遠坂八重のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
便利屋として学内で活動する二人の高校生、滝と卯月。彼らの同級生の双子姉妹・美耶と沙耶は母親から強い抑圧を受けていた。彼女たちの願いを叶えようとする滝と卯月だったが、彼女たちの誕生日に惨劇は起こった……。かなりどろどろとした部分が印象的な青春ミステリです。
美貌を誇る美耶と学力の高い沙耶。美耶は高価なファッションやコスメを与えられ大切にされているが、沙耶は勉強漬けの毎日を強制されている。対照的な扱いを受けている彼女たちだけれど、いったいどちらが不幸なのだろう、と思ってしまいます。大切にされているように見える美耶にも自由はなく、むしろ外見以外に価値はないとされているようで、うらやましいとは全く思えません。この母と娘たちのパートがもう、どうしようもなくしんどい箇所でした。
そして予想通りというように起こってしまう事件。誰が犯人なのか、という以上に、なぜこのタイミングで事件が起こったのかという謎の答えが……これは予想できませんでした。そしてあまりにもおぞましい真相。ただしこの事件にまつわるすべてが歪んだ愛情と執着の末路だったので、哀れとは思っても誰を憎めばいいのだろうな、という気になりました。ああでもやっぱり悪いのは母親か……。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ大学で「怪異研究会」を立ち上げた、小佐野菜乃、蓬莱倫也、泉秋久の3人。しかし、活動を始めてまもなく、蓬莱と音信不通になってしまう。泉が偶然Xで見つけた動画に、夜の草叢で頭を傾けて立つ、蓬莱に似た男性の姿が写っていた。蓬莱の行方を探しに、動画が撮影されたと思われる場所に赴いた菜乃と泉。そこには、無機物のように佇む蓬莱がいた‥。
陽キャの蓬莱が早々に離脱して、わけのわからない存在になり、視えるけどビビリで慎重派の泉と、ちょっとガサツで自己中な菜乃に、大学で民俗学を教えていて霊感のある藤石教授が加わり、蓬莱が変貌した謎を追って行く‥というストーリー。呪符、人柱、即身仏など、怖い要素満載。その中に、配信動画や、検索記事、ラインやメールのやり取りという、現代ならではの表現方法も上手く馴染んでいる。
菜乃のキャラクターがちょっとアレなので、泉とのコンビはちょうどいいのでは、と思っていたら、泉も途中でほぼ退場してしまう。死ぬの??と心配したけど、最後まで無事だった。良かった‥。藤石教授は教育者らしいきちんと感があり、安心して頼れる。私の中では、キングスマンのハリーを妄想。そんな教授にわりと失礼な言動をする菜乃は、イマイチ共感出来なかった。
びっくりしたのが、終盤近くで、菜乃が退っ引きならない状況に遭遇している最中、ページをめくったら、2ページ見開きがお経で埋め尽くされていて、ギャッと声出た‥。怖いって‥。後の方で、菜乃に憑いたモノを電話越しの読経で祓ったと教授が言ってたので、その場面かーと納得。電話でお祓い‥可能なんだ‥。
いろいろあって一応、蓬莱変貌の謎もわかったけど(元には戻らない)、まだなんかあるだろう?と思っていたら、最後の最後に、怪異ではなく人間の怖さに襲われてしまった菜乃。教授の忠告を素直に聞かなかったのも原因の一つなので、まあ、大変だろうけど頑張れ、と思った。
昼間に読んでこれだけ怖かったので、夜中に読んだら怖さ倍増だろうけど‥昼間で良かった‥。
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Posted by ブクログ
話がサクサク進んであっという間に読み終わりました。が、主人公がガサツ過ぎるというか無神経すぎるというか、なんか今一つ好感持てなかったので、ちょっとそこが残念でした。
大学教授については前半で伏線引かれていたので、これはもしや裏切るのか…なんてドキドキしてたんですが、素直に味方で終わったのが拍子抜け。
主人公から教授へのアプローチがいきなりな印象があったのと、話の真ん中辺りでラスボスの予想がついてしまったのが、ん~~~って感じなのですが全体的には面白かったです。
あれ絶対神様じゃなくて呪いだよね。
閉所恐怖症の自分には耐えられないなぁ…。