中山昌亮のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者の本は初めて読む。
怖いもの好きなのでアマズンで高評価だったこともあり、試しに購入した。
一話一話は短く、時系列がばらばら。全体を通してみると、なんとなくバックグラウンドはつながっているんだと認識できるが、詳細は分からない。
例えば「おぐしさま」が一体何なのか、ということは、最後までわからなかった。
2巻に続くとあったので、きちんと続いてくれればだんだん詳細も明らかになってくるものと思われる。
ショッキングな絵もあちこち挿入されているし、それなりにゾワッとさせてはくれたが、なんというか、一話が短かったり、つながりがバラバラだったり、あえて隠している部分が多いこともあって、 -
Posted by ブクログ
買ってから気づいたけど「不安の種」の人だ作者。
無実の罪で追っ手をかけられている侍、物辺総二郎とその姪沙絵。江戸へと向かう二人を物辺に両目を潰された剣士、伊藤が追い。藩命を受けた討手達が待ち受ける。討手の外道な攻撃に無関係な血が流れる度に、物辺は涙を流す悪鬼と化して討手達を斬ってゆく。
泣きながら戦う侍vs盲目の狂剣士と聞いてシグルイばりの変態侍バトルを期待してたらけっこう正統派な話だった。全体的に戦闘シーンというか動きのあるシーンがあんまり描かれないので時代物としてはちょっと不満かなー。
中盤から山の民っぽい人が出てきてちょっとテンション上がった。隆慶的に。ていうか甚右衛門だろアレ。