小西マサテルのレビュー一覧
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ネタバレおじいちゃん、まだそばにいてよ。
もっと物語を聞かせて――
本作で、『このミス』大賞受賞作
『名探偵のままでいて』シリーズ完結!
祖父の「楓。煙草を一本くれないか」
この一言で始まる謎解き
それに加えて、本作に登場するミステリ作品と、岩田と四季と楓のミステリ談義、四季と楓の恋模様を見るのが大好きだった。
これが見れなくなるのは、寂しい。
魅力的なキャラが多く、かなり完結を惜しむ1冊。
でも、おじいちゃんの推理が冴え渡るまま、話が完結してくれたのはよかったなと思う。
ドラマ化とかしたら、面白そうだなと思う◎
とても、ミステリーとして楽しいシリーズなので、是非オススメの1冊です。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ完結編は「診療記録」の章が挟み込まれていて、なんだろう??って思いながら読み進めていくと伏線回収されてて面白かった!
これが最後…と各キャラへの愛着を感じながら読んだ。
恋の行方はそっちに行ったのね!
なんとも2人らしいピュアで美しいやりとりと、もう1人も彼らしい受け入れ方。
タイトルから、おじいちゃんまさか…と不安を抱えながら読んだけど、九死に一生どころか二生もしとるし、おじいちゃん最高すぎる。
お別れのシーンは見たくなかったから、幸せなラストで本当に嬉しい。
本当にみんな優しすぎていい人すぎて、殺人事件とか不幸なこととか起こりまくってるのに、最後まで愛に溢れていた。
ミステリー小説と -
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認知症の祖父、しかもリアルな幻視が見えるとされるレビー小体型認知症を患っている。
しかし、その祖父は元小学校の校長でありミステリー好きであるという事。
そんな祖父の影響を受けて、幼少期より見たものから物語を作る遊びからミステリー作品にのめり込んでいく主人公楓。
何気ない日常のちょっとしたミステリーを深掘りして、解決に導いていく祖父。
途中はドキドキする展開が待っていたが、祖父の柔らかな口調と、幻視による認知症への現実を行き来しながら話は進んでいく。
各章ごとに完結しているが、実につながっており、文の表現が柔らかくて「優しい物語」
「おじいちゃんのゴロワーズ」どんな香りか分からないが、 -
Posted by ブクログ
「認知症」の1つレビー小体型認知症を患い要介護となった老人が、ベッドの上で数々の事件の謎を解き明かす、「安楽椅子探偵」ミステリー。シリーズ3作目。
◇
家は住む人に似てくるのかもしれない。
古い家屋の中に吹き込んでくる盛夏とは思えないほど爽やかな風に、楓はふとそう思った。
ここは目黒区の碑文谷にある祖父宅。今日は祖父の断捨離を手伝うため、楓は朝から来ていた。
ダンディで博識を誇った祖父もレビー小体型認知症が進行しつつあり、正気に戻る時間が次第に短くなっている。別れの時がそう遠くないことは明らかだが、ここのところは比較的調子がよいため、家の片付けをすることにし -
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まずミステリーとしてトリックありと楽しめたが、やはり楓先生と碑文谷先生との交流、心のつながりがメインだ。
三作目ともなると碑文谷先生の病気の進行、衰弱も気になり不安が増してくる。
辛い展開になるはずだがそんなに悲壮感はないか。その中でいつものセリフと共に事件を解いていく姿は相変わらず格好良い。
今回は豪華客船に乗るとかホンマモンのミステリーかよとツッコミたくもなったが、ミステリーと偶然という考察なんかもあり強引さはあまり感じず。
恋愛関係はなんだかなあ、と一歩引いて見ていたが岩田先生はあれはあれで格好良いのかもな。
多分これで終わりなんだろうけど、やはり碑文谷先生の老い先もありダラダラ続く