遠坂八重のレビュー一覧
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こんなことってある?みたいなラストだったけど、ふと、かつて、かなり表面上の付き合いが横行してる部署で働いていたことを思い出した。今思うと限られた人だけだったんだろうけど、お昼ご飯に行くとびっくりする位の悪口を言う人たちがいて、辟易とした。まただ。その人たちは、私にとっては反面、教師でしかなかった。人には優しくするっていうのは、私の信条なので、その人たちに迎合する事はなかったけれど、人って都合よくできてるんだなぁと改めて思った。仰せみたいな生き方はしたくないけど、人の足元を見て生きて生きていたいとも思わない。本当はそんな人じゃなかったのかもしれないけど、人って弱い生き物だな。職場環境ってほんと大
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便利屋として学内で活動する二人の高校生、滝と卯月。彼らの同級生の双子姉妹・美耶と沙耶は母親から強い抑圧を受けていた。彼女たちの願いを叶えようとする滝と卯月だったが、彼女たちの誕生日に惨劇は起こった……。かなりどろどろとした部分が印象的な青春ミステリです。
美貌を誇る美耶と学力の高い沙耶。美耶は高価なファッションやコスメを与えられ大切にされているが、沙耶は勉強漬けの毎日を強制されている。対照的な扱いを受けている彼女たちだけれど、いったいどちらが不幸なのだろう、と思ってしまいます。大切にされているように見える美耶にも自由はなく、むしろ外見以外に価値はないとされているようで、うらやましいとは全く思え -
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【消えて欲しい上司が、ある日本当に消えた】
株式会社大溝ベアリングの総経本部に勤める青瀬は、日々、本部長・前川からのパワハラと長時間労働に苦しんでいた。疲弊しきった部署に、ある日突然、前川から「失踪宣言」というタイトルのメールが届く。
パワハラ上司が消えたことで平穏が訪れるかと思いきや、その後再び前川からメールが届く。件名は「私は殺されました」。さらにそこには、“総経本部のメンバー全員が殺人の容疑者である”と記されていた――。
タイトルと表紙の印象とは裏腹に、本作は最初から最後まで救いの少ない重苦しいストーリーが続く。(※人の心に優しく寄り添うタイプの作品ではありません)
時代錯誤のパワハラ -
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ネタバレ全体のテンポの良さがとても好きだった。
事件が次々と追加されていき、真相が見えて、さらに仁菜ちゃんが謎解きをするところまで、すごくリズミカルに話が進んでいく。扱っているテーマは重いのに、登場人物たちの掛け合いにはコミカルさもあって、暗くなりすぎずに読み進められるバランスが良かった。
終盤、前川に斜線を引いて青瀬と書き換えられたあの一文。衝撃的だった。
途中で出てきた「青瀬(と仁菜)は実はすごく嫌われている」という描写や、仕事ができない描写が、最後に伏線として回収されていくのは気持ちよかった。
また、ラストで佐伯に縋ることができないところも印象に残った。
そこには、青瀬がまだ鬱傾向から抜けき -
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ネタバレまさかのどんでん返し。新しい仕事小説。
パワハラ上司が殺されたが、本当は青瀬(主人公)を消した上でその罪を上司に擦り付けようとしていた仲間たち。
物語は青瀬の視点で進んでいくので、青瀬がいかに仕事をがんばっていて、どんなにパワハラを受けてしんどくて家に帰れなくても仕事に向き合っているかが、苦しくなるくらい伝わって来るのだが、途中から、あれ?青瀬もちょっと変?と風向きが変わってくる。
元々プライベートでも近所の住人達と折り合いがつかず、何事も忘れっぽく、優先順位をつけられない適当な性格である青瀬が、あまりにも仕事ができなさすぎるから仲間たちから殺されてしまうところだったお話。青瀬が生きてる世界 -
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面白かった。でもだいぶ尻上がりなストーリーだったのが気になりました。しかし、だからこその最後の衝撃がすごかったです。
最初は青瀬から見る、パワハラ上司とあまりの仕事量で忙殺される日々がかなりページを割いて描かれます。
パワハラ上司の前川が失踪してから三井の探偵パートで青瀬が動き始めますが、基本青瀬は自分から動くことはなく、焦ったい展開が続きます。
しかし、残り1/10ほどで急展開となり、今まで追っていた事件の全貌がヌルッと開示され、一方で読んでいたものが全てひっくり返される感覚は何物にも変え難い驚きを与えてくれました。
序盤のブラック企業の描写と中盤の中弛みさえ耐えられれば最後に激しい驚き