小西マサテルのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ『名探偵にさよならを』は、シリーズ完結編にふさわしい一冊だった。
楓と、レビー小体型認知症を患う祖父が織りなす物語は、本作でも変わらず温かく、切ない。三作目ともなると、このシリーズならではの設定もすっかり自然に受け入れられ、物語の世界へすぐに入り込むことができた。
もちろん、ミステリーとしても非常に読み応えがある。これまでの二作とは少し構成を変え、倒叙ミステリを思わせる語り口が差し込まれることで、「この先どうなるのだろう」という期待感が最後まで途切れない。さらに、一見独立しているように見えた各章が終盤で鮮やかに結びつき、一つの物語として完成していく展開は見事!
シリーズを通して積み重ねて -
Posted by ブクログ
ネタバレ名探偵シリーズ完結巻!
名探偵シリーズは日常の謎を追うことが今までのケースでしたが、今回は殺人が何件も!?そして、冒頭から登場する怪しげな医者。まさかまさかの彼だったとは。
スマホ型のスタンガンなんてあるんですね。現実でもあるのなら本当に危険すぎるのでなくなってほしいです。というか、おじいちゃんにスタンガンなんてダメ、ゼッタイ!!!お家での格闘シーンは、ちょっとおじいちゃん強すぎてびっくりしましたが(笑)
「名探偵」という名前から、どうしてもそちらに意識が行きがちですが、このシリーズは、「レビー小体型認知症」という医療の側面も大いに関係があります。途中でおじいちゃんが犯人にやられてしまっ -
Posted by ブクログ
かつて小学校の校長だった祖父は現在、幻視や記憶障害の症状が現れるレビー小体型認知症を患い、介護を受けながら暮らしていた。
しかし、孫娘の楓が身の回りで生じた謎について話して聞かせると、祖父の知性は生き生きと輝きを取り戻す。そんな祖父のもとへ相談を持ち込む楓だったが……。
『このミステリーがすごい!』大賞の大賞受賞作品。レビー小体型認知症を患う祖父と、祖父を慕う孫娘の楓とのミステリ作品です。
いわゆる安楽椅子探偵モノですが、探偵役が認知症を患っている老人という点が珍しいところ。
症状や介護の様子なども、実際にレビー小体型認知症を患っていた著者の父との経験をもとに、詳しく描かれています。
仲 -
Posted by ブクログ
ネタバレドラマ化すると知って慌てて3作目を読み、これにて認知症おじいちゃん探偵の物語が完結してしまったことを寂しく思った。ライトなミステリながら毎回スリリングな展開も用意されていて、今回は絶体絶命のピンチから三角絞めで反撃したおじいちゃんに感服! 容態が悪化していよいよ最期かと思われたが、、復活してくれて良かった…
小林少年がモリアーティばりの犯罪コンサルタントに闇落ちしてたという設定も面白く、スマホ型スタンガンやら天然ガスやら はては手榴弾まで用意してたのはさすがにやりすぎと思ったが、それら全部お見通しでやり込めるおじいちゃん、さすがです。(しかも、実は生きていた小林のおばあちゃんまで用意してて 笑