遠坂八重のレビュー一覧

  • 廃集落のY家

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    幽霊らしい幽霊がおどかしてくるわけでもなく、辺鄙な村の因習がガッツリあるわけでもなく、でも奇っ怪なことが起こってる。
    というジワジワしたホラーでとても面白かったです。
    主人公が今時の女子大生で、軽いノリでいっちゃうあたりが少々イラッとするけど、そのせいであまり重くなりすぎず、コミカルな部分もあります。
    でもやっばりイラッとする。ほら、言わんこっちゃない!みたいな。
    で、しょっちゅうゾッとして冷や汗かいたり寒気がしたりしてる。
    もしかしてシリーズ化するのではと思っている。
    泉くんが好き。

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    2025年10月01日
  • 廃集落のY家

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    どんどん引き込まれる。読む手が止められず最後までノンストップで読んだ。途中から違和感はずっと感じていたし、それはダメだよーという方にどんどん転がっていく。いろんな嫌な感覚が残るのも上手い書き方だなぁと思った。

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    2025年09月23日
  • ドールハウスの惨劇

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    遠坂八重さん、初読み作家さんです

    高2の滝蓮司と卯月麗一は、学校内で様々な依頼を受け便利屋として活動しています。
    蓮司は真面目で優しくて、麗一は容姿端麗な変人
    とにかく2人揃うとかっこよくて頼もしいです。

    依頼の内容にも注目ですが、同級生の美少女美耶と、勉強ではトップクラスの沙耶の双子姉妹の対比描写は母親との関係も含め息苦しくなります。

    登場する大人たちにはがっかり。
    大岩が光にしたことは、子供への愛情ではないし、美耶と沙耶の母親には恐怖に鳥肌がたちました。唯一すみれ子のおばあちゃんの優しさが際立ちました。

    人の温かさと怖さ、両方を感じられる作品だと思います。
    続編もあるようなので読み

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    2025年09月19日
  • 廃集落のY家

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    大学生の菜乃は同級生の蓬莱、泉とオカルト好きで意気投合し、怪異研究会なるサークルを作り日々怪異検証をしていた。
    ある日蓬莱が失踪し、数ヶ月後に夜の河原に佇む姿が目撃されるが、その姿は魂が抜き取られたかのような異質なものだった。
    菜乃と泉は蓬莱の家に訪問し事情を聞こうとするが母親も異様な状態で、家の壁にも無数のお札が貼られ、帰宅した菜乃と泉も異常な現象に見舞われた…

    ホラー的にはいい意味で気持ち悪かった!とにかく気持ち悪い怪異に襲われ続ける!
    事故物件モノかと思いきや違う流れになり、じゃあ因習村なのかと思いきや単純にそうでもなく。
    色々な要素が絡み合って一番気持ち悪いのは人間なのか…


    暗闇

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    2025年09月17日
  • 廃集落のY家

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    ホラーミステリーになるのでしょうか。めっちゃ怖かった!怪異か呪いか怖くてゾクゾクするのに先を読んでしまうそんな恐怖体験。最後まで恐怖を味わうことができた。

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    2025年09月04日
  • 廃集落のY家

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    ネタバレ

    怖かった〜昼間に読んでて良かった〜。ケーキの中に血のついた絆創膏が入ってるのは、トラウマ級。途中から教授のこと疑ってたけど、学生思いのいい人だった。そして、蓬莱が暴力してたのは、のぞみの嘘かと思ったけど、p327で全部自分が悪かったって書いてるから、本当ってことなのか?全てのぞみが仕組んだことだったら良かったにー(蓬莱のこと信じたい派です)。それにしても、閉じ込められるのは辛い辛い。

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    2025年09月04日
  • 廃集落のY家

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    この作家さんの作品は『死んだら永遠に休めます』に続いて2冊目。このお話はホラー、ここ最近読んだ中で一番怖かったかも…(^_^;)読み終えたのが日中で良かった。終わり方が衝撃的で…。ホラーあんまり読まない方だと思うんですが想像力が豊かな人ほど怖さを感じる作品なのかも?後半に差しかかってからは一気に読み進められました(^_^)

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    2025年08月31日
  • ドールハウスの惨劇

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    双子の姉妹でひとりは勉強はできないが美少女、もうひとりは容姿は冴えないが学力トップクラス。2人はそれぞれ異なるが母親から強固な束縛を受けていて、辛いシーンも多かった。学園ミステリーに近くて学内便利屋として活動する高校生2人が謎を紐解いていく。読みやすいと思うが、真相が不可解というか理解はし難いと感じた。

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    2025年08月30日
  • ドールハウスの惨劇

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    ネタバレ

    おもしろかった。主人公蓮司くんが真っ当ないいこで好き。
    途中まで全く第三者の存在を予想していなかったので、次々明かされる真相に驚いた。でも、母親の異常な締め付けに理由と利害の一致がありとても腑に落ちた。
    井口くんは完全に棚ぼたのとばっちりなので、無事でよかった。

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    2025年06月21日
  • ドールハウスの惨劇

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    家庭という小さな箱の中での惨劇。姉妹どっちにも害のある母親であったし、起こったことは悲劇だが、あの環境から逃れられたのは不幸中の幸いかなと。
    ネタバレにはなるが姉妹に罪がなくて心の底から安心しました。

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    2025年05月04日
  • 怪物のゆりかご

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    前作のドールハウスより面白かった。
    ドールハウスは双子の背景がこんな感じだよっていうのが先に来てて、いつ何時事件が起こってもおかしくなさそうだけど、なかなか事件が起きずに話が進んだのでちょっと読みづらかった。
    今回は先に事件が起きて真相解明だったから読みやすかった。

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    2025年01月25日
  • 怪物のゆりかご

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    どの時代もいじめがあり嫌ですが、身近にサイコパスがいるも嫌ですね。

    このコンビ、個人的に好きでした。

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    2024年09月29日
  • 怪物のゆりかご

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    前作のドールハウスの惨劇を楽しめたので、2作目があると知ったので、さっそく購入。
    事件をたこ糸研究会の高校生2人が解決する話なんですが、前回同様テンポよく展開が進むので飽きる事なく面白く読み進める事ができました。
    スプラッター系の作品を好きで書いていた作家さんだけあるので、そういった面も描かれてますが、ミステリー感が強く面白かった!
    文庫ではないのに、作家さんのあとがきもあって完結感もあってよかった。
    自分の読み間違いなのか、誤字なのかちょいと知らない名前が出てきたので、それがすごい気になるw

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    2024年08月04日
  • ドールハウスの惨劇

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    高校のたこ糸研究会の部員2人を中心に進むストーリー。
    中盤からは、一気読みしました!
    読みやすいし、難しくもないです。
    このタイミングで出てくるこの人怪しいよね、と思いつつ、バックグラウンドまで描写されてます!

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    2024年07月15日
  • 怪物のゆりかご

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    ネタバレ

    前作に続き、根底にあるテーマは重く
    問題提起として考えさせられる

    麗一と蓮司の掛け合いが面白くて好き

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    2024年06月15日
  • ドールハウスの惨劇

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    惨劇とまではいかないけど、読みやすくて一気読みした。
    キャラも立っているし、含みもあるので続編に期待も膨らみます。

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    2024年06月12日
  • 怪物のゆりかご

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    ネタバレ

    前作も面白かったので、こちらも読みました。
    前作の続きの時系列だったので、読む人は前作『ドールハウスの惨劇』から読むと、登場人物がよりわかって良いかと思います。

    今回のテーマはいじめ。
    そして今回は誰が犯人なのか怪しい人が多すぎて…誰が誰だかわからなくなりながらも(途中で前のページを戻ったりしながら)読み終えました。


    以下犯人のネタバレ。



    まさか、蒼くんのお父さんが快楽殺人鬼だったとは。途中に自称彼女の菜月、蒼くんのお母さん貴子も怪しいと思ったし、最早出てくる人みんな怪しく見えてしまった。300ページ超えですが、ページを捲る手が止まらず最後まで読みました。

    最後は蒼くんと菜月ちゃ

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    2023年11月28日
  • 怪物のゆりかご

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    いじめ、ダメ絶対

    やはりいじめは更なるいじめ・犯罪しか生まない、と心底思わされた話。
    いじめもダメだし、報復もしちゃいけないけど、物語の中では、主人公の麗一は元々ネジの飛んでる人柄だし、「あいつらは死んで当然」と言う意見にもあっさり同意したりして、きれいごとじゃなく率直な気持ちを話すから、読み手がとても考えさせられる。
    緻密なトリックの推理というより、少しずつ真実が麗一と蓮司によって明かされていき、そのときのやり取りが軽妙で前作から、このノリは好きだなぁ。正反対の境遇の二人が信頼しあってるバディ感が良かった。
    普通の顔をした壊れた人たちがたくさん出てくる話なので、現実に自分の周りにも実は潜ん

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    2023年11月26日
  • ドールハウスの惨劇

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    ネタバレ

    途中まで、2人の高校生が織りなす学内の便利屋を通して解決してゆく学園ミステリと錯覚を起こすぐらいにほのぼのとした内容で、表題の惨劇はどうした、プロローグは何だったのかと思っていたら中盤から本格的に物語が動き出す。殺人に対する怖さより双子の姉妹に対する母親のおぞましさが際立っていて言葉は悪いけれど胸糞悪い展開が続く。実際の事件の背景は江戸川乱歩の猟奇的・狂気的作品に通ずるものがあると言えば言い過ぎか。ただ気になるのは麗一の推理が際立っていたのに対し秀才クラスの蓮司が普通すぎなような気が、とにかく続編に期待。

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    2023年11月15日
  • ドールハウスの惨劇

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    ネタバレ

    面白かった。本屋で見かけて気になったので読んでみたけど、読みやすいサスペンス?だと思う。

    舞台は鎌倉にある名門高校。そこに通う滝蓮司と卯月麗一の2人は生徒たちからの依頼を受けて便利屋として活動している。その高校には藤宮美耶という美少女とその妹、沙耶の双子の姉妹がいた。その姉妹は異常なほど厳しい母親によって監視されており、タイトルのドールハウスは、母親のドールハウスなのかと思って読んでました。
    一体犯人は…?とページをめくる手が止まりませんでした。



    以下、犯人のネタバレします。





    まさか先生が犯人だったとはー!犯人は誰かと考えた時に先生も考えたけど動機が思いつかなくて。まさか藤宮

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    2023年10月21日