遠坂八重のレビュー一覧

  • ドールハウスの惨劇

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    序盤は高校生の学校生活が書かれていてクスッと笑えるホンワカした雰囲気だったのが徐々に暗く陰鬱になっていく
    ホンワカから陰鬱になっていくグラデーションが上手だった
    犯行に至った動機が理解できない

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    2026年08月28日
  • 死んだら永遠に休めます

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    ネタバレ

    過労死レベルで働く人の、壊れていく過程を見たようだった。
    比喩ではなくその言葉通り、死ぬほど働いているのに、「逃げる」という選択肢がない。
    というより、選ぶ気力がない。
    最後にようやく抜け出すことができたが、それは死ぬほど働いていたからではなく、仲間だと思っていた人に殺されそうになるほど恨まれているのがわかったから。運命共同体だと心の支えにしていた人たちが、実は自分を標的にし、見下すことで自分を保っていた。
    極限まで追い込まれた人たちの精神の保ち方が、両者どちらも残酷で、読んでいて心が重かった。
    新しい職場は、給料は半分でも定時に帰宅でき、家族と暮らすことでやっと人間らしい生活を取り戻すことができた。
    背伸びをして、苦しみに耐えながら生きるよりも、自分が幸せと思える場所を見つけ、いい意味で自分に見合った場所で働くことが大切だと思った。
    最後に、佐伯の手紙を破り捨てたのは、青瀬が佐伯に恋愛感情がなかったからというわけではなく、これまでの苦しみを忘れ、新しい自分として生きていくためだと思う。
    佐伯自身は青瀬の支えになろうと努めても、佐伯と関わることで過去の自分や環境、くだらない陰口を言う人たちのことを思い出してしまうから。
    この本は読んでいてつらいけど、最後はハッピーエンドで終わってくれたと思う。

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    2026年08月25日
  • 廃集落のY家

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    帯を見て絶対めちゃくちゃ怖いんだろうな!ドキドキワクワクハラハラしながら読み進めてったけど、言うほど怖いか...?みたいな感覚のまま読み終わってしまった。私の察しが悪すぎて本来の怖さを理解できていない可能性もあるんだけど、でもなんか怖くなかった、って感想が残った。心霊系とヒトコワの両要素があったのに怖さのリアリティって言うのか、読んでいるときの、すぐ後ろに誰かがいて今にも私の肩に手を置くんじゃないかって思うような、こちらに迫ってくるほどの恐怖感はなかった。主人公の鈍感で無鉄砲でちょっと生意気な今どきな大学生っぽい感じや、教授の気遣い上手で安心感のあるところ、泉くんの、ビビりでちょっと残念キャラっぽいところとかは結構好きで、キャラが魅力的なのはいいなと思った。とにかく教授の安心感が強すぎて全然怖くなかったのかも。あと、出版されたのが最近であることもあって、現代的な要素が多いところもおもしろかった。こういう系って個人のブログとか掲示板とかちょっと前のインター要素が多いんだけど(そもそも情報源が10年以上前ってことが多いから仕方ないか)、YouTubeとかチャットgptとかが登場して...って書いてて思ったけど言うほど現代的要素多くないなあ。でもなんかリアルってわけじゃないけど現代っぽい感じが物語全体を通してあったと思う。だからこそファンタジーチックなホラー描写が浮いていて、怖くなかったのかもな〜。蓬莱くんが最初しか登場しないからいまいち感情移入できなかったのもあるかも。普通の明るいウェイ系大学生なのに、実は...というびっくり要素が終盤にあったけどええ〜そうなんですか!!?とはならなかったし、それよりもああいう典型的大学生キャラがオカルト大好きって設定の方がギャップっていうか、引っかかる要素だったな。蓬莱くんのこともうちょっと好きになってからホラー展開になればもっと感情移入できたのかな。

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    2026年08月25日
  • 死んだら永遠に休めます

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    ネタバレ

    最後の解決編は面白かったけど犯人がサラッと発表されたり青瀬のアパートに張り紙したのが誰なのか分からなかったり
    その辺をもっと丁寧に書いて欲しかった

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    2026年08月21日
  • 白色光の影を浚う

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    人間関係における出会うタイミングの重要性を改めて考えさせられたし、独りよがりってめちゃくちゃダサくてどうしようもない行為なんだということも痛感。気をつけよう。あと、「たけのこの里」でこんなに心揺さぶられるとは思わなかった。あ、シリーズ物なのね。

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    2026年08月18日
  • 白色光の影を浚う

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    ※
    変わり者の麗一とお人好しの蓮司は、
    でこぼこに見えるのにとても自然に
    馴染んでいるので不思議に思っていた。

    このお話を読んで出会いから今の関係に至る
    経緯がわかり、二人への愛着が膨らんだ。

    どんな事が起きてしまっても、自分自身と
    しっかり向き合うことの大切さが身に染みる
    物語でした。

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    2026年08月13日
  • 廃集落のY家

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    怖いものが苦手な自分からしたら主人公と教授の絡みがありがたかった、、、
    けどもっと追い込んでこい!!っておもったり。

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    2026年07月09日
  • 白色光の影を浚う

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    蓮司くん、スマホを持たない麗一に頼まれてスマホを貸し、届くことのないメールを送った未送信データが溜まっても消さないんだもん。めちゃくちゃ優しいよ。

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    2026年07月07日
  • 白色光の影を浚う

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    ネタバレ

    思いやっているように見せかけた無責任な言葉やその場しのぎの行動が、引き起こす事態の重さを痛感した。罪の影響を考えると重たい気持ちになったが、麗一と蓮司のタッグは良いなと思った。

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    2026年06月29日
  • 廃集落のY家

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    最後すごい怖かった。
    主人公の小佐野菜乃の性格的なものが、なんていうか苦手?たぶん合わないなと思った。

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    2026年06月28日
  • 怪物のゆりかご

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     普通の高校生が、ある日学校の放送室をジャックして自殺の生中継をする衝撃的なシーンでいきなり物語の中に引きこまれてしまった。
     ミステリーとしては、まずまず楽しめたかな。
     

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    2026年05月27日
  • ドールハウスの惨劇

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     青春ミステリということだが、前半は何かラブコメのような雰囲気で物語が進む。そして、その「雰囲気」のなかで、ところどころに感じる違和感。これが後半で起こる陰惨な事件と謎解きに関わってくる。自分は最初のうちは、題名の意味がわからなかった。それがわかるのは、やはり後半からとなる。

     高校を舞台にしたバディものであるが、全国有数の進学校とする意味があるのだろうか。登場する生徒たちが頭脳明晰とは思えないのだが。あと最後の方で明らかになる「犯人」が唐突すぎないか。もっと伏線を張ったほうが面白いと思う。さらに全体のストーリー展開の配分も考えた方が良いと思う。自分は殺人事件とは、もっと重苦しいものだと思う。

     デビュー作ということだが、いろいろと粗が目についてしまった。本作もミステリよりラノベに方向性を持って行ったほうが良かったかもしれない。しかし、そうすると米澤穂信氏のあのシリーズみたいになってしまうか。

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    2026年05月21日
  • 廃集落のY家

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    すっかりお馴染みになった色んな情報が出てくるモキュメンタリー調で始まり面白そうな雰囲気がありつつちょっと物語に乗り切れずに終わった。
    登場人物たちに魅力が無いので何だか読んでて楽しくない。
    特に主人公が個人的に好きになれないキャラクターで言動が浅はかにしか思えないし、蓬莱はシンプルによく分からん。(ちなみに泉もよく分からん)
    物語自体は何となく面白いんだけど、とにかく登場人物が全員どうでもいい奴らなので先の展開が気にならない感じだった。

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    2026年04月08日
  • ドールハウスの惨劇

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    ネタバレ

    想像してた話と全然違って驚いた。
    姉妹にとって救いがあるのか気になっていたので、最悪にはならなくて良かった。
    前半は姉妹の境遇や胸中が事細かに描かれているけれど、後半はミスリードのためかほとんどないため読後感があまりすっきりとはしない。
    犯人像も理想があると考えたら、と思いながらやはり爽快ではない。
    麗一の身の上が謎すぎて、そちらも気になる。

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    2026年04月06日
  • 廃集落のY家

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    怪異研究会メンバーの蓬莱が音信不通になり、彼の身に何が起こったのか。蓬莱家の前の三隅家の頃に起こった出来事が発端だった。
    怪異そのものはとてもシンプルで、霊というより
    神様に近い存在の即身成仏となった清をかたどった坐像。その坐像と目を合わせたことによって気が触れたとされる。
    廃集落のY家に導かれる主人公と教授。その後の展開もとんとん拍子で進み、蓬莱の一連の出来事は終わった。
    でも、結局蓬莱は救われてないしのぞみの方の強い念も違う方向にいっちゃったし何だか報われないなと思った。
    なんだかんだいって、人間が一番怖い。

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    2026年03月21日
  • 廃集落のY家

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    流布される都市伝説じみた噂、集落に残る因習、狂気じみた態度をとる人物、ネットの書き込みや動画に紛れ込む怪異…と、ホラーのあるあるをてんこ盛りにしたようなストーリー。テンポも速くてサクサク読める。
    しかし良くも悪くもホラー要素をあれこれ入れすぎたような感じで、一つひとつはあまり怖くないし、軸となる怪異が定まっていないようにも感じる。
    また主人公は、考えなしに怪異に首を突っ込んだり危険な目に遭っても反省していなかったりと、かなり性格に問題がありそうで一切共感ができないところも厳しい。

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    2026年03月07日
  • 廃集落のY家

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    ネタバレ

    一緒に怪異研究会をたちあげた蓬莱倫也が音信不通になる。3ヶ月後、おなじく怪異研究会の泉が送ってきた動画には首を傾げて佇む男が映っていた。これが倫也かもしれないという泉とともに撮影された場所に行ってみると、抜け殻のようになった倫也を目撃する。原因をつきとめようと調べていると今度は泉まで行方不明になってしまい……。

    ちょっとモキュメンタリーぽい編集ですが、ストーリーにのっとっているので苦手な人も問題なく読めると思います。
    純粋なホラーというよりは呪いとか人怖とかそっち方面かな。怖さはさほど感じませんでした。主人公含め、人の汚い部分を詰め込んだような不快感があります。ホラーとしてはすごく良いですが、もっと怖くしても良かったと思うよ。どっちかっていうと教訓的な側面を強く感じた。

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    2026年02月28日
  • ドールハウスの惨劇

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    ドールハウスの惨劇というタイトルながら、なかなか惨劇に至るまでに時間がかかったので、タイトルに騙されているのではないかと不安になった。
    いざ惨劇が起こってみると、結構あっさりしているなと若干拍子抜けした感はある。
    最悪や絶望が更新されていく中で、最後に一縷の光が見えたのは救い。

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    2026年02月07日
  • 廃集落のY家

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    怖さは控えめな印象。
    ただ読んでいておや?と思っていたところをきちんと回収されたので読後感としては満足でした。
    星の数を抑えたのは、やはりもっと怖くなるのではと期待していたので、この数にしました。

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    2026年02月03日
  • 怪物のゆりかご

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    ネタバレ

    するすると開陳されていく謎の数々はストレスなく快適。いじめはダメ。救いの主は必ずいるという強いメッセージを受ける。
    いじめパートで盛り上げつつ、快楽殺人者オチなのは少し本筋から浮いてしまって個人的にはしっくりこない。蒼の立ち直りの速さも…。クライマックスも、緊迫の対峙と見せかけて、あれ、終幕とあっさり。
    あとはなんと言っても、キャラクターが偽善的で、作為的に感じてしまって感情移入できないのもある。青崎有吾の描く裏染天馬と境遇やキャラ設定が被るが、先に読んだのがそちらなので、申し訳ないが二番煎じ感が否めない。

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    2026年01月17日