宇野碧のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
可愛い表紙に惹かれました。少し変わったセラピーのお話しです。現状を変えるため、一歩踏み出す事はすごく勇気がいるけど、そのきっかけを料理が救ってくれます。
人は心身ともに健康じゃないと、食べられない。
そして料理は、周りの人も自分も元気にしてくれる要素を持っていますね。
人それぞれの環境で、様々な問題があって生きている。
悲しい現状の向き合い方も人それぞれ。宗教上の概念の違いがありますが、それは強制されるものなのではなく、互いを受け入れることも大切なんだと思いました。
最後の、食事をとりながら泣く場面に感動します。
とっても前向きになれる、素敵な本でした。
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Posted by ブクログ
私は悩んでると料理する意欲が失われていくのですが、作品では自分のための料理に手をかけ時間をかけていてハッとした。
自分と向き合い料理をすることで癒される……その考えはなかったなぁ。
カレーにパフェ、肉を焼いたもの。
2話の「完璧なパフェ」が特に沁みました。
家事育児に仕事、エンドレスに繰り返される毎日のバタバタ。わかりみがありすぎた。
町田診療所のモネの過去を綴ったストーリーでは、深い悲しみにやりきれない気持ちになった。
モネ自身も料理をすることで乗り越え、癒され、大事な人と繋がっている。「料理」は、とても大切な意味を持つことだったんだ……。
苦しくて、切なくて、深い物語。
料理をするこ -
Posted by ブクログ
完璧なパフェは仕事と家事と育児の両立に悩み「自分が何がしたいか」ではなく「母親としてどうあるべきか」という目線でしか物事を考えられず自分で自分の首を絞め余裕がなくなり怒りやすくなる…こんな小説はよくある。ということは本当にリアルでよくある話なんだろうな。苦しさが伝わる。可哀想にな……自分が本当はどうしたいかって割と難しいのかもしれない余裕がなくなるとね。いつでも振り返れる余裕だけは確保した方がいいのだろうな。
肉を焼くはバリキャリ女性の不安や焦り。周りとは違う人生を選ぶといろいろ思い悩むことは多いんだろう。打ち込めるものがあるだけ希望があると思った。
いろんな人生いろんなことがあるけど美味 -
Posted by ブクログ
可愛い表紙のお家はこの小説の舞台となる森の中にある「町田診療所」。
お医者様がその人に合ったお料理で患者様を元気にするお話なのかと思ていたらちょっと違ってました。診療所とは言ってもお医者様がいるわけではなく、モネという男性が悩める人にお料理を作らせることにより、お悩みから解放される手助けをする連作短編集。
私も作るなら完璧なパフェかな。仕事に子育てにホント忙しかった。まぁ手も抜いていましたけど〜(• ▽ •;)
何よりモネの姉の話は1番辛かったです。コロナ禍ではSNSによる安易な誹謗中傷が多かったですね。簡単に人を悪者に仕立て上げ批判する。それがどれだけ人の心を傷つけ蝕んで