川上佐都のレビュー一覧

  • 今日のかたすみ

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    川上佐都さんの2作目の作品。
    前作『街に跳ねる』も良かったので
    新作を楽しみにしている作家さんのひとり。

    部屋と家を舞台に描かれる連作短編集。
    第1話「愛が一位」
    ルームシェアを解消し恋人と同棲を始める遙の話。
    恋人との生活にモヤモヤとしたものを抱えるが
    彼は〈他人の言うこと・することをまず飲み込む癖がついていた〉
    無理をしていないかな。
    そんな心配をしてしまう。

    思春期の娘が元父親の家に居候する
    第2話「毎日のグミ」も好き。
    久しぶりに2人で過ごす時間が愛おしい。

    第3話「避難訓練」
    男3人のルームシェアの様子が書かれているが
    第1話の遙とは違う面も見られて楽しい。

    アパートの隣人同

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    2024年02月21日
  • 街に躍ねる

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    面白かったし、刺さる言葉の数々に共感しまくったけど、朝子篇を読んで訳のわからない話になってしまった。
    発達障害の許容って難しい。コミュニケーションを取れない相手との関係ってすごくストレス。弟の晶は兄の達とコミュニケーションできてるから感情移入できるけど、達がなんでも突っかかってくるタイプだったら晶も兄と関わろうと思わないんじゃないかな。

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    2024年01月21日
  • 街に躍ねる

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    絵を描く才能に恵まれた青年と多感で素直な小学生の弟。いかにも常識的で神経質な母親と事なかれ主義の温厚だけど影が薄い父親。
    素直な弟目線の話がいきいきとしていてよかった。

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    2023年08月01日
  • 街に躍ねる

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    第1章は小学生五年生の晶(あき)の視点から綴られる。
    大好きな兄・達(とおる)は大学生。
    でも、学校は休んでいる。
    なにか理由があるらしい。
    晶の視点からは詳しいことは書かれていない。
    達は衝動的に、必要以上に動く。
    それは「普通」ではないという。
    学校へ行けないのはそれが理由だろうか。

    第2章は母・朝子の視点で描かれる。
    息子たちを思う親心が痛いほど伝わってくる。
    なぜ、達は不登校になったのか。
    ルールに縛られているのは大人達も同じ。

    コミュニケーションをうまく取れないひとを
    晶の同級生は「かわいそう」と言う。
    私自身はどうだろう。
    知らず知らずの間に誰かを傷付けてはいないだろうか。

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    2023年06月11日
  • 街に躍ねる

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    読み始めは、抽象的な作品でわかりにくいのかな?
    とかいじめなどが絡む少し気が重くなるような予感がして、何となくスローペースで読み進めていました。
    でも、いつの間にかすっかり入り込んでいたようで、中盤あたりでは主人公の兄弟のやりとりに涙していました。わかりやすいハッピーエンドではありませんが、ずっと誰かの愛が溢れていて温かく、希望が湧いてくるとても素敵な作品だと思います。

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    2023年05月28日
  • 街に躍ねる

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    「人と違うこと」って特別なことなのだろうか。
    そうではないはず…ということを小学5年の晶から教えられたような気がする。

    小学5年の晶には、高校生の兄・達がいる。
    兄はとても絵が上手くて物知りで最高なのに学校には行っていない。
    普通ではないと思われていて、コミュニケーションが苦手。
    だけどとても兄が好きであることが、バイト先を心配して事前に確認しに行ったり、ということでもわかる。
    そして、ずっと一緒に居たいという思いも伝わってくる。

    第2章は、母からの目線で描かれている。
    親であるが故にわかってあげたい気持ちと上手くいかない葛藤がよくわかる。






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    2023年05月19日
  • 街に躍ねる

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    小学生のまっすぐさが愛おしい。

    周りからどう見えても、
    やっぱり自分の兄ちゃんが好きだよね。
    でも、時々もやもやして、
    そんな自分に戸惑って。

    そうやっていろいろ知って大きくなるんだな。

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    2023年03月13日
  • 贅沢な関係

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    ライフステージが変わっていく中で、友達を続けていくことの難しさ。学生時代は毎日一緒にいて、ともに笑った友達も、お互いの環境が変わって、嫌いにはならないけど、なんか違うっていう居心地の悪さを感じたり。そうなると会わなくなっていっちゃうよね。

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    2026年06月08日
  • 贅沢な関係

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    ふんわりとした形のないものこそ、求めているものかもしれない。人と人との出会い方や関わり方を考えさせられる作品。

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    2026年06月01日
  • 今日のかたすみ

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    なんてことのない日常を切り取った、連作短編集です。あくまで日常なので、壮大なドラマがあるわけではないです。だからこそ、ふとした描写に心動かされる瞬間があったように思います。

    「愛が一位」が一番好きでした。百ちゃんは面倒くさいけど、でもそんな百ちゃんが好きな遙くんの気持ちがわかってしまいました。冷静に、理論的に考えたら続かない関係なんですけど、人間関係ってそう単純なものではないですよね。。

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    2026年05月05日
  • 今日のかたすみ

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    文中に、他の作者さんが拾わなさそうな「わかる〜」なポイントがあって読んでいて面白かった。『ピンクちゃん』が好き。
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    26.04.03

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    2026年04月03日
  • ほころぶしるし

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    うまく言えなくていいも思う。自分の気持ちを伝えるって、本当に難しい。だから、うまくなくていいから、いつか伝わるといいなと思う。そんな気持ちを抱かせる作品。

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    2026年03月16日
  • 今日のかたすみ

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    ネタバレ

    『愛が一位』のももちゃん、重すぎってレビューが多い。でも気持ちはわかるな。そこまで出しちゃうのはと思うけど本音を言える関係っていいなと思った。自分が言えないタイプなのでうらやましい。あと、お惣菜じゃなくて簡単でも作る、そういう育ち方をした、というのも同じなので、今まで人と分かり合えなかったのはここか!と妙に納得。別れたんだろうけど、その後きっかけがあったら戻りそう。

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    2026年02月26日
  • 街に躍ねる

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    小学生の主人公は、博識で絵が上手な高校生の兄のことが大好き。しかし世間的には兄は「変わっている」と見られるようで…。
    確かに生きづらい人だろうなと思うけど、理解してくれる人は必ずいるし、幸せになってほしいですね。
    小学生男子の友情がアツかった!

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    2026年02月21日
  • 街に躍ねる

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    どんなことにも意味がある。子供の頃に不思議だったこと、今でも変わらず不思議であるのだなあと感じる作品。

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    2026年02月03日
  • ほころぶしるし

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    自分のやってきた過去の忘れたいあれこれに目をそらさず、それと向き合おうとする勇気。友達との関係性での自分のキャラ付けから一歩踏み出す。新しい友達との距離感。本音で付き合える友達になれた瞬間。好きになった人といる幸せな時間。これらの青春時代だからこそ感じる細やかな想いのあふれた作品でした。

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    2026年01月15日
  • 街に躍ねる

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    ネタバレ

    兄の個性(グレーな障害?)を純粋に受け入れていた弟が、周囲からの、それはそれで純粋に発せられる言葉や、精神的な成長段階で、少しの疑問を抱く。でも、弟の純粋さと兄への敬意と愛情は変わらず、その疑問は一瞬で通り過ぎたように思う。
    それぞれの父の個性が、兄弟に集約されて、この多感な時期に人としての核心を形づくっていく瞬間のお話だったと思う。
    2人の個性的な娘を持つ母として、兄弟愛に感情移入。バラバラに暮らすことを伝える母と、泣きながらも受け入れる弟のシーンは、泣けた。あと、母が兄の成長を突きつけられた電車のシーンも、母として嬉し泣き。

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    2025年11月02日
  • ほころぶしるし

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    先が気になっていっきに読んだけど
    モヤモヤした終わり方だなと感じた。
    登場人物のキャラクターもしっかりしているしとても読みやすいのでこの話が合わなかったのかも。
    他の話も読んでみたい!

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    2025年08月27日
  • ほころぶしるし

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    ネタバレ

    青春でハートフルな内容かと思いきや、
    自らの過ちに目を向けていく作品。
    誰しも一度は過ちを侵したことがあるはず。
    しかしその過ちと向き合うことのできた人はどれくらいいるのだろうか。向き合い、謝り、縁を結び直せる人はどれくらいいるのか。
    恐らくそう多くはないと思う。
    それに、過ちを侵したとしても気づかなかったふりもできる。
    しかし過ちを認め、相手と向き合おうとした奈央は強いこころの持ち主だと思った。過ちを許す、と決めた睦生も強くやさしい人である。そしてこの2人のすごいところは許し、許されて終わりではなくその後を描こうとするところだ。過去に何があっても、未来に目を向ける姿勢が素敵な人物たちだと思っ

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    2025年07月22日
  • 街に躍ねる

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    ネタバレ

    久米絵美里さんの『天国にたまねぎはない』と少し似た設定。(あちらはいとこ、そしてすでに亡くなっている)期待していたので、少し消化不良な印象。

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    2025年06月11日