あらすじ
階下の暗闇に気配を感じるような、ドアごしの殺した息づかいのような、視界の隅に映りこんだ視線のような、ざらりとした質感、気分、戦慄。
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Posted by ブクログ
とても怖いけれどもすごく惹かれるので、イヤだイヤだと思っていても、ついつい読み返してしまう、中毒性のある不条理ホラー作品。
3~4ページの短編で構成されているので、例えるなら<「新耳袋」シリーズを忠実に漫画化したんだけど、全くの別物>みたいな感じ。
何かが起こって(起)、ソレが一時続いて(承)、動の場面があって(転)、…………オチ(結)がないのだ。
しかしオチがないことで、見事に完成した作品となっている。
不安をカタチにした作品の中で、読物としては「新耳袋」、漫画としてはコレが一等素晴らしい作品だろう。
想像力を養うには絶好の作品なので、創作をしている人なら読むべし!
異形の存在を突然登場させて見た目のインパクトで怖がらせるものが多かった無印と違って、ジワジワと恐怖を煽られるような作りになってて怖さがパワーアップしてた。読んでると鳥肌が立つ…
Posted by ブクログ
このふわっとした恐怖。すっきりしない終わりかた。
まさに、心の中に不安の種を植え付けるようなスタイルだね。
ホラーマンガの中では最も好きな作品、のひとつ、といっても過言ではない。
すげー好き、このシリーズ。
ところでこの人の絵ってちょっと岩明均の絵に似てるけど何か関係あるのかね?
どちらかがどちらかのアシスタントだったとか・・。
ググッてみたらこの不安の種、今年(2013年)に実写化が予定されているらしい。
ちょっと楽しみだが、邦画とか日本のドラマは映像文化的に好きになれないからあんまり期待は出来ないなぁ。
Posted by ブクログ
私を恐怖のどん底に突き落とした不安の種が帰ってきました…
内容構成は無印と同じ感じ。
ペラッとページをめくってうぁ!ってなります。
真っ暗にした部屋とか夜の窓の外とか
真っ暗な階段とかが本当に怖くなります。
オチョナンさんときゅうこん女が怖い…
ただね、劇場版『呪怨』と同じく、
読む人によってはギャグ漫画になってしまうらしい…
ちなみにうちの弟は「『呪怨』はドリフだ。」と言っていました。
Posted by ブクログ
数ページの短編ホラー漫画でした。
次々にぞわぞわさせられて、少しも油断できない本でした。
表紙からもわかるように、薄気味悪いキャラクターがたくさんです。
Posted by ブクログ
「人でないもの」たちの表現が斬新だと思った。
話自体はよくあるものだけど、あの突拍子のない表情が急にくるからヒヤッとする。一話一話が短いのも飽きなくていい。
Posted by ブクログ
切れ味の鈍い、それ故に独特の後味が残る短編集。怖いとかグロいとかの感情が湧きあがる一歩か二歩手前のところで口をつぐまれてしまうなどという経験は、起承転結が原則の物語に於いてなかなか無いこと。でもそうなるとひとはどうなるか? 足元が揺らぎだし、どうしようもなく不安になるのだ。物語の引き出す予感のその先には読者の分だけ数限りない恐ろしさが待っているのだから。
日常にある違和感をほじってみる
日常にありそうな違和感をちょっとほじってみて、
「あ、やべーっ」ってなって焦るかんじ。
1つの作品が数ページと短く、逆に「え、もっと広げてもいいんじゃん?」て物足りなく思うけど、そこに余韻があって、それが本シリーズの美学とも言えるのではないだろうか。
背筋がゾゾゾ…と泡立つ感じで、オチも分からないけど、非日常の扉から何かが呼んでいる…そんな不思議な怖さを堪能できる作品。
大好きな作品です。
Posted by ブクログ
不安の種+(全4巻)
ホラーマンガなのですが、特にめちゃくちゃ怖いということはなく読んでいるとなんだかタイトルの通り少し不安な気持ちになります。
ふと夜道を歩いているとこのマンガのことを思い出してどこかからか何かに見られているような気がして怖くなります。
そんな不思議な珍しい漫画です。
Posted by ブクログ
まんま「不安の種」
見開きでギャータイプなので 腕をピンと伸ばして細目で読む
読後 部屋のすみが気になったり カーテンの向こう側にドキドキしたりで
寝るに寝れなかったけど あーみん読んでひとしきり笑ったら結果満足の熟睡
パピィの好感度うなぎのぼりです
Posted by ブクログ
ネットで話題になっていたので読んでみた。
やっぱり『オチョナンさん』が凄くて、他の作品は少し物足りなく感じた。
グロやインパクト勝負ではなく、じんわりと読後感が悪いところに定評がある作品だけれど、#20と#28は少し異なる方向性で印象に残った。
最初は面白かったんですが…
1巻を読み終わってみると、最初は怖かったんですが、
事実かどうかさえ定かではなく、全ては単なる作り話かも知れず、
エピソード以外の何もない点で、
繰り返し読みたい作品ではないなと思いました。
1回読めばもういいですね。
単なる流行りの小話集という感じでストーリー性がないので、
2巻を買おうとは思いませんでした。