中山昌亮のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前巻までと同じように、話は各話毎にぶつ切りで、時間軸も前後する。
登場人物は顔が似ていて、正直以前出てきた人間なのかどうなのか判別がつきにくい。
とにかく沢山人が出てくる、そのほとんどは主要キャラクターと言うよりはその場限りのキャラクターのような気がする。
おぐしさま、と言う存在を主軸として、とある町に住む人々に襲いかかる不気味な現象を描いているのが本作だ。
過去のエピソードを絡めて次第におぐしさまの輪郭が浮き上がり始め、と同時に現代における奇怪な現象の広がりも加速していて、将来における大規模な惨状がイメージされようとしている。
ディザスタームービーじゃ無いけど、大きな厄災に見舞われる人々 -
Posted by ブクログ
「おぐしさま」に纏わる話がメインの短編構成。
人間に都合の良い「飼い慣らされた」カミサマのイメージから本来の古代~前近代での在り方を取り戻す試みが大変面白いのではないかなと思います。
いわゆる土俗的民俗的な雰囲気を醸成しています。
この神の意(中世においては祟り)が時を越え、人間のそんなつもりはまったくないある意味間違えた信仰を糧に現代にも影響を残していると考えられる様は、ここ2・3年で流行の『残穢』『どこの家にも怖いものがいる』などの実話系怪談の流れ(物語の収斂する様)にもマッチしていて好きな人は大好きなネタと思われます。
装置として動き始めたら止まらないところもカミサマしていて -
Posted by ブクログ
なんだか妙にタイトルに惹かれてしまったので思わず購入。
そしてほんとに不安になる。恐怖、とはまた違う。
従来のホラーのように背すじがぞっとするような怖さはない。ただただ不気味だ。オムニバスで淡々と終わるからなのかもしれない。その後、それぞれの人がどうなったのか、それもまったくわからないのが不安なのだ。
そしてすべてに共通しているのが、“目”のインパクト。なんの感情も表れていないようで、なにかを訴えている目の強さが紙面から飛び出してくるようで、怖くなるのではない、不安になってしまったのだ。
buy 08/09/22 read 08/09/22