牧野美加のレビュー一覧

  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    オーバーワークによる体の不調、就職難、
    不安定な非正規雇用、無気力な高校生、
    そしてその息子を心配するオンマなど、
    ヒュナム洞書店に集まってくる登場人物は、
    それぞれに悩みを抱えている。

    韓国の厳しい競争社会の中での生きづらさや
    息苦しさは、日本も似ていて、登場人物に
    自分を重ねる人も多いのだろう。
    立ち止まって考えるきっかけになったり、
    自己肯定感を持ち、周りにいる大切な人を
    ありのままに受け入れ、そっと見守ること。
    数々のセリフが胸に響き、前向きになれる
    読書だった。




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    2026年02月14日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    コーヒーを入れるときはコーヒーの事だけを考えると言う章すごく良かった。現在過去未来を考えてしまうけれど、コーヒーを入れる時だけは目の前の、今のコーヒーに集中する。
    よく聞くフレーズだけど、コーヒー1杯が現実と未来の間の人生をつなぐものなんだという意識で集中していったら、周りがみんなそのコーヒーの味を褒めてくれて、今度はコーヒーを入れながらこれからの何かを願い始めたと言う流れがとっても哲学的で美しかった。

    韓国人の名前を常に聞いてて慣れてる自分でさえも、読みながら登場人物の名前や特徴がわからなくなってしまうけど、キャラクター紹介(相関図まではいかない)が巻頭に載っているのがすごく親切だった。

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    2026年02月05日
  • 毎日読みます

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    2026.6
    毎日少しずつ読んだ。
    面白いブックガイドだった。
    毎日読書したい。

    ===

    P7 より勇気ある、より揺らがない人間
    P17 相手がこれまでどういう本を読んできた人かわからないのに、その人にぴったりの良書を薦めるなんて、どんなに難しいか!
    P19 哲人 そして、刹那としての「いま、ここ」を真剣に踊り、真剣に生きましょう。過去も見ないし、未来も見ない。完結した刹那を、ダンスするように生きるのです。誰かと競争する必要もなく、目的地もいりません。踊っていれば、どこかにたどり着くでしょう。青年 誰も知らない「どこか」に!(嫌われる勇気)
    P57 小説を読む人は、誰よりも「自分の人生」

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    2026年02月01日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    2024年本屋大賞翻訳小説部門第一位を受賞した小説。会社を辞めた書店主であるヨンジュがソウル市内の住宅地ヒュナム洞に書店を立ち上げて、一緒に働くバリスタのミンジョンや友人兼コーヒー業者のジミ、書店にやってくる方々との交流を描く。前書きにもある通り、登場人物のみなが、「どこか自分と重なる」存在として描かれていて読者に寄り添う温かさを感じる。こうして本を読んだ感想を書くときに、書店主ヨンジュのように、自分が好きな本ではなく、「客観的な目で本を見てみよう」という視点は忘れないように自戒できた。本が好きな方ならヒュナム洞書店のような場が欲しいと思うことは少なくないはずなので気になった方はぜひ。

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    2026年01月31日
  • 毎日読みます

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    本当に本が大好きな方なんだな、というのが伝わってくる本好きによる本についてのエッセイ。
    韓国の作家さんだけでなく、様々な国の、様々なジャンルの本が登場する。(もちろん日本の本も!)
    次に何の本も読もうか、という指針になるし、単純にエッセイとしても面白い。
    一篇が割と短いので、寝る前や移動中など、気軽に読めると思います!

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    2026年01月25日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    ヒュナム洞書店の日常が淡々と語られるところから始まり、登場人物の心情や生活が深く語られていく。
    韓国の労働事情も日本と似たり寄ったりで、非正規職員の問題や夫婦のあり方など考えてしまう描写が中盤以降続いていた。
    書店の物語として想像していたものとは違っていたけれど、考えさせられる本だった。

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    2026年01月24日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    本とコーヒーがあって、心地よい場所があって、あとは適度な自己肯定感があれば、人生を生きて行ける。

    冒頭、主人公ヨンジュの心と書店との関係が、心地よい文章とともに頭の中に入ってくる。
    「ヨンジュは中に入る(自分が経営している書店)。心地よい感覚。彼女の心が仕事場を喜んで迎え入れる。自分の身体のすべてがこの場所に安らぎを得ていると感じる。彼女はもう、意思や情熱といった言葉に意味を求めないことにした。自分が頼るべきは、みずからを駆り立てるために繰り返してきたそういう意味ではなく、身体の感覚だということを知っていたからだ。」

    毎年、年末年始の休みには、とっておきの単行本買っておき、ゆっくり読むこと

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    2025年12月31日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    名前に馴染みがなく、途中誰だっけとなることもあったが、一章説が短く、飽きさせない工夫がされていて、読みやすかった。
    登場人物たちの居心地の良さがこちらにも伝わってきて、読んでいて気持ちが良い本だと思う。
    胸キュンポイントもあって、本についての考察なども考えさせるポイントがあって楽しかったのだけれど、ただ、もう少し深みがほしかった。
    難しいけど、なんとなく分かるなぁと思うあのちょっとだけ興奮する感覚が今ひとつだったな。
    本能的に斜めから見てしまうとキレイにまとまりすぎて、不自然な印象を受けた。

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    2025年12月26日
  • 毎日読みます

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    読んで読んで読みまくったら最強になれるわけじゃないけど、突風の中でもよろけないで立っていられるような強さをほんの少しもらえる、それが読書なのかもしれない。私は毎日迷ったり助けて欲しいと思うことが多いから、救いを求めて本を開いている。紹介されている本も世界中の作品があって、本当に積み重なって多読な人なんだなあ。家に置いておきたい一冊だった。

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    2025年12月14日
  • 毎日読みます

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    自分にとって本とは何であろうか

    本や読書や作家のあれこれについて書かれたこのエッセイには、その答えにたどり着くヒントがたくさん散りばめられていた

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    2025年12月13日
  • 毎日読みます

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    本読み仲間の友人から春樹の事も書いてあるよと紹介されて。いや本好きならたまらない内容よ。

    好きで好きで本読み中毒から、書くこと、小説家と自分を昇華させていってるのが凄いな。

    そして一点集中型からジャンル問わす読み、学んで行く感じで、これは彼女の本読みとしての自叙伝だ。古典から経済学者の本まで(意図的に色々読んだ時期があると告白されている)。
     
    紹介されてる本は大衆小説的なのは少なくて、古典とかも多い。私なんかは生涯一度は読んでおきたいと思うものの、手をつけられていない本も沢山あって改めて少しづつ挑戦しようと思えた。

    ファンさんは、本にアンダーラインを引いて書き込む派だ。確かにその方がよ

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    2025年12月12日
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ

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    読んでいると安心できる、なんだか心地の良い本でした。主人公のヨンジュを始め、悩み立ち向かう登場人物。そんな1人1人の生活が描かれています。
    最近疲れている人も多いでしょう、この本で一度休息をとってみませんか???
    ーー「ようこそ、ヒュナム洞書店へ」

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    2025年12月06日
  • 毎日読みます

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    韓国の本をはじめ世界中の本が紹介されていて、本作の中の引用を読んで、興味が惹かれるものが多々ありました。

    「本を読むのに良いタイミングは『いつでも』だ」

    日本の読書指南書とはまた雰囲気の異なる奥深さがあって面白かったです。

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    2025年11月19日
  • 毎日読みます

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    非常にためになる韓国人による読書指南書です。
    時代を問わず国を問わず、53篇のエッセイのなかに響くものが多々あった。巻末の参考図書リストあるのもいい。

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    2025年11月05日
  • サイボーグになる テクノロジーと障害,わたしたちの不完全さについて

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    障害を持つ著者2人が、医療テクノロジーと社会のあり方を問う。完全な治療は素晴らしいことだが、達成するにはまだ時間もかかる。それに最新医療は高額であり誰もが受診できるおのではない。
    それよりも障害者が障害者のままで、快適に生きるためのテクノロジーはどうあればよいのか。そも障害者を非障害者に合わせるのではなく、障害者を基本とする社会を目指せないのか、などが提言されている。

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    2025年10月29日
  • サイボーグになる テクノロジーと障害,わたしたちの不完全さについて

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    とても興味深く読んだ。本書では、障害者が身体とテクノロジーを結び付けることを「サイボーグ(ないし障害者サイボーグ)」と呼ぶ。

    作者の一人キム・ウォニョンさんは弁護士にして俳優であり、骨形成不全症のため車椅子生活をしている。もう一人の作者キム・チョヨプさんはSF作家であり、後天的な聴覚障害者である。世代も障害も異なる二人の当事者が、客観的に、また時に主観的に、正常性の規範を押し付けられる障害者の在り方を綴る。それは韓国の障害者事情でありながら、普遍的なテーマである。

    本書からはいくつかの刺激的な論考がすくいとれる。
    どこまでが人間の身体なのか。一握りの富裕者しか使えないテクノロジーに意味はあ

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    2025年10月17日
  • 毎日読みます

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    『ようこそ、ヒュナム堂書店へ』の著者、ファン・ボルムさんの読書エッセイの改訂版があると知って、早く読みたいと思ってました。
    題名がいいですよね。
    読書は自由だから、どんなふうに読んでも、その人となりが現れます。
    なぜ、本を読むのか、読み終わって感じる満たされた気持ち、新しい本を手に取った時のワクワク感。なかなか読み進められない本へのもどかしさ。いい感じの本屋さんを見つけた時の高揚感。
    本への愛情がたっぷり語られていると感じました。
    各章に著者が愛する作品が紹介されていて、作品は読んだことのないものばかりだったけれど、引用された一節に心が動かされます。
    紹介された作品は外国のものばかりで、難易度

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    2025年10月11日
  • 毎日読みます

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    読書好きならうんうん、と頷きながら読むだろうし、読書の習慣がなくても本作のどこか1つの章を読むだけで読書を始めてみようかなと思う1冊なのではないかと思った。
    共感することもされることもどちらも大事なこと、という1文が印象的。そして自分は狭く浅くの読書になりがちなので、広く読んで深く読む読書を始めてみたいと思う。

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    2025年09月25日
  • 毎日読みます

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    気になった本があると並行して本を読み始めてしまうわたしの癖も、そんな読み方もアリだよねと肯定してくれた気がして、ますます読書が気軽なものになれたのかなと思う

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    2025年09月11日
  • 毎日読みます

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    ネタバレ

    全体を通して友だちを見つけた感じ。夜寝る前の読書の時間に、この時間も誰かと繋がってるんじゃないかと思っていた感覚を、この本を読んでいるときも同様に感じた。

    「頭も心も重い日には、負担の少ない薄い本に手が伸びる。」私も本を読めない時があって、それで挫折しちゃうのは勿体無いなと思うし、やっぱこういう人もいるんだと思った。

    「ほかの誰かを本が読みたいという気持ちにさせながらも、自身は本を読むことにしか関心がない」読んでいる人を外から見た表現。その点に魅力を感じていたが言語化したことがなかったことに気づいた。

    「本を読んで強くなりたい。より揺らがない、よりどっしりした人間になりたい。」この本のコ

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    2025年08月18日