高里椎奈のレビュー一覧
-
-
Posted by ブクログ
ネタバレ天青国シリーズ第1弾
<あらすじ>
かつて大地を荒らす邪神を勇者が神殺しの剣により封じ込めたと言われる天青国。
士官候補生のイオンは兄で書記官のサルファと王城の掃除をしていたところ
友人で司法補佐(情報収集調査組織)のロジーに呼ばれ城へ赴く。
そこでイオンは、国王の命を狙っていると噂される
ヘリオドール族の族長を和解のために城に連れてくる特務を受けた。
翌日ヘリオドール族の集落に訪れたイオンは可愛い少女族長・ニケーと対面し
城に来るよう交渉する。族民の反対をよそに、ニケーは無邪気に承諾した。
無事王都に戻りニケーを届けた日、突如王城に煙が上がった。
イオンが向かうとそこには、剣を交える謎 -
Posted by ブクログ
出版社/著者からの内容紹介
夢のように残酷で、悲しいほどに温かな物語。
”ドルチェ・ヴィスタ”シリーズ第2弾!
希望は、失望の後ではなく、絶望の先は仄かに見えるもの。約束の地(ユートピア)は、求めても届かず、立ち止まっても訪れず、ただ全力を振り絞って歩き続けるうちに、ふと刹那、立ち現れ、通り過ぎなければならないオアシスのようなもの。
高里椎奈の傑作ファンタジー3本立て!
世にも残酷で温かな寓話をお届けします。
◆全3巻の”ドルチェ・ヴィスタ”シリーズの、第2巻です。
シリーズ3冊全部を読んだら、もう切なすぎて、2巻目しか読みたくなくなってしまったのです。。。 -
Posted by ブクログ
薬屋探偵シリーズ第3巻。
一見無関係な6つの事件。すべて解決したはずのこれらの事件の共通点とは何か。
連作短編のような長編でした。無関係な事件に共通点が浮かび上がり、真相が明らかになるとすっきりします。でも結末は解りにくいかも……
最終章は高遠&葉山が薬屋に協力を求める形でスタート。刑事さん達、今回は頑張ってます(笑)主に動くのは座木ですが、人見知りリベザルも頑張って捜査に参加。リベザルは今回も可愛いです。文字の練習をしたり秋の口車に乗せられてたり。リベザルと葉山が絡むとものすごく和みます。秋は今回表立っては動かず、意味深な別行動をしています。その意味も最後でしっかり明らかになります。ゼロイ -
Posted by ブクログ
薬屋探偵シリーズ第2巻。
ある日深山木薬店に訪れた少年。彼の依頼はなんと殺人。当然引き受けなかったが、彼の殺したかった相手がバラバラ死体で発見され、秋が容疑者になってしまう。
事件は凄惨なものですが、薬屋の日常生活のほのぼのとした空気も感じられます。リベザルには辛い結末になりましたが、事件を通してまた少し大人になれました。秋と座木のリベザルに対する優しさの表し方が二人らしくていいなと思いました。
今回は取り調べシーンなどで秋の会話力が発揮されました。どんな状況でも自分のペースを崩さない秋は凄い。刑事さんたちの空回りっぷりも凄いけど(笑)秋の写真集めて喜んでないでちゃんとお仕事してね葉山君。 -
Posted by ブクログ
薬屋探偵シリーズ第1巻。ノベルス時代にはまってました。
茶髪の美少年・深山木秋、爽やかな青年・座木、元気な赤毛の男の子・リベザル。この三人が営む薬屋『深山木薬店』は、「どんな薬でも症状に合わせてお出しします」と貼紙がされている。ここを訪れた客が「灰色の木を金色に戻す薬を下さい」と口にした時、『深山木薬店』の裏の顔が現れる。
薬屋三人組の正体と探偵稼業をしている理由にまず驚かされます。秋の予測不能な言動と行動に、リベザルと一緒に振り回されてしまいました。時に人間がはっとするようなことを言ったりもします。
このシリーズはミステリとファンタジーの境目のような存在ですが、この頃はまだミステリに近い -
Posted by ブクログ
表紙がとても好きです! 秋くんのチラリズム(笑)、と思ってたら「白兎~」の表紙もチラリズムだった! 発見するの遅い……。
この巻はなによりも、秋くんがリべくんにお守りをあげるシーンがとても印象に残ってます! なんとも言えないけど、あえて言うなら……萌え?
山百合を見に行こうとゼロイチを誘う秋くんに、ゼロイチが嫌そうな顔をして、それに対して秋くんが返す言葉が、個人的に衝撃的でした(笑)。高里さん、狙ってるわけじゃ、ないよね?
秋くんが襲われて、土が目に入って涙を零したときに、リべくんが一生懸命相手を説得するとことか、リべくんの師匠に対する強い想いを感じて胸がじんわりとしました。ま、それは無 -
Posted by ブクログ
やおい視点での感想を。
冒頭のサブレが美味しそう。私、お菓子が美味しそうって感想ばっか持ってるな……。美味しそうなんだもん! リべくんが作った自称(?)「雪だるまサブレ」を独創的な形をした味見用だと勘違いして食べてしまった秋くんにリべくんが怒るんだけど、「美味しかったよ、ごちそうさま」と頭をポンとされて、ご機嫌になっちゃうリべくんがとてもかわいい。純粋ですなあ。良い子です。
リべくんが狙われた(?)ということで、秋くんが「守ってやる」と言ったところはですね、思わずにやっとしてしまいましたよ……。事情はいろいろあるんだけど、それはともかく。銭湯の湯上りのときに、コーヒー牛乳を買ってあげるとこ -
Posted by ブクログ
やおい視点での感想を。
この巻は事件についてよくわからないにも関わらず、シリーズ中で1番好きかもしれない。よくわかんないんだけど。ゼロイチと秋くんとのやり取りは、完全に萌えですよネ。
リべくん成長の巻だったと思います。悩んで、アドバイスをもらって、勇気を出して一歩踏み出す。そういう前向きなひたむきさが、リべくんの良いところ。ぐりぐりしたーいv
リベくんが秋くんに治療してもらってるとこで、リベザルが悩んでいるのを見抜いて、リベザルがちゃんとわかるようにアドバイスをする秋くん。リベザルが尊敬するわけがよくわかります。
あと、もう師匠を信用しないと言ったリベくんに対し、反対言葉を放ち始める秋 -
Posted by ブクログ
やおい視点での感想を。
リベくんがぐるぐる葛藤しているのはかわいいんだけど、その内容がシリアスすぎて……。そういう悩みとか苦しみとかも、秋くんと座木さんはちゃんとわかってあげてるとこが、この3人組の素敵なとこだよなと。家族だよね。
リべくんが、師匠が自分に冷たいこと、もしかしてうっとおしがられてるんじゃないか嫌われてるんじゃないかということにとても悩んで、でもそれに対する秋くんの回答がすごくさっぱりしてて、リべくんよかったね、と微笑んでしまった。座木さんの「秋の口が悪いのは、その人を」「ザギ」と秋くんが止めるとこなんか、私的ににやにやしてましたよ! 座木さん、ナイスです。
個人的に、落ち -
Posted by ブクログ
秋が正面切って喧嘩を売られるお話。
秋に喧嘩を売るって無謀だなぁと思いながら、それでもはらはらして読んでました。
高遠さんの話と、少年と妖の話と、秋達の話の3本立てで構成された1つのお話でした。
秋の知り合いが出てきたりと、続きが気になる・・毎回ですが(笑
秋って本当に何者なんでしょう。妖なのは分かりますが、それにしたってちょっと異質な感じがします。ふわりとしているというか。前作で秋が「アリス」と呼ばれていますけど、そんな雰囲気です。そこにいるはずなのに、夢のような。見ている分、読んでいる分には綺麗ですけど、実際側に居る蔵木やリベザルはどうなんでしょう。心のどこかで「いつか消えちゃうんじゃない