元村有希子のレビュー一覧

  • 気になる科学 調べて 悩んで 考える

    Posted by ブクログ

    毎日新聞の科学担当の記者が書いたエッセイ集です。

    一般の人にとっては、科学に対する敷居はとっても高いように思います。
    その敷居を少しでも低くしてくれる本はないか、いつもさがしているので、タイトルが目に入った瞬間、読んでみようと思いました。

    科学を知ることとわかることは違うと思うのですが、ひとまず科学を知る上では、役に立つ本だと思います。
    科学がわかるようになるか、といわれると、ちょっと疑問ですが、この本レベルの知識が身に付けば、新聞に掲載されている科学系の記事を読むのには、困らないと思います。

    0
    2013年04月14日
  • 気になる科学 調べて 悩んで 考える

    Posted by ブクログ

    「科学コミュニケーション」の棚よりは「ライトエッセイ」の棚に置いて勧めたい本。
    いっそ、もっとやわらかい装丁だったら良かったのにと思うw
    震災・原発関連の第6章こそ内容も重いものの、それ以外の章は衣食住に関する話題が多くて、元村さんと居酒屋で話してるかのようなノリ。

    1つ1つのコラムは短いので、移動中とかに読むにもオススメ。

    0
    2013年04月10日
  • 気になる科学 調べて 悩んで 考える

    Posted by ブクログ

    どこかの書評で読んで。
    科学の本という触れ込みだが、一般的な現象、事件などを科学・技術の切り口を加えて極めてわかりすく書いてあるライトエッセイと言った方がいいかも。自分自身のことと結びつけ、読者が身近に感じられるような語り口で、すらすらと読める。お勧め

    0
    2013年02月20日
  • 気になる科学 調べて 悩んで 考える

    Posted by ブクログ

    ・食べ物は放置すると腐るが、それは腐敗菌の仕業。
    ・ネイチャーによると、日本人の腸内には海藻を消化してくれる細菌が住んでいるが、米国人の腸内細菌は同じ消化酵素を作り出せる遺伝子を持っていない。
    ・シロアリも、腸内に木の繊維質を消化する微生物を保有している。
    ・牛肉の種牛は、専用のあん馬に乗らせて発情させ精液を回収する。それをメス牛に植え付ける。
    ・捕鯨と馬刺しの話題をイギリスでは持ち出さないほうがいい。
    ・スペイン風邪の後にも、アジア風邪や香港インフルエンザという大流行病があった。
    ・シベリアの永久凍土には推定一〇〇〇〇頭ものマンモスが凍結されている。
    ・日本のエレベーターにある閉ボタンは世界

    0
    2013年02月09日
  • 理系思考 分からないから面白い

    Posted by ブクログ

    理系白書でも有名な元村さんの著書。

    短編記事を集めた本です。

    文理教育、教育、日本の科学政策、女性と科学といったことに興味がある人には面白いと思います。

    元村さんといえば、自分は大学での『博士と就職』のセミナーで「自分がやりたくて理系に行ったんだからちゃんと将来を考えなさい」と一括されたのが印象的だった。

    今、自分も将来についていろいろ思いを巡らせている。自分で選んだこの道が本当によかったのかどうか考える。逃げの進路選択だけはしたくないもんです。

    0
    2019年01月16日
  • 理系思考 分からないから面白い

    Posted by ブクログ

    借本。
    理系の濃い内容かと思ったら違ってた。
    でも、楽しく読めたので、ちょいとおすすめです。
    著者のブログもあるようなので、これからそちらを拝見しようかと。

    0
    2010年09月02日
  • 理系思考 分からないから面白い

    Posted by ブクログ

    毎日新聞の記者さんでそうで。
    言葉をどう重ねると、人に伝わるか。
    化学というフィルタを通して、教えてもらえる。
    これは理系のための本なのか、文系のための本なのか?

    以下抜粋。
    ○枠の中にいる限り、その本当の窮屈さは実感できない(P.28)
    ○若い世代にも、
     数式の難しさより「分かる楽しさ」を伝えられないか。
     物理は暮らしの中に生きている。決して黒板の上ではない。(P.36)
    ○最新版は1000ページを超えた。
     増える一方のデータからどれを削るか、
     監修者達は頭を悩ませる。
     編集には各分野の研究者が協力する。
     執筆協力への謝礼は毎年、「理科年表一冊」と決まっている。(P.54)

    0
    2009年10月07日
  • 理系思考 分からないから面白い

    Posted by ブクログ

    読みやすくて、決して難しい言葉は使っていないのに、たくさんの情報がつまっていて、読者に様々なことを考えさせるような文章を書けるってのは、すごいことです。
    毎日新聞の科学記者である著者が毎週書いていたコラムを集め、書き下ろしのエッセイを加えたもの。できたてのホットなうちに読むべし。わたしは少なく見積もっても3回は泣きました。

    0
    2009年10月04日
  • 科学目線 上から、下から、ナナメから

    Posted by ブクログ

    科学目線と銘打っているが、科学に関するものは前半だけ。後半からは政治や生活に関する多岐にわたるエッセイだった。
    新聞記者らしく、好奇心と取材力と教養が豊富で文章が巧み。科学の話でも枕が自身の体験から入ったり、本や映画の話から入ったりしてわかりやすく楽しかった。1編が短く、ほんと新聞のコラムのようだったので、少しずつ読むような文章だった。(まとまって一度に読むと何が書いてあったかよくわからなくなる。笑)

    0
    2025年06月14日
  • 科学のトリセツ

    Posted by ブクログ

    こんなニュースあったなぁを科学的視点から見れるのは良き。けどコロナのところでちょっとうんざりもした。政治に当たり強めなの草。

    0
    2025年03月10日
  • 科学目線 上から、下から、ナナメから

    Posted by ブクログ

    科学ジャーナリストとして著名な方のエッセイ。新聞記者らしい視点で科学、科学にかかわる政治や社会などのとらえ方がわかった。

    ここ数年の科学エッセイとして気軽に読める内容。

    0
    2024年05月03日
  • 科学のトリセツ

    Posted by ブクログ

    科学ニュースに関するコラム集みたいなやつ。
    著者は完全文系で30歳過ぎてから毎日新聞社の科学環境部に配属されたということ。だからこそ、科学嫌いの人に目線を合わせて分かりやすく解説してくれている。

    ただ、途中までは楽しい科学コラムだったけれど、後半になると政府批判などが目立つようになる。コロナや原発についての政府の対応について、苦言を呈するものが多い。

    この本が出版された時期がまだコロナ禍の明けぬ、世間的に閉塞的な空気が漂っていたからこそなのかもしれない。コロナ禍で科学と政治の相性の悪さが露呈したのは事実だけれど、もう少し中立的な物言いでいて欲しかったなと思った。というか、自然科学のジャンル

    0
    2024年02月14日
  • 理系思考 分からないから面白い

    Posted by ブクログ

    毎日新聞の科学環境部記者が担当した「発信箱」を中心に書かれたコラムを集めた本。2003~2007年頃のもの。理系と縁がなかった筆者が悪戦苦闘しながらも、「知らないなりの楽しさ」を感じながら記事にしている。

    エッセイ風でありながら、原発、いじめ、現代人のあり方などなかなか重い話題も扱っている。物議を醸しそうな内容のものもあり、実際読者から「お叱りの声」もあったようだ。本人の主張はしっかり書かれている。時には「何が言いたいのか」分かりづらいものもあるが、あえて読み手に考えさせようとしているのかもしれない。

    原発の話題では東日本大震災の以前に既にその安全性や「低コスト」と主張していた原発関係者の

    0
    2023年12月30日
  • 科学のトリセツ

    Posted by ブクログ

    科学のトリセツというタイトルどおり、科学関係の話題をテーマにしているけれど、トリセツというよりは、スタンダードなエッセイ集だなーというのが感想。ひとつひとつが短くて読みやすいので、とっつき易い本だと思いました。
    コロナ前と、コロナ後での変化が伝わりやすく、その分だけ話題も身近で親しみやすいかも

    0
    2023年02月12日
  • 科学のトリセツ

    Posted by ブクログ

    科学オンチな自分が少しでも、科学に親しむきっかけになればという気持ちで、手に取った本。
    著者が文系出身の毎日新聞科学記者で、内容はサンデー毎日に2018年4月から連載していたコラムをまとめたものというのは、読み出してから知った。
    想像していたより軽めの読み物で、読みやすかったが、原理や論理につっこんで分かりやすく教えてくれる本ではなく、やや肩透かしを食った感があった。 
    「コロナ時代のトリセツ」も加え、今の情勢も盛り込まれているが、それでも目まぐるしく情勢が変わる今の時代、新鮮味がなく、今さらという気がしてしまったのは仕方ないところか。

    0
    2022年08月27日
  • 科学のトリセツ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ハゲタカジャーナルを追いかけた毎日新聞のスクープ(2018/4/3朝刊)

    桜の開花みは休眠打破が必要。一定期間低温にさらされた後に暖かくなること。
    温暖化がこのまま進むと、21世紀末には、東北や北陸で下位かが早まり、九州南部では遅れる。
    九州では休眠打破が起こらないこともあり得る。
    原爆は日本も開発しようとしていた。
    セレンディビティは努力しているからこそ起こる。

    富良野塾は学費はタダだが衣食住は自分たちが賄う。
    理科年表は自然科学のデータブック。

    理科年表
    元素手帳
    BUCKET LIST=死ぬまでにやりたいことリスト
    死ぬことを、バケツを蹴っ飛ばす、首つりのことを意味する。

    0
    2022年07月25日
  • 気になる科学 調べて 悩んで 考える

    Posted by ブクログ

    科学エッセイのつもりで読んだけれど、後半になるにつれ科学要素は薄れ主観に満ちてゆく。「ふつうこうじゃない?」という愚痴のような語り口がつらくて最後は流し読み。牛のはなしはおもしろかったです。

    0
    2022年03月10日
  • 気になる科学 調べて 悩んで 考える

    Posted by ブクログ

    科学環境部の新聞記者が書いた科学の本。
    筆者自身は文系で科学嫌いを自称しています。なので、科学をよく知らない人でも読み易くわかりやすいし、知らないからことの感動があります。読み物としては面白いと思います。

    ただ、頭の片隅に置いておきたいのは新聞屋が書いたものということ。ちらちらと政治に対する批判も含むので、専門家や理系の人が書いた純粋な科学の本、最新科学の本ではない。あくまで科学を知る入り口だと思って読む方が良いかと。

    0
    2022年03月06日
  • カガク力を強くする!

    Posted by ブクログ

    最初は大きく頷きながら読んでいたんだけど、期待していたのとは違った。『科学的とはどういうことか』(板倉聖宣)の現代版みたいな、実験と考察のあるタイプの本を期待していたのだが。
    著者は新聞記者なので仕方ないが、科学記者としての仕事として記事になるような題材(ニュートリノ、震災と原発事故、再生医療、AIDなど)ばかりで、そういうのは既に新聞記事などで読んでおり、特に目新しいところはない。
    2019年刊行の本なのに、「話題が古いな」と感じてしまった。22世紀はどんな社会になるのかという部分でSDGsに近いことを書いているが、SDGsの目標より少ないので、「もっとあるでしょ」と思ってしまう。2~3年前

    0
    2021年11月23日
  • 科学のミカタ

    Posted by ブクログ

    最近の科学の小ネタを散りばめた一冊。
    筆者がオモシロイと思ったことを率直な文体で書いているため、自然と引き込まれ、オモシロさを共有できる。
    科学は決して専門家だけの話ではなく、常に私たちの身の周りにあり、誰もが理解し、考えねばならない課題も多々あることを再認識させられる一冊であった。

    0
    2020年07月17日