稲垣公夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ザ・ゴールの続編.設定はザ・ゴールから10年後となっており,間に色々あったようだが,グループ内で収益性の低い事業を売却するという話からスタートする.前作が生産管理の理論中心だったのに対し,本作はマーケティングや事業戦略を対象にしている.
一貫して書かれているのはIf-Thenの因果関係で繋いだロジックツリーでコンフリクトを解消するというもの.コンフリクトの対象は人と人であったり,バイヤー・サプライヤーであったり,従業員と企業であったり,さまざまな対象に対して共通のツールによりWin-Winの関係を築ける.図が無いと読んでいてよくわからない.トヨタの5whyと比べて優れているのは複合的な因果関係 -
Posted by ブクログ
ネタバレていうかなぜ小説なんだろう。もっと図とかないと分からんやろうと。コミック版も出るらしいので、出たら読んでみよ。
If Then分析とかはSo What分析の方が洗練されて質が高いと思うし、生産工程を扱って具体的な前作に比較するとけど、今回は抽象的なのでむむむというところ。いくつか良い所もあった。新製品を出すことや機能を追加することだけが価値向上ではないんだな、ということ。
・同じ製品でも、異なるマーケット分間に異なる価値観が存在する。一方のマーケット分野における価格変化が、他方のマーケット分野における価格変化を誘導しない場合、2つのマーケット分野は互いにセグメンテーションされている。
・価値