小西マサテルのレビュー一覧
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またしても、楓を狙う存在が。1作めで終わったと思ったのに、意外な結果に驚いた。でも、そのおかげで、楓、岩田、四季の三角関係に進展が見られたような気がする。3作で完結を予定しているということなので、次こそ碑文谷さんこと祖父の病気や、三角関係の終わりも来るだろうと期待している。
いくつかの事件に絡めて、今度も作者が好きな物語がいくつも話題に出て、まさかヒッチコックまでと嬉しくなり、作品をまた見たくなった。ハインラインの『夏への扉』も、持っているのにまだ読んでいないので読もうと思う。
今回は、岩田の過去や楓の親友美咲の周囲のことなどが事件として語られていたが、その中でも我妻の同僚警察官が殺されるとい -
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シリーズ最後の話を惜しみながらも、黙々と読み進めていった。読み進めるうちに碑文谷さんが、自分の祖父と重なっていき、その病状に一喜一憂しながら読んでいった。
やっぱり碑文谷さんにとって、ミステリは最高の活力剤なんだろうなぁ…
ある事件をきっかけに症状が一気に悪化した後で奇跡の復活があったのはフィクションだからこそ嬉しかった。図解のトリックにも叙述トリックにも全く気づかず、最後の医師の正体と彼との直接対決では手に汗握り、涙も浮かべながら読み進めていった。今作のようなラストだと、碑文谷のおじいちゃんはずっと心の中に生きていてくれると思えるラストだった。 -
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「名探偵のままでいて」「名探偵じゃなくても」の完結編。前作は是非読んでから読んでほしい!!
主人公・楓のレビー小体型認知症を患う祖父が、日常に潜むミステリーを幻視を交えて解決する。しかし祖父の病状は悪化し、別れの日は確実に近づいている…というストーリー。
面白かった!
楓と碑文谷さんの掛け合いで事件の真相が解きほぐされていくため、読んでいて楽しいしわかりやすい。それでいて小さなところにも伏線が張り巡らされていて丁寧。碑文谷さんの「今起こってることだけじゃない。これから起こることも、すべてが正解なんだ」という言葉が胸に沁みた。
四季と岩田との三角関係にも決着がついた。おーーーーなるほどねとな -
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シリーズ完結編。放送中のドラマのテロップから、もう1冊あったことを知り、慌てて読んでみた。
事件の謎解きも面白いのだけど、やっぱり私が一番気になっていたのは、楓と四季と岩田の恋の行方。
これまで少しずつ描かれてきた3人の関係が、ここにきて大きく動いていく。事件よりも恋愛のほうが気になって仕方なかった 笑
そして、タイトルがせつない!
おじいちゃんとの時間もこれで最後なのかと思うと、読み終えるのが寂しかった。
シリーズを通して、ミステリーはもちろん、それより家族や人と人とのつながりを楽しんだ作品だったなと思う。
恋愛の行方は想定内だったけど、謎解きではかなり意表をつかれた。衝撃的!
恋愛的 -
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シリーズ完結作。
前作から、かなり間が空いてしまって、これまでの内容をあまり覚えてないけど、碑文谷さんこと、楓のおじいちゃんの病気は悪化の一途を辿っていた。
それでも楓の同僚の岩田や、岩田の後輩で劇団主催の四季など個性的な面々の存在は現在で、その時まで、この人たちはこのままなんだろうなぁ、と思った。
一作目には怪人二十面相に出てくる小林少年を思わせる青年?が今作のメンバーに加わり、碑文谷の家の片付けも賑やかに進められる。
今作は連作短編に見せかけて、裏で全て繋がっているというミステリの手段を取っている。
古典ミステリを挟んだりしながら、謎を解いていくのは、このシリーズあるあるだけど、ラストはち -
Posted by ブクログ
ネタバレ『名探偵にさよならを』は、シリーズ完結編にふさわしい一冊だった。
楓と、レビー小体型認知症を患う祖父が織りなす物語は、本作でも変わらず温かく、切ない。三作目ともなると、このシリーズならではの設定もすっかり自然に受け入れられ、物語の世界へすぐに入り込むことができた。
もちろん、ミステリーとしても非常に読み応えがある。これまでの二作とは少し構成を変え、倒叙ミステリを思わせる語り口が差し込まれることで、「この先どうなるのだろう」という期待感が最後まで途切れない。さらに、一見独立しているように見えた各章が終盤で鮮やかに結びつき、一つの物語として完成していく展開は見事!
シリーズを通して積み重ねて