遠坂八重のレビュー一覧

  • 怪物のゆりかご

    Posted by ブクログ

    麗一と蓮司のクスッとくる掛け合いがあるおかげで、話が重くなりすぎず読みやすかった。

    いじめる側の人間はどれくらいの制裁を受けるべきなんだろう。

    0
    2023年10月15日
  • ドールハウスの惨劇

    Posted by ブクログ

    誰のためのドールハウスか、、、。

    序盤でお腹をくだしている世話焼き・低身長の蓮司、奇行甚だしく残念イケメンの麗一。
    主人公にあるまじき2人といった感じから始まり、惨劇とは程遠いコミカルな感じで始まる。
    終始、蓮司は実直で期待を裏切らないまっすぐな言動・行動。麗一は生活から謎。なぜそんな生活なのかわからないままなので、次作に期待。

    第一章はそんな2人の紹介が軽妙だけれど、沙耶・美耶の不遇さが対極的で母に対しては嫌悪感しか抱けない。
    どことなく、主人公2人以外は嫌な奴ばかりで、出会ってはいけない人たちが出会って、悲劇が生まれた。
    毒親というか弱い親たち。
    子供を愛してるふりして、自分を律するこ

    1
    2023年10月13日
  • 怪物のゆりかご

    Posted by ブクログ

    子どもの頃のいじめは被害者の心に大きな傷痕を残すばかりではなく加害者の方にも傷痕を残しているものである。高校生の2人が探偵になり問題解決に---なかなか良く出来ている話だ。文脈の中にホッとする思わずニヤッとする文脈もあって心安らむ時があって良かった。

    0
    2023年10月10日
  • ドールハウスの惨劇

    Posted by ブクログ

    軽く読める青春ミステリーかな?と思って油断しました 面白かったですっ
    読み進めている時も青春小説読んでると勘違いし、途中でこれミステリーじゃなかったっけ?と思い
    あらすじを読み直すくらい違和感がありました笑

    事件までの流れがとても丁寧にかかれているので
    情景が分かりやすく、おかげで登場人物の心理にもしっかり入り込ませていただきましたっ
    犯人が途中分かってきた時は入り込み過ぎてるせいか一緒にドキドキが止まりませんでした笑
    最後に伏線もしっかり回収してくれてますので
    とても満足です!なるほどのタイトル!
    小説読み慣れない人でも楽しく読んで貰える作品だと思います!

    レンジが優しいだけなのがちょっ

    0
    2023年09月15日
  • ドールハウスの惨劇

    Posted by ブクログ

    タイトルの重々しさとはかけ離れた、少年たちの軽快な会話と探偵ぶり、と思ったらちゃんと動機が狂ってて最高でした。

    「失礼な。『二階堂』は一軍だよ」
    はひとまず、今のところ、2023年ベストのセリフです。

    0
    2023年02月18日
  • 死んだら永遠に休めます

    Posted by ブクログ

    この本は会社の異常なパワハラと
    主観と客観のズレが生じることで
    まとまった物語になってる。

    この会社は異常だけど
    現実、こうゆう価値観(上司も同期も主人公も)は他人事ではないなと思わされるあたりが私は1番怖かった。

    0
    2025年11月28日
  • 廃集落のY家

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    小佐野菜乃は大学で知り合った蓬莱倫也、泉秋久
    と怪異研究会を立ち上げた。しかし、その数ヶ月後蓬莱と連絡がつかなくなり、泉が奇妙な姿で立ち尽くす蓬莱に似た男性が映った動画を見つける。動画が撮影されたと思われる場所へ行くと、様子のおかしな蓬莱を連れた母親と思しき中年女性と遭遇する。泉や菜乃の周りでも不可解な現象が起き、霊感が強いと言う大学の藤石教授に相談することに…。

    同級生が音信不通になったので家に訪ねて行ったところ、不可解な出来事に遭遇してしまう女子大生の話。タイトルの廃集落やY家が元凶かと思わせて…。生きてる人間のが怖いという話。

    0
    2025年11月25日
  • 廃集落のY家

    Posted by ブクログ

    こわ。
    ぴぃぃーんーぽぉぉーんが怖かった。
    インターフォンのピンポンが怖い。
    主人公の菜乃がちょっと浅はかで、イラッとした。
    ラストはこわい!教授ちゃんと教えてあげたら良かったのに!!

    0
    2025年11月24日
  • 廃集落のY家

    Posted by ブクログ

    オカルト好きの大学生・小佐野菜乃は、同学年の蓬萊倫也、泉秋久と意気投合し怪異研究会を立ち上げるが、蓬萊が音信不通になる。

    Xで見つけた動画に映っていた蓬萊に似た人物を探しに行く2人だが、そのうち泉までもが何かに怯えて、挙げ句行方不明に…。
    大学教授の藤石に協力を得て動く小佐野だったが…。

    ホラーでもあり、サスペンスでもある。
    正体がわかれば納得もできるのだが、何かに取り憑かれるという怖さはやはり尋常ではない。

    最後がまたぞわりとした。


    0
    2025年11月20日
  • 死んだら永遠に休めます

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    総経本部に勤める青瀬は、上司の前川からのパワハラにまいっていた。派遣の三井はミスばかり、膨大な量の仕事に手が回らない日々。ごみ捨てもできず生活もボロボロ。おそらく鬱だ。
    そんななか、思いもかけず前川が失踪する。そして社員全員に届いた「総経本部の誰かに殺された」という告発メール。周りから白い目で見られながらも、真相を探そうとする青瀬と三井だったが……。

    え、そんなことある? といった決着だったけど、物語としてはまぁまぁ楽しめました。ブラック企業の闇を垣間見た気がします。それにしても酷いよなぁ。

    0
    2025年11月20日
  • 死んだら永遠に休めます

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ブラック企業の社畜ミステリー。
    嫌味な上司の常習的なパワハラ、高圧的な同僚、説教部屋、常態化した深夜残業⋯などなど、読んでいるだけで疲労する主人公・青瀬の職場環境。
    簡単なタスクなのに膨大すぎて捌けなかったり、聞いたそばから依頼を忘れたり、相手が何を話しているのか聞き取れなかったり⋯どれも原因はメンタルが限界過ぎるがゆえと思っていたら、青瀬が正真正銘のダメ社員だったと分かった時の絶望がすごかったです。。
    ずっと一人称だったため、完全に青瀬目線だったので⋯。
    かつての青瀬は、人にどう思われるか気にしない人間だったのに、会社での数年間で本来の天真爛漫さを失い、一方の仁菜ちゃんは、学生時代〜の数年で

    0
    2025年11月12日
  • 死んだら永遠に休めます

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ブラック企業、超過勤務、パワハラ上司に汚部屋女子と気の滅入る内容が多いなか、青瀬と仁菜ちゃんの軽快なやりとりが唯一の救いか。犯人が判明するまでは一気に読み進めていったが、犯人があれ?って感じで分かり(佐伯か仁菜ちゃん疑ってた)、犯人判明後はメデタシメデタシと思いきやその先が…結果として会社を辞めたというところではひとつの区切りがついたのかもしれないが後味悪し。

    あと伏線…ある人の感想には回収に重きを置いてないのではとの感想もあったが、何となく結局それはなんだったのか不明な部分がチラホラありこちらも後味悪し。(何でもかんでも回収すればいいってもんでもないのですが)

    あと各章末とエピローグ。若

    0
    2025年11月12日
  • 死んだら永遠に休めます

    Posted by ブクログ

    パワハラ モラハラの上司ある日失踪メールを残し行方不明となった

    全会社の雑用を一手に引き受けて毎日残業精神的にも疲労困憊

    上司がいなくなったと思っている中殺害された容疑者は部下だと全会社向けて上司からメール

    警察からの任意調査

    周りからの冷たい目

    アパートからの退去命令騒音クレーム

    上司が生きているかもしれないとして派遣の三井さんと色々探しているうちに三井さんがある仮説を立て他の人の前で披露する

    だがその仮説は大筋はあっていたが大事な始まりが間違っていた

    運命共同体だと思っていた同じ職場の人から嫌われて嫌がられていたのは自分だった

    0
    2025年11月10日
  • 廃集落のY家

    Posted by ブクログ

    ちょっと薄気味悪い、ほんとのホラーでした
    住所知らないはずなのに家のドアを夜中にどんどん叩かれるシーンはどきどきしました
    お菓子の中の絆創膏はゾッとしました
    人形とかのような、見かけの怖さよりも、実はもっと奥にすごいものが隠れているというのはなるほどと思いました

    0
    2025年11月10日
  • 廃集落のY家

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ★★★☆☆星3【背中がゾクゾクするホラー】気持ち悪い表現以外の文章はとても読みやすかったです。廃集落のY家に関わる怪異の謎を解いていくストーリーと思わせて、実はそれは■■だった。木棺に閉じ込められた時、ページをめくる前から不穏な気配を感じました。そして、ひゃーーーーー!!
    この本、読み終わるタイミングで■が■■■■して、■■がして■■が良くありません。皆さん■■には気をつけて下さい。

    0
    2025年11月09日
  • 死んだら永遠に休めます

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    パワハラ全開の嫌われ者の上司前川がある日突然に失踪。総務課の全員が被疑者となる。
    上司はどこに行ったのか?犯人は誰なのか?
    死んだら永遠に休めます
    のタイトルに惹かれて軽い気持ちで読み始めた。
    ブラック企業でボロボロになって働く青瀬と派遣社員の仁菜のやりとりが面白い。大変な状況なのに仁菜のひと言ひと言に笑わされる。

    しかし、謎が解き明かされ、驚きの真実に衝撃を受けた。青瀬は仕事ができる女性ってミスリードさせられていた事に愕然とし、同僚のあまりの仕業に不快感が生まれた。
    明るいまま楽しい結末にして欲しかった。テーマが重いだけにスカッとしたかったなぁ。

    0
    2025年11月08日
  • 廃集落のY家

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    令徳大学文学部1年の小佐野菜乃、理工学部1年の蓬莱倫也、文学部1年の泉秋久は、せっかくオカルト同好会に入ったのに、オカルトと関係ない活動ばかりでヘキヘキして、自ら「怪異研究会」をつくった。
    都市伝説やらオカルト話やらを調査する活動をしていたが、ある時から蓬莱が調子悪そうにしていた。
    そして、ある動画が回ってきた。いつもオカルト動画を見ているのておすすめにもその手がながれてくるが、その動画は、首をほどかしげてぼーっと立つ蓬莱らしい男。
    それから蓬莱と連絡がつかない。

    霊感のある泉と、まったく霊感のない小佐野は、蓬莱がなぜそうなったのか調べることに。
    民俗学N論の教授、藤吉教授に助けてもらいなが

    0
    2025年11月07日
  • 死んだら永遠に休めます

    Posted by ブクログ

    この何か怖いタイトルに惹かれて読みました。

    主人公は、30代女性で、上司のパワハラにあい、死んでほしいと思う上司がいなくなるところから始まります。

    内容は、現実社会でありそうなブラック企業感を描きながら上司がいなくなった真相に近づいていくストーリーです。

    ラストは、どうなるのか予想していましたが、予想を超えるラストにそうきたかっと思わされました。

    だた、ラストまでの伏線の少なさ、物語の各言葉の表現が蛋白でもう一押し欲しかったです。

    0
    2025年11月03日
  • 廃集落のY家

    Posted by ブクログ


    ホラーは苦手という先入観があったけれど、
    なんとか読み切れました。

    確かに怪異は恐ろしい。

    原因も理由もわからない、理解不能で不可解な
    ものは怖い、わからないから一層怖い。

    でも、何より1番怖いのは生きている生身の
    人間の身勝手さや自己中心的で偏った考えだと
    改めて感じさせられた。
    (主人公も含めて)

    0
    2025年11月03日
  • 死んだら永遠に休めます

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どこまでも救われない主人公。なのに、感情移入できず、可哀想って思えないのはなぜだろう。

     物語が進むごとに状況が悪くなっていくという、どこまでも救われない展開。仕事に忙殺され、上司のパワハラを浴びることで人格がボロボロに壊れていき、悪循環に陥っていく様がとてもリアルで恐ろしい。

     環境の悪さが主人公を苦しめ、ミスを引き起こし、心身ともに追い詰められていると思いきや、実は主人公によって環境を乱していることが分かったときには、本当に救われない話だなと感じた。

     一読者である私ですら主人公に哀れみを感じなかったのは、そういう根底が作品全体からじわじわと滲み出ていたからだと思う。どんでん返しとい

    0
    2025年10月31日