朱喜哲のレビュー一覧

  • バラバラな世界で共に生きる リチャード・ローティの哲学

    Posted by ブクログ

    バラバラな世界でバラバラな人がバラバラにただいる、ということ。
    自らも改訂され続け得るテキストとして(過去の言い訳を行う修正主義のようなものではなく)。

    0
    2026年08月07日
  • バラバラな世界で共に生きる リチャード・ローティの哲学

    Posted by ブクログ

    私が本書を手に取ったのは、世界で進む分断や対立の潮流を乗り越えるためのヒントを得たいと考えたから。また、意見の異なる相手との対話をあきらめずに続けるためには、どのような姿勢が必要なのかにも関心があった。

    その答えは、とてもシンプル。価値観の異なる相手を論破したり、自分の考えに変えたりすることではなく、互いの違いを認めながら根気強く対話を続けること。その積み重ねこそが、分断を乗り越えるための現実的な道筋であるという。このローティー哲学にどこまで共感できるかで本書への評価は分かれるだろう。

    もっとも、ローティという哲学者を知らない人であっても、彼の対話を通じた共生のメッセージに同調する人はそれなりにいるだろう。価値観の違いをなくすことはできなくても、対話をあきらめないことはできる。本書は、分断が深まる現代社会において、その当たり前でありながら最も難しい姿勢の大切さに気づきを与えてくれるという点で、本書には価値がある。

    0
    2026年08月03日
  • 増補 ネガティヴ・ケイパビリティで生きる ――答えを急がず立ち止まる力

    Posted by ブクログ

    政治のついて積極的にアンテナを張れていないことを恥ずかしく思っていたが、それぞれ関心のある分野は異なるはずで、自分に近いトピックに興味があればいい、みたいな話があって少し安心した。
    でも色々な角度から物事を見て、言い淀むことができるように、
    これからたくさんインプットをしていきたいと思った。
    紹介されていた本も読んでみよう。

    0
    2026年07月24日
  • バラバラな世界で共に生きる リチャード・ローティの哲学

    Posted by ブクログ

    ローティの理解はできていなかったので入門として良かった コレからしっかりと読み込んでいきたい 本屋でキレイに陳列されており偶然であって嬉しい

    0
    2026年07月20日
  • ネガティヴ・ケイパビリティで生きる

    Posted by ブクログ

    ネガティヴケイパビリティについての鼎談。
    SNSでのコミュニケーションや時事問題を例にここでネガティヴケイパビリティを発揮するとしたら…と考えながらすいすいと読める内容。
    ネガティヴケイパビリティを「答えを出さないヤモヤに耐える力」と認識できているなら、その活用法を見ておくのは良いと思う。実に多彩で、思った以上に幅の広い重要な言葉だと思う。

    0
    2026年06月19日
  • ネガティヴ・ケイパビリティで生きる

    Posted by ブクログ

    即断即決を良しとするビジネス沼にハマっていた自分には雷に打たれた感覚だった。でも、分からないことをそのまま飲み込まず、咀嚼し続けることってとても大事で、時には議論して意見を交わしながら少しずつ咀嚼していくことが大事なのかなと思った。
    個人的には和解や合意に至るためにいったん疲れないといけないという話が、あるある!と共感できた。

    0
    2026年06月13日
  • ネガティヴ・ケイパビリティで生きる

    Posted by ブクログ

    3名の哲学、政策学等にバックグラウンドを持つ有識者の対談を編集した一冊。正直、専門用語を追うことに精一杯で理解は半分もできたか怪しい難解さがある。まさに本書にて、拙速に理解した気になる態度の危うさを再認識した。物語的誤謬や陰謀論、マスターアーギュメントの魅力は、複雑さからの逃避でもあると感じた。わからなさに耐え、聞く姿勢を保つことが他者理解の出発点になる。世界は一問一答では動かず、視点を増やし、意見を暫定的に持つ柔軟さが必要だ。結論よりも態度を問い直す読書体験だった。この本は確実に再度決定本。読んで答えを明確にするのではなく、思考を、許容を深くする本。明確に手ごたえが得られなかったため、星は4としたが、とても良い本。最強の星4本かも。

    0
    2026年02月18日
  • 世界最先端の研究が教える すごい哲学

    Posted by ブクログ

     定期的に学びたいジャンル。

     色々な見方や考え方があり、只々考えることを目的とした学問なのかとさえ思ってしまう。

     まだまだ理解出来ないが、前より少しは分かるようになってきたんじゃないかと思う、気がする。

    0
    2025年04月29日
  • ネガティヴ・ケイパビリティで生きる

    Posted by ブクログ

    「共感と距離感の練習/小沼理」で出てきた書籍から興味を持って読んでみた
    思っていたよりも専門用語やカタカナが多く読むのに時間がかかってしまったけど、ふむふむと思うことが随所に散りばめられてた、まとめきれない

    イベントよりエピソード、その人とだけわかり合える言葉のやりとりができる関係性を大切に、ってのが印象に残った

    0
    2025年03月25日
  • ネガティヴ・ケイパビリティで生きる

    Posted by ブクログ

    毎日高速で大して考えることもなく、判断、処理している自分に気付かされました。それが美徳のように生きてきたように思います。ちょっと立ち止まって考えてみる。こんな時代だからこそ大切なように思います。
    その人(達)だからこそ紡ぎ出せる“ことば”を大切にしようと思いました。

    0
    2024年08月12日
  • ネガティヴ・ケイパビリティで生きる

    Posted by ブクログ

    ネガティブケイパビリティ
    本書によると、物事を宙づりししたまま抱えておく力と定義されています。早期解決が重要視さる現代とは真反対の考え方です。人からの紹介で読んでみたのですが、自分がとても苦手なことが良くわかりました。
    言い換えると「待つ力」とも捉えることができます。他人に対してビジョンを指し示すのではなく、自分自身で描いてもらう、あるいは考え続けてもらうということだと考えております。
    ある意味では他社に対して「問い続けること」に近いのかもしれません。互いにわからない答えを探すために問いを続けることで少しずつ課題や不安がクリアになっていく
    その役割として「思考の共犯者」がとても大切な存在です。
    これから自分が担うべきものは一般的なリーダーではなく、中核を成す主体的なフォロワーであり続けることです。
    なんとも難しい課題ですが、取り組むと決めた以上、逃げずに取り組んでみたいと思います。

    0
    2024年05月06日
  • 世界最先端の研究が教える すごい哲学

    Posted by ブクログ

    現代生活における哲学を説いた書。日々過ごす中で違和感ある言動や出来事が多々ある。これは、これまで自分の無知からくるものと思っていたが、背後にある哲学が理解できていないことからのようであるとこの本を読んで思った。
    序文の、
    「哲学とは、「真・善・美」を問う学問である」との表現が、まさにと感じる内容ばかりが掲載されていた。
    2×3、NIMBY、進次郎構文、スペイン語のエピソードが印象に残った。

    0
    2024年05月04日
  • 世界最先端の研究が教える すごい哲学

    Posted by ブクログ

    ネタ本としていい。論文までにはならないけど、何も書かないのはもったいなかったり、その先の展開があるトピック色々みたいな感じ。

    0
    2024年01月13日
  • ネガティヴ・ケイパビリティで生きる

    Posted by ブクログ

    哲学、公共政策等を専門にする若手3人がネガティブケイパビリティをテーマに語る対談本。概念自体の解説、深掘りよりもこの能力が必要とされる現代社会の課題的状況や背景についてが中心なのでネガティブケイパビリティ自体を知りたい人は箒木さんか枝廣さんの本を先に読んだ方が良い。陰謀論とナラティブ、アテンションとインテンション、SNSなど話題となっていることや話されている内容は個人的には非常に興味深かった。特にワークショップやファシリテーションが広まることで整った場でしか対話できなくなるという話はもう少し掘り下げて考えたい。

    0
    2023年09月05日
  • ネガティヴ・ケイパビリティで生きる

    Posted by ブクログ

    感情を白黒に分けるのではなく、灰色のまま、複雑なままにすることも、ネガティブ・ケイパビリティと言えるのではないか。

    0
    2023年04月01日
  • 世界最先端の研究が教える すごい哲学

    Posted by ブクログ

    (Twitterの連投から誤字や順序等修正した上で転記)

    ▼稲岡大志・森功次・長門裕介・朱喜哲 共編『世界最先端の研究が教える すごい哲学』(総合法令出版 2022)

    『〔世界最先端の研究が教える〕すごい哲学』の長門さん(長門裕介)の問いの立て方は、情報技術(がもたらしがちな言説状況)に対する倫理学的回答の前線紹介という趣が多く、学問が(そのまま解説者本人の)キャラクターになってもいる。典型は「レアグッズの転売は道徳的に問題なのか?」だが、技術と関係ない「本当の愛に理由はいらないのか?」も好き。「巨大感情としか言えないからといって、その感情は他の恋愛感情や友情より明確に尊いものと言えるのか?」みたいな言い方も可能かもしれない。

    千葉汐音「注意の仕方が変われば世界が美しくなる?」(同書: 94-98)で紹介されたペンス・ナナイ(Nanay, B. 2016,2019)を引いた「一つの対象の持つ多くの要素に向けられた注意」という美的経験における特別な注意の条件も面白かった。自分がムハ(=アルフォンス・ミュシャ)の巨大絵画に感動した時の経験を思い出した。

    稲岡大志「スポーツとはなんだろうか?」(同書: 18-22)で、バーナード・スーツ『キリギリスの哲学』(※著名なゲーム定義論を提示したことで知られる、ゲームスタディーズでは重要な著作のひとつ)を参照していたり、長門裕介「プレーオフの優勝決定戦に納得がいかないのはなぜか?」(同書: 24-27)も年間のゲームデザインに関わる話としても読めたり、ゲーム研究的な節もよかった。

    原虎太郎「差別的な冗談を面白いと感じるのは悪いことなのか?」(同書: 128-132)、遠藤進平「質問をしただけなのに怒られるのはなぜか?(」同書: 178-182)は、Twitterでよく見るお笑い批判・ハラスメント発言批判をもう半歩〜数歩先の目鼻のついた批判に進めるきっかけになりそう。

    Tirrell 2012. Genocidal Language Games. という論文がルワンダ虐殺前夜の言説を分析して、『虐殺器官』(伊藤計劃. 2007. 早川書房)における「虐殺の文法」に通じるような言説環境の条件を挙げているらしい。朱喜哲さんの紹介文より。(同書: 194-8)

    最後の方の二節使った「妖怪弁神論」(根無一信 ねむ かずのぶ)による宣言、前節で「弁神論は現代では用済みになりそうだ」とレヴィナスを引いて言ったその刀で「妖怪が伝承されてきた諸々の必然性を説明づけるのに弁神論はうってつけ」と言い出す(同書: 251)。今後の展開が気になる。

    他の例示してない節も、いい話は多かった。なんというか、実に勝手な妄想であることを断りつつ、「SNSでイキれるだけの十分な知的バックボーンはある優秀な学生が、この著者陣の人文カラテで次々ふわっと投げられる」ような光景が想起された。「今のはメラゾーマではない、メラだ」感も含めて。自分も社会学の学部生向け教科書に寄稿してるので、インサイダー的な方向性でも勉強になった。自分の場合はissueをふんわり渡す感じで仕事をしたが、この『すごい哲学』は大学卒業以降のビジネスパーソンめがけてもissueで殴りつけるようなパンチの伸びが感じられて、いいですね。

    あと『すごい哲学』の紙書籍としての面白いところ、「ノンブルが見開きページの左側に2ページ分ずつまとめて印字している」ことですね。たとえばp.149にあたる頁の左下隅に"149/148" と書いている(右頁がp.148に当たる)。

    0
    2022年12月21日
  • バラバラな世界で共に生きる リチャード・ローティの哲学

    Posted by ブクログ

    哲学者であるローティの考えをもとに、分断された現代を生きるための考え方について述べている本。

    人によって何が「善い」と思うかは異なり、自分が「善い」と思うことを追求しようとすると、無自覚に相手を傷つけてしまうことがある。だからこそ、自分が「善い」と思う考えは変わりうるものだということを受け入れ、どうしかして相手と手を取り合えないか考えることで、相手と連帯出来る可能性が出てくる。という話は、自分が考える「善い」ことに固執しそうになる自分に対する、戒めとなる内容だった。

    周りと自分の考え方の違いに悩んでいる人や、自分の中にある矛盾した考え方、感情に悩んでいる人におすすめの本。

    0
    2026年10月10日
  • バラバラな世界で共に生きる リチャード・ローティの哲学

    Posted by ブクログ

    ローティは「正しさとは何か」という普遍的な答えを追求するよりも、人々が会話を続け、互いの痛みを想像しながら、少しでも残酷さを減らしていけばいいと考える

    その問題意識も価値観を無理に統一する必要はないという考えも理解できるけど、詩や文学を読み、会話を続けることで「われわれ」を広げていく方法は、どうしても理想論に聞こえてしまう 価値観や利害が対立すれば、他者との共存よりも排除や支配を選ぶ人もいるから

    現実の社会を考えるうえでは、ローティが重視する人々の共存を促す文化・共感のレイヤーと、社会契約説のように人間同士の対立を前提として共存を可能にするための制度・ルールのレイヤー、その両方が必要なんだと思った

    0
    2026年09月17日
  • 増補 ネガティヴ・ケイパビリティで生きる ――答えを急がず立ち止まる力

    Posted by ブクログ

    2026.09.09 ネガティブケーバビリティは、なかなか難しい考え方。一言で言えないし奥が深い。即決即断が求められる時代の中で、その反対に位置するこの考え方は難題である。もう少し熟慮しないと。

    0
    2026年09月09日
  • バラバラな世界で共に生きる リチャード・ローティの哲学

    Posted by ブクログ

    ローティによるナボコフの”ロリータ”の読み解きから”バザールとクラブ”の話にまとめていくところがとても印象に残った。

    0
    2026年08月18日