牧野美加のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日本でもそのまま通用しそうな世界観と登場人物たち。なんでこんなに息苦しい世界になっちゃったのかな。こんな風に自分の理想の店を作るにも、資金を貯めるのに命削って働かなきゃならないのって絶対おかしいよ。韓国は日本より競争が厳しいって聞くから、ただ生きていくのも辛そう。こんな本屋があったら入ってみたい気もするけど、ヨンジュちょっと押しつけてくるタイプかな?おすすめで置いてあるならいいけど、これ読めって言われるのは嫌かも。でも本ってホントに嗜好品というか、興味無いと一生読まなくても平気らしいからなー。ベストセラーしか読まない人もいるし、なかなか大変。
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Posted by ブクログ
読み始めてすぐ心に響いた部分
「心地よい感覚。彼女の心が仕事場を喜んで迎え入れる。自分の身体のすべてがこの場所に安らぎを得ていると感じる。彼女はもう、意志や情熱といった言葉に意味を求めないことにした。自分が頼るべきは、みずからを駆り立てるために繰り返し唱えてきたそういう言葉ではなく、身体の感覚だということを知ったからだ。いま、彼女がある空間を心地よいと感じるかどうかの基準はこうだ。身体がその空間を肯定しているか、その空間では自分自身として存在しているか。その空間では自分が自分を疎外していないか。その空間では自分が自分を大切にし、愛しているか。ここ、この書店は、ヨンジュにとってそういう空間だ。」
ヒュナム洞書店のオーナー、ヨンジュ。
彼女の過去の仕事について書かれた部分を読んで、この気持ちがより理解できました。
私も「空間」に違和感を感じる職場では仕事を続けられないので。
理想の空間を手に入れたヨンジュをうらやましくも思いながら、ハン・ガンさんの書店が先月末にいったん幕を下ろしたというニュースを知っているだけに、複雑な気持ちにもなりました。
「本は、なんというか、記憶に残るものではなくて、身体に残るものだとよく思うんです。あるいは記憶を超えたところにある記憶に残るのかもしれません。」
だから読書は辞められません。
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Posted by ブクログ
ソウル大学を卒業して新聞記者を務めたあと、東京大学で学際情報学を学び、日本で18年間すごした著者が、日本と韓国の文化のちがいについて論じた記事をまとめた本です。
いずれも短いコラムのような文章であり、コロナ禍の状況において著者自身が見聞した事実などを紹介しつつ、日韓の文化的な差異に焦点をあてた、時事的な性格が強いように感じました。むろん著者は、こうした文化の比較が、それぞれの文化内の多様性を無視してしまう危険性をはらんでいることにもじゅうぶんに注意を向けており、インターネットを中心とするさまざまなメディアを通じた情報交換が加速していくなかで、おなじ時代を生きている者どうしに共通するものも増えていることに目を向けています。
その一方で、そうした状況だからこそ、ちがいを見つけてそれぞれのアイデンティティを確保したいという欲求も強まっています。著者は、「私は、固定的で同質的な「韓国文化」あるいは「日本文化」が存在するという見解には、一貫して否定的だ」としつつ、読みやすさを考慮してあえて「韓国人」「日本人」という表現をもちいたといい、日韓の文化が「同じ」だとか「異なる」といった言説は、比較という操作のもとでのみ成立する「相対的な知」だということを示すことに注意をはらったと述べています。
本書の記事は、おおむね著者の印象記のようなわかりやすいもので、上のような著者の意図がどれほど読者につたわったのかという点では、やや心もとない気もしますが、著者の苦衷のほどはうかがえます。 -
Posted by ブクログ
少し飛ばしながら読んだけど、ファンドルムさんの文章はとても好き。
・もし一冊の本を読む前の自分と読んだあとの自分が少しでも変化していたなら、たとえその本を読んだことすら覚えていなくても問題ないのだ
・誰も自分の金を分け与えようとはしないのに、
自分の人生はらいかに多くの人々に分け与えていることでしょう?
人は財産を守ることにかけてはケチくさいのに、時間を浪費することには鷹揚です。
こと時間にかけては貪欲であって然るべきなのに。(セネカの【人生の短さについて】より)
・わたしたちは他人の人生をよく知らないので、その人の人生で一番目立つ面だけに注目しがちだ。 -
Posted by ブクログ
以下、障害への違った視点を教わった。
・障害を治療矯正できなかったものとネガティブにとらえるのではない。
・健常者に近づかせるためのリハではなく、補聴器より表字サービスとか、自分で生きやすい方法を選べるといいんじゃない?
・でも高価な車椅子とか使ってたら、白い目で見られる。非障害者の価値観のなかで生きるジレンマ。
・非障害がつくるもの、思い描くユニバーサルデザインなどゴールを決められて、ユーザー側にいるだけでなく、自分で決めたい。
・障害をオープンにする方が生きやすいと思ってたけど、それが関係性や仕事上の支障になる可能性もある
・障害者は技術を使って、健常者に近づく努力をし、喜ぶ人でないとならない?
・ボーっと過ぎる無意識に通り過ぎる所に障害者は継ぎ目、そこに不備があると知らせてくれる存在。滑らかな自動化された世界でガタツキ、継ぎ目から予想もつかないところへ可能性を広げていく存在