三木那由他のレビュー一覧
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会話の哲学?と思い読んでみました。会話は物理学では音の伝播ですし、発話に関して言えば医学的にも肺からの呼吸が整体を振るわし咽頭・鼻腔口腔で共鳴し口唇で調音し表出されると言えるかもしれません。では哲学の面からとは?
読んで面白かった。言語学にも似た観点があるので読みやすかった。サルプルがみんな知ってるマンガが多く、とっつきやすかったです。
私が一番ハッとしたのは言語的暴力の話です。暴言やモラハラとは違う、言葉の暴力的側面にハッとしました。なんとなく気がついているものの、言語的暴力と言われて、ストンと腹に落ちました。読んでとても良かったです。 -
Posted by ブクログ
日常的に行う会話という営みを、コミュニケーションとマニピュレーションという観点を持ち込んで捉えるとどういう見方ができるのか、解説してくれる。
いくつかのアニメや映画、などの登場人物たちの会話を分析する過程に、のめり込んでしまう。そして会話という行為の解像度が上がって楽しい。
哲学、という言葉がタイトルに入っていて読みづらいかと思ったら、全くそんなことない。読みやすさはここ最近読んだ本の中で一番だった。
会話の中でマニピュレーションは時に人を傷つけてしまう側面もある。コミュニケーションを曖昧にして約束事を後からすり替えられるようにしておくことは、話し手が圧倒的有利。しかもそれが何らかの差(権力 -
Posted by ブクログ
初めてこの著者の本を読んだ。
タイトルに魅かれて手にした。
言葉のコミュニケーション、
話し手の言葉は、その人そのものがどんな立場でどんな力があるかによって、聞き手の人に伝わり方が違うと思う。
時には、話し手の真意が捻じ曲げて取られることも少なくない。
とくにSNSの中では、いい事も悪い事、拡散される。
コミュニケーションをとる前提に、話し手と聞き手の人間関係がどうなのか、重要に思う。
著者がカミングアウトをして、家族や友人に受け入れられたことはとてもよかった。
母親は、幼少期からきっと気づいているものだけど。
世界中でたった一人でも味方がいれば、心強い。
よく、色眼鏡で見る、というが -
Posted by ブクログ
先に読んだ本とジャンルが似ていたのか、「マンスプレイニング」をインプットした。
なんとなく、痒い。
レディがファーストされることとの違いを考えてしまう。痒い。
「セクシュアル・ハラスメント」の話題では「ともかくまずは言葉をつくり、たとえそれが広い社会での蓄積に含められずとも、せめてその言葉を必要とする者たちのあいだで共有される、ということが重要なのかもしれない」
しかし、一方で「松岡さんは、『アウティング』という言葉の意味がそれと同様の仕方で変質し、それによってその言葉に込められているはずのマイノリティの経験がその言葉によって表せなくなってしまうことを危惧していたのだろう」ともある。
言 -
Posted by ブクログ
著者の日常から、そこで起きた疑問や喜怒哀楽を言語哲学を通して"気持ち"の謎を解明していく。
哲学は難しそうと思いつつ理解のための道具(補助輪のイメージ)として使っていくエッセイ。
もう「ただの言葉」とは言えない。
「謝罪の懐疑論」が今の悩み(反省しているのかどうかわからない人を相手にする)を理解するのに役立った。
言語哲学を通して見た日常の中にある疑問、言葉は「言っただけ」ではなく発話したこと自体にも意味がある。
言霊(言うことにより願望として捉えられる)とかを連想するけれども、霊的なモノではなく哲学の視点で解説してくれて面白い。
著者の疑問、自身の気持ちについて解き -
Posted by ブクログ
様々な作品に登場する会話を哲学的に捉えるという、初心者にも分かりやすそうな内容で気になって読んでみた。
会話には大きくコミュニケーションとマニピュレーションという働きがあると見ることができるそう。
コミュニケーションは言語化されたやりとりを通じて互いの間に約束事を形成すること。
マニピュレーションは言語化(約束事を形成)せずに相手に何かしらの影響を与えること。
様々な作品に登場する会話を具体例に、この観点で考察を深めていく。
分かりやすいとは思いつつ、当たり前のことでもあるように感じで、それなのにわざわざなんでこんな風に会話を捉え考えようとしてるのか、途中まではその意図を汲みきれずにいた。
読 -
Posted by ブクログ
Audibleにて 。
面接をこういった2つの側面から見たことはなかったので、なかなか斬新であった。
比喩には、考えを促すというブースターとしての機能もあるのだな。マニピュレーションという視点で見ることで、自分の発話パターン、その意図がよく理解できた。
ある記者会見を見て…
言った言わないではなく、そのような発言(問いかけだったとしても)の裏にどういうマインドセットがあるかを問題にすべきというのは重要なポイントだ。
また、李下に冠を正さず…紛らわしい発言をしないことも重要だろう。
自分の発言がどこから生まれ、そして受け取られ方を含め、どのような影響を及ぼすか、こういった幅のあ