小西マサテルのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「認知症」の1つであるレビー小体型認知症を患い要介護となった老人が、ベッドの上で数々の事件の謎を解き明かす、「安楽椅子探偵」ミステリー。シリーズ3作目。
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家は住む人に似てくるのかもしれない。
古い家屋の中にときおり吹き込んでくる風の、盛夏とは思えないほどの爽やかさに祖父を感じて、楓はふとそう思った。
ここは目黒区の碑文谷にある祖父宅。今日は祖父の断捨離を手伝うため、楓は朝から来ていた。
ダンディで博識を誇った祖父もレビー小体型認知症が進行しつつあり、正気に戻る時間が次第に短くなっている。別れの時がそう遠くないことは明らかだが、ここのところは比較的調子がよ -
Posted by ブクログ
『名探偵のままでいて』、『名探偵じゃなくても』に続く、シリーズ最終作。
2026年夏、実写ドラマ化もされている。ドラマのクレジットで最終巻が出ているのを知り、読んでみた。
主人公・楓は小学校教師。
たった一人の肉親である祖父は、かつては小学校校長を務め、ミステリマニアで聡明な人物だった。だが現在はレビー小体型認知症を患い、パーキンソン症状が出たり、幻視を見たりする。進行性の疾患であり、楓は不安を抱えつつ、大好きな祖父を見守っている。
そんな祖父だが、楓が身の回りの謎の話を持ち込むと、ミステリ好きの血が騒ぎ、生き生きとする。煙草を1本くゆらせ、煙をスクリーンにして、謎の真相=「物語」を描き出し