小西マサテルのレビュー一覧
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レビー小体型認知症にして名探偵のおじいちゃんシリーズ完結編。大好きなシリーズなので楽しみな気持ちと終わっちゃう寂しさでちょっと複雑…
炎に包まれる家の中、車椅子に乗ったおばあさんはどこへ消えてしまったのか。古アパートの〝音〟と〝鍵〟の二重密室。豪華客船内で起きた『ユダの窓』パターンの密室殺人といった、今回も難解な謎を名探偵のおじいちゃんが解き明かしていく連作短編集?
のっけから岩田と四季の相変わらずの掛け合いに、一気にシリーズの世界に引き込まれる。楽しい。おじいちゃんの病状はさらに進んでいて切なくもあるけれど、いざという時の推理力は切れ味を増している。そして、楓、岩田、四季の恋の行方がつい -
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認知症の祖父が事件を解決する安楽椅子探偵ミステリー
探偵役の設定が斬新だが、舞台装置感は否めない作品かなと思った。とはいえ、物語の描き方が非常に良くて読みやすく、大賞を取るのも分かる作品でした。
ミステリーの連作短編集、最後は伏線が回収されるという形式はオーソドックスながら、読み応えがあって素晴らしい。
ただ、散りばめられた謎を解決するのに必要な前提知識のレベルが高過ぎて、雑学ものを読んでいるような気分でもあった(そこが醍醐味でもあるんだけど)。読者への挑戦状のような要素もあったので、短編ごとに趣向は変えていたとはいえ、そこは惜しいかなと感じました。
しかし題材とキャラクターの魅力は素晴ら -
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『名探偵のままでいて』シリーズ三部作、完結編。
レビー小体型認知症を患う祖父の「最後」の名推理。
今作はおじいちゃんの容態があまり芳しくない中で事件が起き
さらに、命が狙われるなど後半はハラハラドキドキだった。
各お話の事件や謎が解明していく度に切ないなぁ…と思っていたところ、
不穏な空気も同時に進行。
これはどう繋がってくるんだろう…と考えていたら
まさかの展開と思いもよらない人物が犯人として浮かび上がってきて、
最終話は結構衝撃だった。
3部作がついに完結し
「楓、煙草を1本くれないか」と始まるおじいちゃんの名推理も
楓との絆に魅了されました。 -
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前作から間が空いてしまったけど、楓・岩田・四季、この3人の会話から始まったとたん違和感なくすんなり入り込めた。前作の終わり方が好きだったからかな?!前作同様、問題編となるお題がありその解決編を物語として紡ぐ描き方はとても素敵。
今回はより濃くミステリ感があり読みごたえがあった。感傷的になる場面もしばしば…。
ヒッチコック作品が沢山出てきたが、正直全然分からなかったので…もう少し情報を入れておけばより楽しめるのかも。
楓の恋模様も気になるところだけど…今回で一人に絞られたように思う。やっぱり最後にさらりと印象的なシーンを入れてくる感じがキュンとしてしまう。
優しい気持ちになれる推理小説はなかなか -
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ネタバレ認知症なのに、名探偵なおじいさんのお話,最終巻。
父母はいつも北海道に来たら祖父母の家に行くのにこの時は乗馬のアトラクションを優先した。去年ポニーから落ちた小林くんはホテルに残ると言ったが祖父母宅に向かう。そして、小林くんが見たのは,祖母を乗せた車椅子を押して家に入った祖父。
その後火事になったが、祖母の車椅子も、祖母がそこにいた形跡もなかった。
火事の知らせを聞いた父母は飛んできたがその道中交通事故で死んでしまった。
どうして、父母はいつもと違って1日ずらして祖父母宅に訪問しようとしていたのか。
車いすに座っていた祖母はどこにいってしまたんだろうか?
岩田先生のアパートの隣の部屋から、「