遠坂八重のレビュー一覧

  • 白色光の影を浚う

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    あの高校生コンビが事件の真相を追うシリーズの最新刊。
    続編があるのか、気になるところです。
    今作はなんと言っても、読者にグサグサと突き刺さるシーンや言葉が多く、遠坂八重の新境地と言ってもいいのではないかと勝手に思っています。
    これまで以上に人物が、バックグラウンド含めて深く描かれていたように思えます。
    自分の数少ない作家買いの方なので、次作以降も楽しみにしています。

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    2026年05月16日
  • 死んだら永遠に休めます

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    【消えて欲しい上司が、ある日本当に消えた】
    タイトルと表紙の印象とは裏腹に、本作は最初から最後まで救いの少ない重苦しいストーリーが続きます。(※人の心に優しく寄り添うタイプの作品ではありません)
    時代錯誤のパワハラ上司、劣悪な環境に従うしかない社員たち、職場環境を改善できない会社、そして捜査力に乏しい警察と。

    それぞれが“自分で蒔いた種”や“気づかぬうちに蒔いていた種”を抱えているんですね。「結局、誰が一番悪かったのか」という問いが最後まで頭に残り続けます。最後の真相がハッキリした後に襲いかかってくるこのモヤモヤ感と余韻がたまりません。

    登場人物たちの本音と建前が渦巻く中、目を背けたくなるような劣悪な環境で起こる事件に、逆に目が離せなくなる。その不穏さと妖しさこそが、この作品最大の魅力だと感じます。

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    2026年09月10日
  • ドールハウスの惨劇

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    やっぱり遠坂八重は最初から最後まで面白すぎる。
    最後怒涛のどんでん返しがあるのが楽しすぎるし、前半もリズム良く読み進められる。
    最後どんでん返しあるんだろうなと思いながら読んでも犯人が全く予想できないし、今作はタイトルの回収の仕方が秀逸。
    これがデビュー作とは思えないくらい凄い作家だなと思った。

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    2026年04月03日
  • 廃集落のY家

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    架空と現実のホラーに更にサスペンスが脳内をいい感じにシェイクしてくれました。完全に著者のファンになりました。

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    2026年03月25日
  • 廃集落のY家

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    非常によかった

    遠坂八重さんは始まりから面白く、どんでん返しがありながらちゃんと全部の伏線を回収しつつスッキリ終わるとこがいい

    呪いというような超常現象的なものはあるが、そういうものがあるのだとしたら他はほとんど全て起こる現象に説明がなされており、ラストの二転三転する展開は本当おもろしい

    全く結末が予想できなかったし、怖くもありながら爽快感もあるとても楽しく読めた作品

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    2026年03月23日
  • 廃集落のY家

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    ホラー×ミステリーと言う感じ。
    面白くてどんどん読み進めてしまった。

    最近よく見かける、いろんな文献やサイトが文中に出てくるタイプだった。
    それでも私的には読みやすかった。

    終わりまで気が抜けない感じがたまらなく好きだった。

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    2026年01月09日
  • 死んだら永遠に休めます

    QM

    購入済み

    やばいやばい、怖すぎるって、もういいって途中から背筋が寒くて仕方なかったよ、、、。
    最初は私も前川の罵詈雑言にイラっときて、うわぁこんな上司だったら葬りたくなるなと部下に同情して、
    尋常じゃない時間の残業を毎日繰り返す青瀬たちにも同情して、
    そりゃこんな上司と毎日顔を突き合せなきゃいけないならばパフォーマンスなんて上がるわけないよなと思い、
    え前川いなくなったやんと思ったら、本当に死んでる?という疑問に変わり、
    読み進めていくうちに「ええええそっちぃぃぃ」ってなったし、
    さらに読み進めるともう訳の分からない展開が待ち受けていて、
    人間こわ!!!となった。
    ホラーですよこれは、結局幽霊なんかより人間が怖い。
    でも面白かった。

    内容に全部持ってかれたけど、このブラック具合はとんでもない。

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    2025年11月11日
  • 怪物のゆりかご

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    ドールハウスの惨劇の続編。自殺未遂にいじめ、更には復讐。様々な人間関係が出てくるが非常に読みやすく、テンポが良くてあっという間に読み終えた。青春さもありミステリーとしてもよくできた作品だと思った。前作よりおもしろい。

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    2025年09月28日
  • 怪物のゆりかご

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    「ドールハウス」シリーズ第2弾。
    こっちは最高に面白かった。

    学園ミステリー。前作より面白かった。
    ラストがどうなるのか?楽しみで、テンポも内容も◎。ボリュームも適度で、いうことなしです。
    遠坂八重さんの本は、ところどころ笑える部分があるのも、非常にいいです!

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    2025年08月02日
  • ドールハウスの惨劇

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    ネタバレ

    ミスリードが素晴らしかった!!
    沙耶ちゃん、幸せに暮らしてそうで良かった…
    お腹の音、私もすごくなっちゃう方だから、めちゃくちゃ共感しながら読んでました。
    志田くん、結構嫌なキャラだったけど、ギリ許せるタイプの塩梅で、すごいキャラ作りだと感じました。意外と、すみれちゃんと気が合うのが良かった。
    作者さんが後書きでバッドエンドが好きだとおっしゃってて、本当に方針を変えてくれて良かったです。バッドエンドだったら、あまりにも救いがなさすぎる。次回作は、ハッピーエンドなのか、バッドエンドなのかわかりませんが読むのが楽しみです。

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    2025年07月13日
  • 廃集落のY家

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    大学の友人が失踪した事から事件に巻き込まれて行くストーリー。
    主人公が明るい性格で、怖い展開もあるが、そこまで悪い雰囲気にならないので読みやすく感じました。でも岩窟のところや、最後のシーンなんかはゾクゾクと鳥肌が立つ良作です。
    終わったかと思わせてもうひと展開あり、結末がはっきりしていなく、余韻があるので好みは分かれるのかな。私は大好きです。

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    2025年07月10日
  • ドールハウスの惨劇

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    登場人物のキャラが立っていて読みやすい。主人公ふたりと双子以外もすみれ子や先生たちも見た目や動きが想像できた。
    実質学内探偵みたいな便利屋的ポジションの活動って学校ミステリの十八番ではあるけれど、文芸部とか推理小説研究会とかそれっぽいのが多い中で「たこ糸研究会」って!蓮司も麗一も魅力的だしシリーズ続いてほしいな〜と思っていたら続編が出ているようなので読みたい。
    死体の描写から始まるプロローグに引き込まれたし、途中なかなか酷いことが起きつつもエピローグの終わり方も爽やか。犯人の動機はぶっ飛んでるけど、丁寧な伏線が張られていたから納得した。面白かった。
    副題が『Dの悲劇』になってるのもいい。ドールハウスの惨劇でありつつ、dollともdaughterとも取れるDを使いながら、最後はドールの方からパペットだったと言わせて壊すのが好き。

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    2025年06月15日
  • 死んだら永遠に休めます

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    読後感が最悪。誰を信じたらいいのかわからなく人間不信になりそう。それでも主人公を支えてくれる人がいるのが救い。

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    2025年04月07日
  • ドールハウスの惨劇

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    久しぶりのタイトルにひかれて内容もその通りもの。
    ちょっと体調不良で読むのに時間がかかってしまった。

    一読をお勧めします。

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    2025年03月30日
  • 怪物のゆりかご

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    前回に続き拝読。やはり2人の何気無い会話が楽しい
    前作を超える緊張感、怒涛の展開にまたも翻弄された。

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    2023年12月14日
  • 怪物のゆりかご

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    文章はすごく読みやすかった。この作品は何というジャンルなのか…青春小説じゃなかろうか。
    推理小説と思って読んだせいで少し肩透かし。
    色々癖のある小説なので合う人には合いそう。
    こういうタイプの話だとすんごい猟奇的にしてくれた方が私は好み。でも青春小説なら猟奇的はありえないね。

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    2023年11月01日
  • 怪物のゆりかご

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    「たこ焼きブラザーズ」に吹きそうになりました。
    グロテスクな表現と彼らの軽快なやり取りがバランスを取っている感じです。作者の尊敬する作家に「ヘルマン・ヘッセ」とあり、なるほど。中学の教科書に出てきたあの物語。うろ覚えだけど、青春感が共通。
    親子の関わりで、何がどう子供に影響を与えてしまうものなのか。

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    2023年10月05日
  • 死んだら永遠に休めます

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    ネタバレ

    パワハラ上司に詰められながら毎日深夜まで残業を行う主人公の、毎日の仕事連絡に追われる様子、どんどん自分の心身が削られていく様子がリンクしたように感じられる追い込まれている心理描写に影響を受けてしまう。
    私も読んでいる間は目の前の仕事を億劫に感じてしまうほどでした。(おそらくシルバーウイークの影響)

    原因となるパワハラ上司の失踪から会社と業務が落ち着くのかと思いきや、周りからの目線や対応に別の意味でより心身を疲労させていく主人公がさらに追い込まれていく様子が仕事だけではなく住居にも影響していくのが苦しい。

    ミステリのため謎がどうなるのか登場人物の誰がなのか、と勘繰りながら読んではいたけれど、最終ではそうだったのかよーってちょっとくらった部分はありました。
    人はやっぱり置かれる環境で順応していくわけだから、合わない・違うと思ったのなら速やかに環境を変える方が自分のためになるよね、と改めて感じました。

    今少し仕事について後ろ向きな気持ちで読んでしまっていたゆえに、周りから見た主人公の評価がまるで自分のことのように感じてしまったけれど、おそらく適材適所のため、場所も変われば評価も変わるだろう…と前向きなメッセージにも感じる。

    その為最後、主人公が行った行動には十分な休息も含めて思考が正常に戻ったからこそ、前いた環境の違和感から逃げる選択が取れるようになってたのが成長を感じた。

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    2026年09月26日
  • 死んだら永遠に休めます

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    一気に読めた。
    パワハラの話かと思ったら読みやすいミステリーという感じ。
    登場人物が割と多いので少し混乱したけれど、話のテンポは早く面白い。
    最後に謎解きがあるけれど、あまりにもあっという内容で驚いた。

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    2026年09月23日
  • 死んだら永遠に休めます

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    過酷な労働環境で身を削る主人公。
    パワハラ上司に強い殺意すら抱く日常のなか、その上司が突如失踪したことで、物語は怒涛の展開へと動き出します。

    会話文やチャットのやり取りを多用しているため、テンポが良く非常に読みやすい反面、描かれる内容は息が詰まるほどの心理的圧迫感に満ちています。
    途中でふと覚える微かな「違和感」が次第に膨らみ、終盤で一気に全貌が明かされる構成は見事です。
    ただ、結末は普通のミステリっぽい意外性ではなく、妙な納得感とどこか嫌な予感が当たってしまった感覚が同居し、読み終えた後は何ともやるせない気持ちになりました。

    同時に、『推し、燃ゆ』や『コンビニ人間』といった作品を連想しました。
    本作も、「普通」の枠組みに上手く適応できず、一般社会のなかで浮き上がってしまう人々の生きづらさが克明に描かれています。
    仕事も人間関係も日常生活も、悪気やふざけ半分ではなく、もちろんサボっている意識もなく、本人は至って一生懸命に生きているのです。
    だからこそ、周囲に一人でもその不器用さに寄り添い、寛容でいてくれる存在がいることの尊さを痛感します。
    その意味で、作中における「ニナちゃん」の存在には、読者である私自身も深く救われる思いがしました。

    これで、ミステリの部分がもう少し本格派なら、個人的には最高だったと思います。

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    2026年09月21日