シェアハウス、同棲、一人暮らし、実家。
色んな住み方があって、どんな住み方にも、それ特有の楽しさと寂しさがある。
実家暮らし時代、一人暮らし時代、同棲時代…その時々の楽しさ寂しさを思い出させてくれた本でした。
生活をする中で、些細なことで同居人や隣人とモヤモヤすることがあったり、勘違いされてしまっ
...続きを読むたりもする。
でも、そんな事情に関わらず、時間は進んでいく。
それに流されて忘れていく記憶、ずっと覚えている記憶、忘れないように頑張って覚えている記憶。
全部をずっと覚えることはできなくて、逆に全部を忘れることもできなくて、そんな感じでぼんやり楽しかったことや寂しかったことを残していくのもいいかもなぁと、この本を読んで思いました。
そんな懐かしい思い出を引っ張り出して楽しみたくなる、クスッと笑えて少しセンチメンタルにもなる温かな短編集。