026年01月24日
  • 街に躍ねる

    Posted by ブクログ

    いわゆる世の中の物差しではかれば普通ではない達、高校二年生。
    彼について、弟の晶からの、そして母からの眼差し。

    本人だっていろいろ考えているだろう。同じように一緒に暮らす家族も考える考える考える。

    答えなんてなくて、ただ温かさの残る物語。

    0
    2025年11月15日
  • 今日のかたすみ

    Posted by ブクログ

    一章目の途中で「あー、駄目かも」と思ったが、とにかく二章まで読み進めた。やめないで良かった。二章目の『毎日のグミ』も良かったが『避難訓練』がなんだか沁みた。ちょっとした比喩や丁寧な心理描写が独特で、好きだなと思った。登場人物たちの背景や関係性がだんだんわかっていく構成になっているので若干戸惑うが、最後しっかり回収されて爽やか。

    0
    2025年09月10日
  • ほころぶしるし

    Posted by ブクログ


     奈央の周りに、寄り添ってくれる、道を示してくれる大人がいて良かった。もくちゃん、いいね。睦生の「過去の自分といまの自分は、同じじゃない」も刺さった。ペンタスの花言葉「願いごと」ボタンクサギの花言葉「夢実現」

    0
    2025年08月19日
  • 街に躍ねる

    Posted by ブクログ


     晶と達が、もがきながらも兄弟の絆を深めていく。「世間は、たくさんの人でできているが、人とは違う。血が通っていない」「自分が簡単にできること、人もできると思っちゃだめだ」達は大切なことを教えてくれる。世間が何と言おうと達を大切に思う晶が愛おしい。

    0
    2025年08月01日
  • 街に躍ねる

    Posted by ブクログ

    コミュニケーションが苦手で不登校の兄・達と、達が大好きな小学生の弟・晶の物語。

    晶が、お兄ちゃんが大好きで大好きで仕方がないというのがすごく伝わってきました。
    でも、純粋に兄が好きで自慢に思う気持ちと、周りの人たちから見えている兄の姿に対してのギャップに悩んだり、自己嫌悪に陥ったり……。

    この年頃って、いろいろな見方が出来るようにもなり始めてて「正しいこと」に縛られたりもする。
    それでも、子どもって考えが柔軟だなと思う。大人の常識にとらわれず、頭で考えるよりも良い意味で感情優位で動けてしまうのを尊く感じました。

    モヤモヤした気持ちを打ち明けた弟に、愛情とねぎらいのこもった言葉をかけた兄。

    0
    2025年07月31日
  • 街に躍ねる

    Posted by ブクログ

    小学5年生の晶の視点で、大好きで尊敬しているが、晶以外の人とのコミュニケーションが苦手で不登校となっている高校2年生の兄・達との関係を描く。母親の朝子視点の第二章もある。
    物知りで絵が上手くやさしい兄を大好きで尊敬しているが、同級生の兄に対する心ない言動にもやもやしたり、兄に「ふつう」になってほしいと思ってしまったことに自己嫌悪したりといった晶の繊細な心の動きがよく表現されていて、心を打った。母親視点の第二章も、親子のコミュニケーションなどについて考えさせられた。達の気持ちはいずれの章でもはっきりは書かれていないが、もどかしさを抱えた複雑な心境であることはよく伝わってきた。
    家族が発達障害(?

    0
    2025年05月10日
  • 街に躍ねる

    Posted by ブクログ

    書くことで正直になれる、いい意味で小学5年生が書いた作文らしさがすんなり入ってきて読みやすい。人それぞれの普通があるのは当たり前なのに他人のことになるとその普通を当たり前に受け入れるのは不思議と難しい。生きづらさと温かさを両立した現代らしい作品だった。

    0
    2025年03月09日
  • 街に躍ねる

    Posted by ブクログ

    俗に言う、「普通」って何だろうと考え直すきっかけになった。

    「普通」って頻繁に耳に入るし使いがちな言葉だけど、よくよく考えてみたら人間を縛り付ける言葉でもあるのかなー。
    大衆と違うことは間違ってないし、「普通」にくくりつけない人でありたい。

    ストーリーとして、何回か涙が込み上げた。
    親って凄い。

    0
    2025年02月23日
  • 今日のかたすみ

    Posted by ブクログ

    読み始め、うまく情景が想像できずにいたが、読み進めるうちに引き込まれた。人物の関係性が後からわかるように文章が構成されているから、そこに辿り着くまで、理解するまで時間を要したところがある。
    読み進めていくと、自分以外の人の行動よって、自分の心が動いている、動かされている、抗いようのない心情がよく描かれている。物語のあちらこちらに、自分もかつて似たような感覚を抱いた部分もあり、読むたびに思い出された。自分の過去の記憶も一緒に想起されて、読後は物語と一緒に解き放たれる感じがしてよかった。

    0
    2024年12月19日
  • 今日のかたすみ

    Posted by ブクログ

    誰かといることや一緒に暮らすことの難しさの描き方がすごくリアルで共感した。
    劇的な何かが起こるような作品ではないけど
    日常ってつまりこういうことの連続だよなーと実感。
    誰も悪くないだけに相性って難しい

    0
    2024年09月27日
  • 街に躍ねる

    Posted by ブクログ

    達の言葉がひとつひとつに色んな想いが込められていて言葉選びも素敵だな、と思いました。晶の家族想いなところもすごく感動しました!!

    0
    2024年06月26日
  • 今日のかたすみ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    わたしの好きな連作短編集ということで読み始めました。どの話も面白かった。1番が、、決められないな…愛が一位かピンクちゃんかな?悩む。。みなさんの感想を読むの楽しみにしている!みなさんの1番はどれだ!?

    愛が一位は、遙くんの自分のしたいことをしたい気持ちも、百ちゃんの自分の思い通りに動いてほしい気持ちもわかりながら読んだ。それぞれに引っかかるところがあって、こんなカップル居そう!って思った。

    毎日のグミは、全然話の行き着くところがわからなくて、緋名とママが仲直りすることが行き着くところ?と思いながら、そわそわしながら読んだ。

    避難訓練は、戻田のことを心配しながら読んだ。あとめっちゃ戻田って

    0
    2024年04月22日