遠坂八重のレビュー一覧
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登場人物のキャラが立っていて読みやすい。主人公ふたりと双子以外もすみれ子や先生たちも見た目や動きが想像できた。
実質学内探偵みたいな便利屋的ポジションの活動って学校ミステリの十八番ではあるけれど、文芸部とか推理小説研究会とかそれっぽいのが多い中で「たこ糸研究会」って!蓮司も麗一も魅力的だしシリーズ続いてほしいな〜と思っていたら続編が出ているようなので読みたい。
死体の描写から始まるプロローグに引き込まれたし、途中なかなか酷いことが起きつつもエピローグの終わり方も爽やか。犯人の動機はぶっ飛んでるけど、丁寧な伏線が張られていたから納得した。面白かった。
副題が『Dの悲劇』になってるのもいい。ドール -
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ぎゃーーー。
過去の自分を見ているようでつらかった。
パワハラ上司の叱責で、視野が狭くなって、仕事のミスが人生のミスだと大げさに捉え、怒られると動悸がして。
新人の頃、私もブラックな環境で働いていた。毎日終電後にタクシーで帰り、怖い上司への報告や質問に怯え、休日はベッドから起き上がれなかった。
疲れすぎて、アイスのゴミも捨てられず、溶けたアイスに群がった小蝿をベッドからぼーっと眺めていた記憶が、これを読んでいて蘇った。
青瀬の、萎縮しまくりですべてにイエスといっちゃう、分かってないのにわかりましたととりあえず言っちゃう、スケジュール管理が全然できてなくて催促されてからやる、
そんな諸々が、激 -
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youtube積ん読チャンネルで紹介されていたが、そう、パワハラに晒されていた人は読まないほうがいい。壮絶なパワハラに晒されている総務のメンバー、分けても主人公は特にターゲットになりやすい。そのパワハラの元凶上司が、ある日突然失踪メールを社員に送り付けたあと実際にいなくなり、そして自身は殺されたというメールが次に入ってくる。容疑者は自分の部下たち4人だと。全社的にも同メールの存在が知られ、クソ上司がいなくなって清々したと思ったら今度は社内からの好奇と疑惑の目で見られ始め⋯こうなれば上司が生きていることを証明するしか無いと総務のメンバーにやたらと明るい派遣さんの5人での探索が始まる。
内容はとて -
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人間の闇を見ました。
ポップさと、どことなく暗い雰囲気を出すカバーの絵
インパクトあるタイトル
話題になっていた本書、ようやく読むことができました。
大溝ペアリング川崎事業所総務経理統括本部に所属する青瀬。
長時間残業は当たり前のブラック企業で、上司である前川からも毎日壮絶なパワハラを受ける。
でも、パワハラを受けているのは青瀬だけでなく、同僚の飯野、大盛、保科、丸尾の4人も。
ある日、前野は失踪。
その後、川崎事業所全員宛に前野が
「私は殺されました。容疑者は青瀬、飯野、大盛、保科、丸尾」
と告発メールが届く。
前野は本当に失踪したのか?
前野は本当に殺されたのか?
殺されたと -
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「ドールハウスの惨劇」に続く青春ミステリ。青春ミステリの爽やか&微笑ましさと凄惨な事件&煮詰められた人間の悪意のブレンドが今回も絶妙です。前作のネタバレはないけれど、やはり順番通りに読む方がお薦めかな。
何者かを告発したうえで自殺を図った高校生の動画が世間を騒がせ、たこ糸研究会の二人はその高校生の交際相手から依頼を受ける。彼は何を暴こうとしていたのか、なぜそこまで極端な行動をとる必要があったのか。調査を重ねるうちに剥がれ落ちてくる、関係者たちの虚飾に満ちた仮面。過去に起こった凄惨な事件。はらはらどきどきが止まりません。
良妻賢母で職場でも頼られる母親、愛らしくお行儀のいい女子高生、という第一印 -
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こんなことってある?みたいなラストだったけど、ふと、かつて、かなり表面上の付き合いが横行してる部署で働いていたことを思い出した。今思うと限られた人だけだったんだろうけど、お昼ご飯に行くとびっくりする位の悪口を言う人たちがいて、辟易とした。まただ。その人たちは、私にとっては反面、教師でしかなかった。人には優しくするっていうのは、私の信条なので、その人たちに迎合する事はなかったけれど、人って都合よくできてるんだなぁと改めて思った。仰せみたいな生き方はしたくないけど、人の足元を見て生きて生きていたいとも思わない。本当はそんな人じゃなかったのかもしれないけど、人って弱い生き物だな。職場環境ってほんと大
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便利屋として学内で活動する二人の高校生、滝と卯月。彼らの同級生の双子姉妹・美耶と沙耶は母親から強い抑圧を受けていた。彼女たちの願いを叶えようとする滝と卯月だったが、彼女たちの誕生日に惨劇は起こった……。かなりどろどろとした部分が印象的な青春ミステリです。
美貌を誇る美耶と学力の高い沙耶。美耶は高価なファッションやコスメを与えられ大切にされているが、沙耶は勉強漬けの毎日を強制されている。対照的な扱いを受けている彼女たちだけれど、いったいどちらが不幸なのだろう、と思ってしまいます。大切にされているように見える美耶にも自由はなく、むしろ外見以外に価値はないとされているようで、うらやましいとは全く思え -
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ネタバレ全体のテンポの良さがとても好きだった。
事件が次々と追加されていき、真相が見えて、さらに仁菜ちゃんが謎解きをするところまで、すごくリズミカルに話が進んでいく。扱っているテーマは重いのに、登場人物たちの掛け合いにはコミカルさもあって、暗くなりすぎずに読み進められるバランスが良かった。
終盤、前川に斜線を引いて青瀬と書き換えられたあの一文。衝撃的だった。
途中で出てきた「青瀬(と仁菜)は実はすごく嫌われている」という描写や、仕事ができない描写が、最後に伏線として回収されていくのは気持ちよかった。
また、ラストで佐伯に縋ることができないところも印象に残った。
そこには、青瀬がまだ鬱傾向から抜けき