遠坂八重のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最終章に辿り着き、当たり前ではあるが、社会に馴染める側の人たち、馴染めない側の人たちがいるのだと俯瞰させられ、気付かされる。そんな馴染めない側の人たちの逆襲の話にも感じた。
自身も社会に出ると、気付かないうちに社会の常識に囚われているなと考えさせられた。そういう意味では自分も、総務経理部の社員たちと同じような考え方や発言をしてしまう素質があるのかもしれない。
テンポの良い会話と展開でサクサク読むことができた。一方で、登場する会社や人物たちが現実離れしすぎている感は否めずだった。長時間労働、過度なパワハラ(体罰、罵詈雑言)、そして殺意…そんなのが当たり前に表で行われているtheブラック企業であ -
Posted by ブクログ
限界会社員ミステリー“
「パワハラ上司が死んだよ?」
「(上司が)死んだら永遠に休めますよ?」
上司が死ぬ“願望“しかない部署の面々
それでも働く意味とは?
“同じ船”で結託できる意味とは?
殺人容疑より上司のパワハラ三昧の方がマシ?
でも
上司が死のうが、犯人が捕まって容疑が晴れようが、“仕事“の地獄は終わらないという事実。
その席にいる限り…
心は1度壊れたらなかなか戻らない。
『めんどくさい』
『めんどくさい』を並べて
どうしたらいいかわからないんだよね。
やりたくないこと、嫌なことは数えきれないほどあるのに、やりたいことはまったく思い浮かばない。わかる。
青瀬は、これからー
『部屋