小西マサテルのレビュー一覧
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短編ミステリー集ではあるものの、全体を通して登場人物等に一貫性があり一つの物語として完成していた。各章ごとに読み進めることもできるので、すごく読みやすく、ミステリーのどれもが些細なことから推理していく(一部超能力?みたいなものはあったものの)流れをとても綺麗に感じた。
肝心の内容は、前半のミステリーに比べて最後の章は物足りない感があった。なぜどうしての部分がすごくあっさりしすぎているように感じた。加えて、個人的には被害者も犯人ももっと何かしらの背景があるほうが読み応えがあって好みというせいもある。この作品は短編が集まっており、なおかつ全体の物語の進み方としてそうするほうが自然ではあるものの、 -
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ただ単に謎解きをしていくだけではなく、人と人との繋がりやいろいろな愛の形が感じられ、とても心温まる優しいお話だった。
過去の衝撃的な事件や楓のトラウマ等、徐々に明るみになっていく様子にはドキドキし、辛い別れでは無念な思いがひしひしと伝わり、話としてとにかく退屈しない。
また、主要3人のそれぞれの個性だったり、心境の変化がうまく描かれていたなぁと。岩田と四季、最初の印象と終盤とではがらりと変わる。そんなところもどんどん物語に惹きこまれる一因なのだろう。特に四季の告白シーンは印象に残っており、とびきり素直で素敵だった。続編のほうも気になるので読んでみたい。
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あちゃ☆
アンソロジーにはよくあるけども、ほとんど読んだことがあった!
「ビブリオバトルの波乱」岡崎琢磨……珈琲店タレーランのシリーズ
「緋色の脳細胞」小西マサテル……『名探偵のままでいて』シリーズ
「知識と薬は使いよう」塔山郁……薬剤師毒島さんシリーズ
「ふくちゃんのダイエット奮闘記」友井羊……『スープ屋しずく』シリーズ
「暗い部屋で少年はひとり」 柊サナカ……谷中レトロカメラ店シリーズ
最後のカメラのお話だけ未読だった♪
タイトルは暗そうなイメージで、実際途中までそっち方向にミスリードされるけど、実は強く前向きな少年の姿と決意を表していた。小品ながら、佳品。読後感がよい。 -
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ネタバレ『ビブリオバトルの波乱』
事件自体はそんなに魅力的ではなかったんだけど、
何気なく訪れたはずの喫茶店の店主が探偵役だった。
恥ずかしながらこの『珈琲店タレーラン』シリーズを知らず、
恋人の和将が解決してくれるものだとばかり思っていたから
意外な活躍に面食らったのと、
『本』『喫茶店』『謎解き』と大好き三要素が詰まっていたことで
一発でファンになってしまった。
調べてみたら既に8巻も出ているとのこと。
すぐ読みたい。
『緋色の脳細胞』
この話は以前にも読んだことがある。
既に感想も書いてあるので今回は省略。
『知識と薬は使いよう』
ここまで来てようやく、
どうやらこの本はシリーズものの一部ら -
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ネタバレ5人の作者の著書から選ばれた5篇。
小西マサテルさんの「緋色の脳細胞」以外は
初めてだったので色んな作風が読めて
面白かったです。個人的には友井羊さんの
「ふくちゃんのダイエット奮闘記」が
予想の少し上をいかれる結末に楽しめたし、
グルメと摂食障害の組み合わせの作品は
今まで読んだことがあったようでなかったので
興味深く読めました。
岡崎琢磨さんの「ビブリオバトルの波乱」は
本作を読んだことがないのでえっ!店員さん
そんな感じでぶっこんで来るのと驚き、
柊サナカさんの「暗い部屋で少年はひとり」は
すごいやさしい世界でほっこりした。
塔山郁さんの「知識と薬は使いよう」は
今までにあまり読んだこと -