牧野美加のレビュー一覧

  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    書店に集う人々の話。
    翻訳本だからか、若干読みにくさを感じたが、それ以上に話が魅力的。
    日本でも(最近は和らげてきた気もするが)、学歴重視、道草を食うことへの批判など、韓国社会に通じることが多々ある。
    けど、みんながみんなそんな社会で頑張れるほど強くない。ちょっと休んでもいいじゃないか。と思わせてく...続きを読む
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    本が好きだからか、本屋が好きだからか、時折韓国ドラマに出てくる雰囲気のある書店を思い出させるからなのか、この本(この書店)が大好きだ。
    大きな展開もなく、ほんの些細なコミュニケーションや心の変化に触れながら進むストーリーは、いつの間にか私を書店の客や登場人物の知り合いにしてしまう。そんな立場で少し自...続きを読む
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    書店をオープンさせた女性とそこに集う人々のお話。働くことや幸せについてなど、考え悩む人々の姿に自分も重ねて考えるきっかけとなる。日曜日の休日の夕方にヨンジュが卵を二つ使った目玉焼き醤油ご飯を食べる場面が好き。お気に入りのバラエティ番組を見たり、窓から外を見たり、本を読んだり、この素敵な休日のために生...続きを読む
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    質の良い映画か韓国ドラマを観てるよう。
    こんな書店が近くにあったら癒されるな〜
    どの登場人物も特別な力や才能があるわけでもないけど、それぞれが影響しあって、支え合って。
    そんなふうに誰もが生きていけたら理想なんだけれどな。
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    購入したときに、すぐに読むのがもったいない気がして置いていたら、いつの間にかすっかり有名な本になっていました。小さな本屋さんで、店主と店に集う人たちの物語は、読みごたえがありました。

    ヒュ「休」という字がはいったヒュナム洞書店。人生でひと休みが必要な人たちがいつの間にか集まっていた、そんな書店でし...続きを読む
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    【休む】
    たくさんの、共感するところがありました。

    ・・・
    主人公のヨンジュ、30代後半女性。
    1人で本屋さんを経営し始め、
    少しずつ、関わる人たちと関係を作って行く。
    その中で、
    人生、仕事、家族との関係など、
    それぞれの悩みがぐるぐるしながら、
    お互いに、
    少しずつ、
    日々の幸せを見つけ合って...続きを読む
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    とても良かった。
    大きな山場や急展開などはないが、ゆっくりと流れる時間の中で、登場人物の心情がとても細かく書かれていた。
    過去の自分にも重なることも多く、登場人物と同じくモヤモヤした感情になりながらも、前向きに進んでいく姿が良かった。
    またいつか自分の人生について悩んだときは、この本を手に取りたいと...続きを読む
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    人生に疲れたときに読みたい本。
    韓国が舞台の物語ですが、日本と似ていて、イメージしやすかったです。

    他の方も書かれていますが、大きな事件がある訳ではなく、ゆっくり時間が進むような物語でした。
    これは原作者さんがこだわった部分でもあるみたいです。

    長い物語なので、久しぶりに満足感が得られました。
    ...続きを読む
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    小さな本屋さん「ヒョナム洞書店」の店主ヨンジュと、そこで働くスタッフや常連客との日常生活を描いた小説。
    韓国は日本以上に学歴社会、長時間労働、競争社会。そんな生活に疲れた人や挫折した人たちが過酷な状況から抜け出して、これからの未来を模索しながら今を生きている姿や悩み続ける姿を見て、「自分だけじゃなく...続きを読む
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    韓国ドラマを観ているようだった。
    少しずつ少しずつ読み進めていました。
    読み返しても新しい楽しさに出会えそうな内容でした。

    とっても楽しかった!
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    韓国のお話しだったので登場人物の名前が覚えにくかった…登場人物の紹介何度も見ながら読みました。こんなあたたかな雰囲気の本屋さんがあるなら間違いなく私も常連になります。読んでいる時間がすごくゆっくり流れていくような感覚でした。
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    ヒュナム洞書店の何でもない日常のような毎日を綴ったようなゆるさの中に、色んな種類の悩みや人間関係、本から気付きを貰ったり、働くことについて考えたりもするお仕事小説でもあった。

    人名が覚えられず、登場人物は出来上がっているのに名前を一致させることができず、並んで座ると誰だった?となったとき、最初の人...続きを読む
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    こんな本屋さんが近くに存在して欲しい
    登場人物それぞれなりのハッピーエンディングストーリーなのも読後感が良い
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    韓国の作家さんの小説を読むのは初めてでした。
    エッセイと小説が混ざったような心地良い文章が綴られています。
    ヒュナム洞書店に訪れる人々は様々な悩み、揺らぎ、挫折を抱えていて、もがきながらも自分を信じ成長していく姿が描かれている。
    心にじんわりと柔らかく優しさが染み込んでいくような素敵なお話でした。
    ...続きを読む
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    それぞれの悩みを抱えた人たちが書店を舞台として関わっていく。

    悩みはとても等身大のもので、共感できる人物が多くのひとにいるのではないかと思う

    自分も仕事での悩みの部分で共感できるところがあった。あとがきにもあるが、少し休んで、また歩き始めるというスタンスが大事なのではないかと思う。

    日々の追い...続きを読む
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    読んでよかった。
    自分と似てる環境や気持ちの人がいて感情移入して読んだ。励まされた!
    優しい話で読みやすかった。
  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    韓国の著者の翻訳本は初めて読みました。
    慣れないためか、名前と人物の一致がなかなかできず…何度も始めのページに記載されてた登場人物を見直して読み進めました。

    ヒュナム洞書店のような本屋さん、行ってみたいなって気分になりました。様々なイベントが開かれていて楽しそうだったり、本好きな方との出会いがあっ...続きを読む
  • サイボーグになる テクノロジーと障害,わたしたちの不完全さについて
    障害当事者の2人が語る話はとても読み応えのあるもので、今まで気付いていなかった様々なことに気付かせてくれた。「完全」って何だろう、「欠如」って何だろう、どの目線で考えればいいんだろう。まあ、深いとても深い作品だった。
  • サイボーグになる テクノロジーと障害,わたしたちの不完全さについて
    障害に対する社会的スティグマのせいで、わたしたちは「充分に障害者になる」ことをためらった。

    健常者が、作り出した「こうだろう」という枠にハマりたくないという抗い。ありのままの自分として「障害者になる」ことをしたいのに、できない。

    わたしたち健常者は、知らずに障害者の「ありのままで、在りたい」とい...続きを読む
  • サイボーグになる テクノロジーと障害,わたしたちの不完全さについて
    伊藤亜紗さんが絶賛するTweetから検索してみると「世界が注目するSF作家キム・チョヨプと作家・弁護士・パフォーマーでもあるキム・ウォニョン」の共著とあり、おふたりそれぞれ「障害当事者」であるとの紹介文にも興味をそそられ読み始めた本書。
    2019年韓国の週刊誌連載(加筆修正したもの)と対談、日本語版...続きを読む