元村有希子のレビュー一覧

  • 理系思考 分からないから面白い

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    理系白書でも有名な元村さんの著書。

    短編記事を集めた本です。

    文理教育、教育、日本の科学政策、女性と科学といったことに興味がある人には面白いと思います。

    元村さんといえば、自分は大学での『博士と就職』のセミナーで「自分がやりたくて理系に行ったんだからちゃんと将来を考えなさい」と一括されたのが印象的だった。

    今、自分も将来についていろいろ思いを巡らせている。自分で選んだこの道が本当によかったのかどうか考える。逃げの進路選択だけはしたくないもんです。

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    2019年01月16日
  • 理系思考 分からないから面白い

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    借本。
    理系の濃い内容かと思ったら違ってた。
    でも、楽しく読めたので、ちょいとおすすめです。
    著者のブログもあるようなので、これからそちらを拝見しようかと。

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    2010年09月02日
  • 理系思考 分からないから面白い

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    毎日新聞の記者さんでそうで。
    言葉をどう重ねると、人に伝わるか。
    化学というフィルタを通して、教えてもらえる。
    これは理系のための本なのか、文系のための本なのか?

    以下抜粋。
    ○枠の中にいる限り、その本当の窮屈さは実感できない(P.28)
    ○若い世代にも、
     数式の難しさより「分かる楽しさ」を伝えられないか。
     物理は暮らしの中に生きている。決して黒板の上ではない。(P.36)
    ○最新版は1000ページを超えた。
     増える一方のデータからどれを削るか、
     監修者達は頭を悩ませる。
     編集には各分野の研究者が協力する。
     執筆協力への謝礼は毎年、「理科年表一冊」と決まっている。(P.54)

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    2009年10月07日
  • 理系思考 分からないから面白い

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    読みやすくて、決して難しい言葉は使っていないのに、たくさんの情報がつまっていて、読者に様々なことを考えさせるような文章を書けるってのは、すごいことです。
    毎日新聞の科学記者である著者が毎週書いていたコラムを集め、書き下ろしのエッセイを加えたもの。できたてのホットなうちに読むべし。わたしは少なく見積もっても3回は泣きました。

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    2009年10月04日
  • 科学目線 上から、下から、ナナメから

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    科学目線と銘打っているが、科学に関するものは前半だけ。後半からは政治や生活に関する多岐にわたるエッセイだった。
    新聞記者らしく、好奇心と取材力と教養が豊富で文章が巧み。科学の話でも枕が自身の体験から入ったり、本や映画の話から入ったりしてわかりやすく楽しかった。1編が短く、ほんと新聞のコラムのようだったので、少しずつ読むような文章だった。(まとまって一度に読むと何が書いてあったかよくわからなくなる。笑)

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    2025年06月14日
  • 科学のトリセツ

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    こんなニュースあったなぁを科学的視点から見れるのは良き。けどコロナのところでちょっとうんざりもした。政治に当たり強めなの草。

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    2025年03月10日
  • 科学目線 上から、下から、ナナメから

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    科学ジャーナリストとして著名な方のエッセイ。新聞記者らしい視点で科学、科学にかかわる政治や社会などのとらえ方がわかった。

    ここ数年の科学エッセイとして気軽に読める内容。

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    2024年05月03日
  • 科学のトリセツ

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    科学ニュースに関するコラム集みたいなやつ。
    著者は完全文系で30歳過ぎてから毎日新聞社の科学環境部に配属されたということ。だからこそ、科学嫌いの人に目線を合わせて分かりやすく解説してくれている。

    ただ、途中までは楽しい科学コラムだったけれど、後半になると政府批判などが目立つようになる。コロナや原発についての政府の対応について、苦言を呈するものが多い。

    この本が出版された時期がまだコロナ禍の明けぬ、世間的に閉塞的な空気が漂っていたからこそなのかもしれない。コロナ禍で科学と政治の相性の悪さが露呈したのは事実だけれど、もう少し中立的な物言いでいて欲しかったなと思った。というか、自然科学のジャンル

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    2024年02月14日
  • 理系思考 分からないから面白い

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    毎日新聞の科学環境部記者が担当した「発信箱」を中心に書かれたコラムを集めた本。2003~2007年頃のもの。理系と縁がなかった筆者が悪戦苦闘しながらも、「知らないなりの楽しさ」を感じながら記事にしている。

    エッセイ風でありながら、原発、いじめ、現代人のあり方などなかなか重い話題も扱っている。物議を醸しそうな内容のものもあり、実際読者から「お叱りの声」もあったようだ。本人の主張はしっかり書かれている。時には「何が言いたいのか」分かりづらいものもあるが、あえて読み手に考えさせようとしているのかもしれない。

    原発の話題では東日本大震災の以前に既にその安全性や「低コスト」と主張していた原発関係者の

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    2023年12月30日
  • 科学のトリセツ

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    科学のトリセツというタイトルどおり、科学関係の話題をテーマにしているけれど、トリセツというよりは、スタンダードなエッセイ集だなーというのが感想。ひとつひとつが短くて読みやすいので、とっつき易い本だと思いました。
    コロナ前と、コロナ後での変化が伝わりやすく、その分だけ話題も身近で親しみやすいかも

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    2023年02月12日
  • 科学のトリセツ

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    科学オンチな自分が少しでも、科学に親しむきっかけになればという気持ちで、手に取った本。
    著者が文系出身の毎日新聞科学記者で、内容はサンデー毎日に2018年4月から連載していたコラムをまとめたものというのは、読み出してから知った。
    想像していたより軽めの読み物で、読みやすかったが、原理や論理につっこんで分かりやすく教えてくれる本ではなく、やや肩透かしを食った感があった。 
    「コロナ時代のトリセツ」も加え、今の情勢も盛り込まれているが、それでも目まぐるしく情勢が変わる今の時代、新鮮味がなく、今さらという気がしてしまったのは仕方ないところか。

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    2022年08月27日
  • 科学のトリセツ

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    ネタバレ

    ハゲタカジャーナルを追いかけた毎日新聞のスクープ(2018/4/3朝刊)

    桜の開花みは休眠打破が必要。一定期間低温にさらされた後に暖かくなること。
    温暖化がこのまま進むと、21世紀末には、東北や北陸で下位かが早まり、九州南部では遅れる。
    九州では休眠打破が起こらないこともあり得る。
    原爆は日本も開発しようとしていた。
    セレンディビティは努力しているからこそ起こる。

    富良野塾は学費はタダだが衣食住は自分たちが賄う。
    理科年表は自然科学のデータブック。

    理科年表
    元素手帳
    BUCKET LIST=死ぬまでにやりたいことリスト
    死ぬことを、バケツを蹴っ飛ばす、首つりのことを意味する。

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    2022年07月25日
  • 気になる科学 調べて 悩んで 考える

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    科学エッセイのつもりで読んだけれど、後半になるにつれ科学要素は薄れ主観に満ちてゆく。「ふつうこうじゃない?」という愚痴のような語り口がつらくて最後は流し読み。牛のはなしはおもしろかったです。

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    2022年03月10日
  • 気になる科学 調べて 悩んで 考える

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    科学環境部の新聞記者が書いた科学の本。
    筆者自身は文系で科学嫌いを自称しています。なので、科学をよく知らない人でも読み易くわかりやすいし、知らないからことの感動があります。読み物としては面白いと思います。

    ただ、頭の片隅に置いておきたいのは新聞屋が書いたものということ。ちらちらと政治に対する批判も含むので、専門家や理系の人が書いた純粋な科学の本、最新科学の本ではない。あくまで科学を知る入り口だと思って読む方が良いかと。

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    2022年03月06日
  • 科学のミカタ

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    最近の科学の小ネタを散りばめた一冊。
    筆者がオモシロイと思ったことを率直な文体で書いているため、自然と引き込まれ、オモシロさを共有できる。
    科学は決して専門家だけの話ではなく、常に私たちの身の周りにあり、誰もが理解し、考えねばならない課題も多々あることを再認識させられる一冊であった。

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    2020年07月17日
  • 科学のミカタ

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    いろんな科学のトピックスをわかりやすく書いてあり、非常に読みやすく面白かった。
    「科学の発展そのものの結果は、社会そのものが科学的になると言う一面を忘れてはいけない」と言う言葉が心に残った。

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    2020年06月29日
  • 気になる科学 調べて 悩んで 考える

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    著者は毎日新聞の科学担当記者。現代社会において、メディアの報道等で科学に接することが多いが、その中には勝手な解釈で誤解を与えるものがある。そのような科学報道に対して、素朴な疑問を提示し考察した上で、著者の見解を述べる。
    この本は、いくつかのカテゴリー毎に新聞記事として掲載したものをまとめており、女性らしい優しい語り口で書かれていて大変読みやすかった。取り上げたトピックの一例として、果物にモーツァルトを聞かせると良いものが出来る等、「科学的」と称して不思議な説明をする人達がいる。商売や話題作りのために「科学」が利用され、それに騙される人達が後をたたない。科学と似非科学の違いを認識することが必要。

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    2020年01月02日
  • 理系思考 分からないから面白い

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    大学でこの著者の講義を受けた。
    講義も新鮮だったがこの本もなかなか面白い。
    ネタの発見、抽出、組み合わせ方、そして記事の書き方など、
    記者ならではの技術はすごいと思う。
    ただちょっと突き放したような印象を受けることもあるが、
    字数制限のあるコラムならではか。

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    2014年08月14日
  • 気になる科学 調べて 悩んで 考える

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     これって科学の本なんですかね?

     単なるエッセイでしかないような気がする。

     科学記者としての方向性は一つの事象に乗っかることが大切なのか、それともその裏にあるもう一つ奥の深いところを引っ張り上げることなのか僕は後者の方だと思うのだが。

     これでは現在のあり方に乗っかっているだけで何も面白くはない。特に311以降の原発問題をもっと両極から詰めてもらいたかった。取材日記を掲載した意味がわからない。自分には原発問題を取材した日記とは思えないからだ。これでは世論の嫌気に乗っかっているだけではないかと思う。
     
     本当の科学者ならこれだけの劣勢を自らの知性と努力によりより分かりやすく安全に履行

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    2014年01月09日
  • 気になる科学 調べて 悩んで 考える

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    文系の科学環境部のデスクである著者が、専門ではない科学分野のテーマにどう切り込むのか。わからないことに直面した時にどう調べたり、考えたりしているのかが書かれているのかなと思って手にした本。(目次が面白そうだった。)

    ・・・だったので、ちょっと私的には期待ハズレ。取材の小話という感じのライトエッセイ的な内容の本。著者の意見や取材などを通して知りえたことをやわらかいタッチで、紹介するという体裁とでもいうか。科学は決して万能ではないし、科学に絶対を求めてもいけない。だからもっと知りたかったら、表紙にあるように「調べて、悩んで、考える」ことを読者が実践してみるべし!それが科学分野との付き合い方だとい

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    2013年01月02日