川上佐都のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
人と暮らすことで見えてくるものはいろいろあって…。
人と暮らすのは不自由なことだけではないはずで、だけど自分の時間を優先したい、気儘に暮らしたい人には窮屈さを感じるかもしれなくて…。
[愛が一位]
〜分かり合えないカップルのこと。価値観の違い。
[毎日のグミ]
〜距離感のある父と娘。両親の離婚後からの生活。
[避難訓練]
〜友人同士のルームシェア。いつまで成立するもの。
[ピンクちゃん]
〜アパートの隣人同士。おばあちゃんと短大生との不思議な関係。
[荷ほどき]
〜ひとり暮らしの青年のこと。
5編の連作短編集。
それぞれに悩ましい…。
誰かと暮らすということ…温かさだけではないものがあるの -
Posted by ブクログ
シェアハウス、同棲、一人暮らし、実家。
色んな住み方があって、どんな住み方にも、それ特有の楽しさと寂しさがある。
実家暮らし時代、一人暮らし時代、同棲時代…その時々の楽しさ寂しさを思い出させてくれた本でした。
生活をする中で、些細なことで同居人や隣人とモヤモヤすることがあったり、勘違いされてしまったりもする。
でも、そんな事情に関わらず、時間は進んでいく。
それに流されて忘れていく記憶、ずっと覚えている記憶、忘れないように頑張って覚えている記憶。
全部をずっと覚えることはできなくて、逆に全部を忘れることもできなくて、そんな感じでぼんやり楽しかったことや寂しかったことを残していくのもいいかもな -
Posted by ブクログ
人とのかかわりが苦手らしい達は高校に通えなくなり家にいる。絵が得意で時々家の中を走り回ったり指を高速で動かすなどの癖がある。弟で小学生の晶の目線から日常が語られていく。晶は兄のことが大好きで兄の描く絵も好き。だけど、どうやら世間的には兄の立場は褒められたものではないようだし、晶の家族構成も不思議らしい...。
とりたてて大きな事件が起こるわけではなく少しだけ変わっている兄弟と家族が小学生の目線から(晶の目線も独特)語られ、最後だけ語り手が変わる。悪くなかったものの終わりが中途半端だし、最後の語り手にあまり共感しない。大人向けならいいけど、児童書でこの終わり方は納得いかないなぁと思って星を3つに