元村有希子のレビュー一覧

  • 科学のトリセツ

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    サンデー毎日の連載コラムをまとめたもので、まさに新聞や週刊誌のコラムを読む感覚。数年前のコロナ騒ぎの世相など、今読むとまた違った楽しみがある。

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    2024年08月09日
  • 科学のトリセツ

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    豆知識あり、社会状況あり、人に関わる話あり。
    科学を切り口に、さまざまな事柄が述べられているエッセイ。
    著者のバランス感覚の良さと、誰にでもわかる説明、そしてそれぞれ短い文章。内容は決して浅くはないけど、テンポよく読める。
    とにかく飽きない。

    ホーキングの日本からの手紙への返答
    ビッグバンの再現
    ILCと学術会議と漫画
    ブラックホールを捉える
    石器時代の航海
    グレタさんの演説と環境問題
    リチウム電池は強運では無く出来事を逃さないことでできた
    人工知能ができないこと
    月200円の電気代にする人
    コロナ禍のメルケル元首相の話
    下水でコロナ流行予測
    年をとるほど、その人の価値観や人生観が外見ににじ

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    2023年10月22日
  • 理系思考 分からないから面白い

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    タイトルだと専門書的な「考え方、推理の仕方」の本かと手を出すのを躊躇してました。
    タイミングなんでしょう。
    ある国家試験に合格した後、手に取って読みました。
    技術者として、考えさせられるコラムばかりでした。
    そして何より、人に勧めたくなる本でした。

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    2021年05月17日
  • 科学のミカタ

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    日常的に恩恵を受けている便利な道具たち
    インターネット パソコン
    デジカメ からテッシュまで
    あらゆるもので 軍事目的として
    開発されたということをしると
    複雑な気分になりますね
    文系にも分かりやすく より身近な気持ちで読めます

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    2019年04月12日
  • 科学のミカタ

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    非常に読みやすく、なによりもおもしろい。著者は科学ジャーナリストではあるが、国語の教員免許を持つ、どちらかと言うと『文系』な方。難解な数式や化学式は一切登場せず、科学、特に、最新の科学を、清少納言の枕草子風エッセイとして綴られている。個人的にはダークマターや、重力波、はやぶさ2など、やはり宇宙に関する問題に興味をそそられた。また後半では、科学の進歩による恩恵だけでなく、それがもたらすであろう恐ろしさについても言及されている。ゲノム編集によるデザイナー・ベビーの倫理問題は記憶に新しい。AI兵器の開発のハードルの低さにも戦慄を覚えた。このように、本書は最新の現代科学のおもしろさなどを確かな取材やデ

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    2019年02月04日
  • 科学のミカタ

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    鎌倉時代の記録では、赤気と呼ばれるオーロラが京都でも見れた。
    東大の須藤靖教授は「役に立たない科学のどこがわるいねん・・・」会の会長。
    米国防総省は2007年から2012年まで。、UFOの目撃情報を検証するプロジェクトに2200万ドルを投入した。
    ABC予想を証明した京大の教授はちょっと個性的で面白いらしい。
    愛知県にあるPDエアロスペー社は、一般住宅のガレージを改良してジェットエンジンを研究している。宇宙旅行を夢見ているが、最近大手が出資した。

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    2018年04月14日
  • 気になる科学 調べて 悩んで 考える

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    【2020.11.06 再読】

    良心的な記者が綴ったまことに良心的なエッセイ。
    そのひと言に尽きる本。
    科学の本でありながら難解なところが1つもないので、より多くの人びとに読んでほしい本の1つである。

    【付箋メモ】
    「私はたいていのことに寛容で、どんな悪人にも1つぐらい良いところがあると信じて疑わないのだが、ウイルスだけには寛容になれない」(p14)

    「これからは『エコ』じゃなく『エシカル(倫理的)』かどうかで企業を選ぶことをお勧めする」(p83)

    「私たち日本人は、いかに頼りない『安全神話』を信じこまされてきたことか。現代生活に電気が必要なことは認めるけれど、たかが発電タービンを回す

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    2020年11月06日
  • 理系思考 分からないから面白い

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    ゴテッと科学ではなく、文系ならでは(?)の視点で楽しく読めました。
    どの章も大変興味深く、科学に詳しくなくても読めました。
    特にお気に入りの話は「花守り市長」なんともすてきな話で、こういった事が現実にあるということが感動でした。

    また、原子力問題についても多くふれています。
    不勉強で少し前にもこんな問題が起こっていたなんて全く知らず、恥ずかしくなりました。
    このときに危機管理が見直されていれば、現在のような問題がここまで大きくならなかったのでは・・・でも知らなかった。
    日常に隠れてしまっている問題に気づかなければ、反省しきりでした。
    こういった問題も知らず、大きくなったときだけ文句をたれてい

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    2012年04月26日
  • 理系思考 分からないから面白い

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    少し前の本だけど、そのあとに起きる原発事故とか理系離れの進行とか縦割りとかいろんなことを指摘していてすごいと思った。逆に、わかっていても起こってしまうことが、課題だなと思った。学部の縦割りとか専攻を決めることについてもっと聞いてみたい。

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    2021年06月21日
  • 科学のミカタ

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    文系女子?には縁遠い科学のはなしを、手軽に読める良書。
    この本を読みながら、
    私って意外と科学が好きなのかも…
    と思えるおはなしばかりでした。
    元村さんの、軽いタッチの語りも、ハードルが下がってよかったです♪

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    2021年05月16日
  • 理系思考 分からないから面白い

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    毎日新聞の「発信箱」というコラムをまとめたもの。660字ほどの分量に科学の時事をまとめ上げる作業を続けてきた著者が、当時のコラムに書ききれなかったものをエッセイとして追加したのが本書。眠る前の布団での楽しみの一つだった。毎日少しずつ読んできた。短い文書で伝えたいことを伝えるというのはとても難しい技術。お見事な作品となっている。

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    2018年10月17日
  • 気になる科学 調べて 悩んで 考える

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     新聞の科学欄担当記者の素朴な疑問集。非専門家ならではの視点と、考え方に、一部良く分かる部分がある者として少しイラつく記述もある(調査不足等色々あるだろうが)。が、総じて伝えることに重きを置く姿勢を見習いたい。

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    2018年08月30日
  • 気になる科学 調べて 悩んで 考える

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    賢い人というのは
    こういう人のことを言うのでしょう

    読んでいると
    心が浄化されていくような気がします

    それぞれの一遍に
    すてきなオチが綴られているのも楽しい

    自分の中の 「科学好き」が
    心地よく刺激されます

    3.11にまつわるエッセイも
    いまこの時期だからこそ
    一緒に考えさせてもらいながら読みました

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    2013年09月05日
  • 理系思考 分からないから面白い

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    理系思考、という題名だが筆者は文系出身の科学部記者である。しかし、科学部記者としての経験から、あらゆる科学にまつわる話題について考察、エッセイを書かれている。理系の話題だから、といっても臆することなく、誰もが意見を述べられるようになれればと思った。

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    2013年08月15日
  • 気になる科学 調べて 悩んで 考える

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    毎日新聞科学環境部記者の、新聞に載った話題や登場した科学者についてのエッセイ。わかりやすく、親しみのわく文章で、少し遠い存在に感じていた‘科学系’の話題を身近なネタに引き寄せてくれる。
    途中東日本大震災前後の著者の日記が入っているのだが、その時の著者の忙殺ぶりやあの頃の重苦しい雰囲気がひしひしと伝わってきて、かえって自分自身のあの頃のことを思い出したりした。この部分は他のエッセイ部分とは少し色調が異なり、記者としての思いがよりリアルに描かれていて印象的だ。
    それにしても新聞記者さんって、会社に泊まりも多いし、タフな仕事ですね。この本を読むとそれが良く分かるのですが、頭が下がる思いと共に子育てや

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    2013年07月11日
  • 気になる科学 調べて 悩んで 考える

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    読みやすく、女性の視点から、科学を語ります。
    私にはやはり、野田聖子さんの出産とその後の記事には、涙無しには読めませんでした。
    野田聖子さんの出産前の政治家としての行為には批判的であったのが、出産後の子どもに対する愛情には、彼女は何かを感じ取り、母親の素顔が見えました。
    作者の考えは、生殖技術とそれを使う人間との関係に向かい始めました。
    技術はどこまでも、人の願いに応えるため生み出されるが、私たちに出来ることは何か、と問うています。
    女性の視点で語られた、これからの人類の課題だと思いました。

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    2013年05月31日
  • 気になる科学 調べて 悩んで 考える

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    毎日新聞の科学担当の記者が書いたエッセイ集です。

    一般の人にとっては、科学に対する敷居はとっても高いように思います。
    その敷居を少しでも低くしてくれる本はないか、いつもさがしているので、タイトルが目に入った瞬間、読んでみようと思いました。

    科学を知ることとわかることは違うと思うのですが、ひとまず科学を知る上では、役に立つ本だと思います。
    科学がわかるようになるか、といわれると、ちょっと疑問ですが、この本レベルの知識が身に付けば、新聞に掲載されている科学系の記事を読むのには、困らないと思います。

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    2013年04月14日
  • 気になる科学 調べて 悩んで 考える

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    「科学コミュニケーション」の棚よりは「ライトエッセイ」の棚に置いて勧めたい本。
    いっそ、もっとやわらかい装丁だったら良かったのにと思うw
    震災・原発関連の第6章こそ内容も重いものの、それ以外の章は衣食住に関する話題が多くて、元村さんと居酒屋で話してるかのようなノリ。

    1つ1つのコラムは短いので、移動中とかに読むにもオススメ。

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    2013年04月10日
  • 気になる科学 調べて 悩んで 考える

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    どこかの書評で読んで。
    科学の本という触れ込みだが、一般的な現象、事件などを科学・技術の切り口を加えて極めてわかりすく書いてあるライトエッセイと言った方がいいかも。自分自身のことと結びつけ、読者が身近に感じられるような語り口で、すらすらと読める。お勧め

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    2013年02月20日
  • 気になる科学 調べて 悩んで 考える

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    ・食べ物は放置すると腐るが、それは腐敗菌の仕業。
    ・ネイチャーによると、日本人の腸内には海藻を消化してくれる細菌が住んでいるが、米国人の腸内細菌は同じ消化酵素を作り出せる遺伝子を持っていない。
    ・シロアリも、腸内に木の繊維質を消化する微生物を保有している。
    ・牛肉の種牛は、専用のあん馬に乗らせて発情させ精液を回収する。それをメス牛に植え付ける。
    ・捕鯨と馬刺しの話題をイギリスでは持ち出さないほうがいい。
    ・スペイン風邪の後にも、アジア風邪や香港インフルエンザという大流行病があった。
    ・シベリアの永久凍土には推定一〇〇〇〇頭ものマンモスが凍結されている。
    ・日本のエレベーターにある閉ボタンは世界

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    2013年02月09日