【感想・ネタバレ】言葉の風景、哲学のレンズのレビュー

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Posted by ブクログ

哲学は結構好きだけど、時折痛いところを突かれることがある。
日常的に言葉を扱っているくせに深く考えずに発言しているんだよな。
『からかいの輪の中で』を読むと、嫌な気持ちと後ろめたい気持ちが同時に沸き上がる。
何故あの子はあんな顔をしたのか。
どの言葉に引っ掛かりを覚えたのか。
答えを知る術は無いのに今でもモヤモヤすることは意外と多い。
毎度の事ながら、こういうモノの見方があるんだなあと気づかせてくれる三木さんの著書は好き。

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2024年02月17日

Posted by ブクログ

初めてこの著者の本を読んだ。
タイトルに魅かれて手にした。

言葉のコミュニケーション、
話し手の言葉は、その人そのものがどんな立場でどんな力があるかによって、聞き手の人に伝わり方が違うと思う。
時には、話し手の真意が捻じ曲げて取られることも少なくない。
とくにSNSの中では、いい事も悪い事、拡散される。

コミュニケーションをとる前提に、話し手と聞き手の人間関係がどうなのか、重要に思う。

著者がカミングアウトをして、家族や友人に受け入れられたことはとてもよかった。
母親は、幼少期からきっと気づいているものだけど。
世界中でたった一人でも味方がいれば、心強い。

よく、色眼鏡で見る、というが、
誰しも、レンズには多少の色は付いている。
哲学の透きとおったクリアなレンズで物事が見られたら、ありのままで受け入れられるだろうに。
法律や憲法ではけして決められない、人の生き方。
全ての人がその人らしく、ありのままで生きられる世の中になりますように。

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2024年01月07日

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