小西マサテルのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ
小学校の教師をしている、27歳の楓。祖父は、かつて小学校の校長を務めていたが、現在はレビー小体型認知症を患い、介護を受けながら一人暮らしをしている。
祖父は自分の病のことや、幻視の症状があることも自覚していて、体調の波はあるものの、楓やヘルパーとの会話はごく普通だ。
そして、祖父の影響でミステリマニアの楓が、周囲で起こった謎や事件の話を祖父に聞かせると、ミステリ好きに加え博識の祖父は、話を聞いただけで謎を解いてしまう。安楽椅子探偵である。
1話目の謎は、いわゆる日常系の謎。あ、こんな感じなのか〜と思ったら、2話目でいきなり殺人事件!認知症ではあるけど、知性は衰えていないどころか、現役教師を -
Posted by ブクログ
シリーズ完結作。
義祖母が認知症のため、読んでいる中で胸がぎゅっとなったり、名推理に思わず頬が緩んだり。
登場人物はそれなりに多いですが、シリーズを通して読んでいれば、それぞれの人となりも理解できているため、すっと物語に入り込めると思います。
私には祖父母との思い出がほとんどないので、「名探偵にさよならを」というよりは、「永遠に」という感覚に近いのかなと感じました。
別れは受け入れきれず、ずっとそこに残っていてほしい——そんな気持ちに近いのかもしれません。
でも実際は、別れを受け入れて「さよなら」と見送ることが、本当の意味での区切りなのかもしれませんね。
心が元気な時に読むことをおす -
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Posted by ブクログ
名探偵のままでいてのインパクトが強く、ずっと文庫化を楽しみにしてやっと手に取れた一冊。相変わらずの小西マサテル節が効いていて、安心感と読みごたえがありました。ただ、一作目ほどの意外性はなく、上手くまとめられすぎていると感じました。
ストーリーを家族と親密な友人という2面に分けて展開していく本作は、それぞれのキーポイントを各軸に沿って拾うテクニックが要る。前作は最後にこの2軸を鮮やかに合流させ、まさにパズルピースのように綺麗に嵌め込んだ。ただ本作では綺麗さを重視してか、本筋を良い塩梅で切り上げ、続編への橋渡しに徹している。そしてアフターストーリー付きの親切さ。
自分、個人的には心踊らせる余韻