小西マサテルのレビュー一覧

  • 名探偵のままでいて

    匿名

    購入済み

    作者の知識と経験の物語

    作者の父の病やミステリー好きが物語で使われることでリアリティがあったと思う。
    ただ、名作ミステリーのオマージュを取り込むために、違和感を感じるシーンがいくつかあったように感じた。
    でも、そのオマージュのお陰で、ミステリファンにはたまらない作品なんだと思う。

    #ドキドキハラハラ #切ない #深い

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    2024年12月30日
  • #殺人事件の起きないミステリー 自薦『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ傑作選

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    所謂日常の謎を集めた短編集。新作ではなく既刊からの選り抜きなので、購入の際は収録策をご確認ください。宝島社文庫のカタログ的な1冊ですね。

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    2023年09月10日
  • 名探偵にさよならを

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    おじいちゃんシリーズ3作目
    実は2作目を読まずに1→3に飛んでしまった
    アホな私…
    最後は何だか、うーん… ありえないような
    強引なような?
    でも良い最後でよかった
    ??
    変な感想で自分でも笑ってしまった( ´∀`)

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    2025年12月06日
  • 名探偵にさよならを

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    ネタバレ

    また前作を読んでからしばらく経過しているのもあり、キャラクターについてはざっくりとしか覚えていなかったが、今作はそれでも話についていけるレベルだった。
    展開や真相はちょっと無理やり感も否めないが、今作も色んな名作ミステリーがたくさんあげられていて楽しい。ドラマ化したら良さそうな画が撮れそうだな〜と思う場面がちらほらあって、少し期待したい。
    帯に、「認知症探偵」シリーズと書いてあって、そんなシリーズ名がついていたとは!
    間違ってはいないのだが、ネーミングセンスに笑ってしまった。


    第一章
    「江戸川乱歩傑作選」新潮社文庫、
    ジョン・ディクスン・カー「魔の森の家」、
    A・A・ミルン「赤い舘の秘密」

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    2025年12月02日
  • 名探偵のままでいて

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    ネタバレ

    なんとなく相性が悪く途中で断念…
    なんと形容すればいいかわからないけれど、文章が、台詞が歯の浮くような?感じで読んでて好きになれなかった…
    あと推理小説にリアリティを求めるキャラを出すなら、「〜だわ」とか語尾につけるキャラを出さないでほしい…マダムとかならまだしも若い人でそんなやつおらんやろ…となってしまう

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    2025年11月30日
  • 名探偵にさよならを

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    【収録作品】
    診療記録Ⅰ
    第一章 捨てられない物と捨てられた者
    診療記録Ⅱ
    第二章 古アパートの二重密室
    第三章 豪華客船の殺人
    第四章 瀕死の名探偵
    最終章 煙草を一本くれないか

    診療記録の章に、正直またこのパターンかと思う。
    黒幕ものは好きではない。後味が悪いから。
    楓も選択したし、三部作で終わりか。
    認知症はここまでご都合主義ではないと思うけれども。

    意外性を狙いすぎてややこしくなっただけの感じもする。

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    2025年11月30日
  • 名探偵のままでいて

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    今まで読んできた小説とは少し違う読み応えの本でした。
    文章の書き方や構成や独特な作家さんで不思議な感覚になります。

    あまり良い評価を目にしなかったので読み始めるときは不安でしたが、頭の悪いわたしには展開に無理があるなどそこまでは気にならず…
    単純に心優しい物語だなあ、という感覚だけで読み切りました。

    名作と言われるような緻密なミステリー小説が好きな方にはおすすめできませんが、大衆文学、エンタメとして読む分には普通に楽しめると思います。

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    2025年11月21日
  • 名探偵のままでいて

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    読みやすい連作短編だった。途中パターンが同じでうーん、、って思っていたのに、読むと止まらなくなって不思議な感じがした。
     「煙草を一本くれないか。」「絵が見えたよ。」決め台詞が王道ミステリー小説っぽくて私は好き。

    四季との行く末気になる!!

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    2025年11月21日
  • 名探偵にさよならを

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    「名探偵のままでいて」

    かつて小学校の校長先生として愛されていた老人は、幻視と老衰に苦しみながら、最愛の孫娘との暮らしを楽しんでいた。そこに訪れる奇妙な偶然の数々。岩田と四季、そして我妻を引き連れて、今日も紫煙の中に解決の光を灯す。

    「楓。煙草を一本くれないか。」

    感想です。
    本当にシリーズ完結なのでしょうか。
    たしかに、もう無理しないで欲しいです(^_^;)

    今作も連作短編集の構成でしたが、ミステリマニアは興奮するような小ネタが多く、著者の小西マサテルさんのミステリ大好きな想いが伝わってきます♪

    シリーズ完結だとしても、楓と四季、岩田、我妻に美咲の今後をスピンオフで読みたくなります

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    2025年11月16日
  • 名探偵にさよならを

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    タイトルからなんだか最後まで読むのが
    嫌だなぁ~なんて思いながら内容も展開も
    面白くサクサク読んでしまった。
    冒頭や幕間の「診療記録」は何だろうと
    思っていたら終盤にがっつり伏線回収、
    トリックも犯人の正体なんかも驚きで
    面白かったです。まさか犯人があの人なんて
    気づくまでだいぶかかってしまった

    ミステリにつきものの「偶然」、確かに
    それがないと話にもならないけどそれが
    行き過ぎると「ミステリ=さすがに偶然に
    頼りすぎなんじゃないか説」は凄く有力な
    説に感じてしまいますね。まぁミステリって
    それを含めてミステリなんですもんね。

    3作としてとても面白かったし、この完結編で
    ラストの1行、いい

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    2025年11月07日
  • 名探偵にさよならを

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    『名探偵・・』シリーズ三作目にして完結編。

    “レビー小体型認知症”(DLB)を患う祖父が、孫娘・楓の持ち込む不可解な謎を解き明かしていく安楽椅子探偵譚、連作四章&終章に加え、今回は不穏な「診療記録」パートを挟んだ構成となっております。

    ひょんなことから知り合った〝小林少年〟が語る炎の中で消えた祖母の謎、古アパートでの密室殺人、豪華客船内で起きた殺人・・といった不可解な事件を、謎解きの時だけ覚醒する“碑文谷さん”ことお祖父ちゃんがキレキレの推理で解き明かしていくパターンでございます。
    真相解明前に放つ
    「楓、煙草を一本くれないか」
    ・・との決め台詞もお約束。
    全体的に語り口が鼻につくのと(あ

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    2025年11月03日
  • 名探偵のままでいて

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    ネタバレ

    小学校教師の楓は定期的に、元校長の祖父の元へ通う。話術巧みで頭の切れる祖父だったが、レビー小体型認知症を患い、幻視があらわれるように。
    そんな祖父に身の回りで起きた「謎」を話すと、祖父は生き生きと語りだす。

    購入した古本に挟まれた訃報記事の謎、緋色の脳細胞
    行きつけの居酒屋のトイレに現れた刺殺死体、居酒屋の密室
    学校のプールから消えたマドンナ先生、プールの人間消失
    楓のクラスで起きた不思議な出来事、33人いる!
    同僚の岩田が巻き込まれた殺人事件、まぼろしの女
    彼女の周りに現れる不審な影の正体は?ストーカーの謎

    話題の本だったけど、どうも表紙を見て手に取るのを躊躇っていた。いえやって感じて読

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    2025年10月30日
  • #殺人事件の起きないミステリー 自薦『このミステリーがすごい!』大賞シリーズ傑作選

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    ネタバレ

    「緋色の脳細胞」は読んだことがあった。
    それ以外は初めてだったが
    シリーズを読んでいないので
    特に「知識と薬は使いよう」とかは
    人間関係がよくわからないものがあった。
    「ふくちゃんのダイエット」は完全に妹が悪者と思っていたので騙された。
    「暗い部屋で少年はひとり」はこんなに打ち込めるものを見つけたのはうらやましいのに
    母が残念すぎる。
    母が残念。

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    2025年10月18日
  • 名探偵にさよならを

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    きちんと時間が流れていくシリーズ。
    祖父の体の方の衰えが進んだため
    碑文谷の家を楓と岩田先生、四季君で
    少し断捨離することに。
    そこに顔を出した青年は
    子供の頃の不思議な体験の謎を語り…。

    今回も5つの短編が実はつながる構成。
    毎回よく考えつくなぁ。
    前出の話が1話目。
    2話目は、岩田先生のアパートで密室殺人。
    あやうく彼が容疑者になるところ。
    3話目は、豪華客船で旅行中に起きる殺人。
    トリッキーな話でした。
    4話目は、3編の中で暗躍していた相手が
    ついに本性を表して直接襲ってくる。
    このタイトルにこの表紙絵。
    本当にハラハラしたものの
    5話目、大団円が用意されてました。

    古いミステリ談義

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    2025年10月18日
  • 名探偵のままでいて

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    ネタバレ

    最初は謎解きばかりで単調だったけれど、主人公の生い立ちや祖父に対する想いがわかってから、引き込まれた。それは、自分の大切な人や空間に対して共感ができるようになったからだと思う。小説内で出てくるミステリー小説のように、決まりきった台詞や行動で、謎解きが始まる。最後は読者に委ねるというのも、主人公がどちらの男性に惹かれているのか委ねられている気もする。ただ、文章を読むにあたって四季だなあと思っている。

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    2025年10月07日
  • 名探偵のままでいて

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    本作の安楽椅子探偵であるレビー小体型認知症の祖父のキャラクターが素晴らしく、探偵としてキャラが抜群に立っている。知的でお洒落でありながら「煙草を一本くれないか?」という推理をやるスイッチとなる名台詞がありながら、一連の推理はあくまで筋道の通った解釈であり「物語」として扱うのも面白い。探偵というキャラクターにありがちな独善性や奇抜な振る舞いがなく全体的にスマートなのがとてもよかった。推理を絵として浮かび上がらせるのが認知症の幻覚という設定も、本作を映像化したときに映える設定だなと思いつつ、その幻覚自体が万能に見える祖父の弱点かつ不安要素になっている点も上手い。利点と欠点を表裏一体にして設定として

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    2025年10月06日
  • 名探偵のままでいて

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    ネタバレ

    物語の主人公は、27歳の小学校教師・楓(かえで)。
    彼女は、かつて小学校の校長として尊敬を集めた聡明な祖父と深い絆で結ばれています。
    しかし、祖父は現在71歳で、幻視や記憶障害、パーキンソン症状などを伴うレビー小体型認知症(DLB)を患い、介護を受けながら東京・碑文谷の自宅で暮らしています。
    この病気により、祖父は日常的に幻覚を見たり、記憶が途切れたりする一方で、時折驚くほど鋭い知性を発揮します。
    楓は、ミステリー小説を愛好する祖父の影響を受けて育ち、自身もミステリー好き。
    そんな彼女が、仕事や日常生活の中で遭遇する「日常の謎」(密室殺人や人間消失、幽霊騒動など)を祖父に持ち込むと、祖父の知性

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    2025年09月22日
  • 名探偵のままでいて

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    09月-02。3.5点。
    レピー小体型認知症の祖父を訪問する、小学校教師の主人公。謎を祖父に相談し、解決していく。

    小気味よい感じ。

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    2025年09月05日
  • 名探偵のままでいて

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    短編ミステリー集ではあるものの、全体を通して登場人物等に一貫性があり一つの物語として完成していた。各章ごとに読み進めることもできるので、すごく読みやすく、ミステリーのどれもが些細なことから推理していく(一部超能力?みたいなものはあったものの)流れをとても綺麗に感じた。

    肝心の内容は、前半のミステリーに比べて最後の章は物足りない感があった。なぜどうしての部分がすごくあっさりしすぎているように感じた。加えて、個人的には被害者も犯人ももっと何かしらの背景があるほうが読み応えがあって好みというせいもある。この作品は短編が集まっており、なおかつ全体の物語の進み方としてそうするほうが自然ではあるものの、

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    2025年08月29日
  • 名探偵のままでいて

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    放送作家だけに読みやすい。初めてミステリー小説を読む方にオススメ。
    ミステリー小説ファンにとって、作中に作家や作品が出てくるのが嬉しいね。知らない作品が出てきて、思わず検索しました(笑)。
    25/08/07 31冊目

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    2025年08月08日