曽田正人のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
曽田正人のレースマンガ。もうそれだけで説明はいらん気がするw
彼はハートを描くのが素晴らしくうまい。どんな作品を描かせても、読者はきっとそれを期待して買うだろう。それくらい彼の作品は、ハートを描き出す。無駄に熱いマンガはいっぱいあるが、熱いからハートを描けているかというとノーだ。むしろ、熱いだけのマンガは中身がない。表現の熱さだけではなく、読んでるものを熱くさせてくれるから、希少だ。
俺は昔熱いマンガが好きで読んでいたが、何度も繰り返し読んでいると、ドンドン熱が冷めていくことに気付いた。なぜこんなにつまらなくなっていくのか考えていたが、やっと分かった。ただ熱いだけのマンガには「熱い根拠」が描いていないのだ。石渡治の作品とかが顕著なんだが、キャラががんばったり、成果を上げている様子を見て、感情移入できないのだ。勢いで読んでると熱くなれるが、素に戻って読んでいると「こいつ、あほか」と突っ込んでしまう。
曽田正人の作品にはそれがない。素で読むとむしろ共感できてしまうくらい感情表現が自然だ。どんな読者も経験したことがあるだろうと思わせる感情の表し方をする。だから、いつ読んでもおもしろい。
capetaが強すぎて、F1に乗る未来が見えてしまうとつまらなくなるから、その前に止めたような感じだな。多少詰め込んだ感が残るが、良作だ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレアメリカから国外退去させられたバレエダンサー・スバルは、ドイツのバレエ団でプロのダンサーとして活動していた。
相変わらずの身勝手な性格で周囲とぶつかりながらも、皆はスバルを認め、スバルもまたプロのダンサーとしての意識を持って成長していく。
アメリカ在住の振付師であるミカエル・エリクソンに新作を作ってもらうため、国際的コンクールに出場することになるが……
本来ならば前作「昴(スバル)」の感想を書くのが先だが、諸事情あってこちらを先に記す。
今作はつまらなくはないが、前作のような、まさに怪物が突き進んでいく熱がなくなってしまったように感じる。
物語中では、スバルはまだ発展途上にいるのだが、読者から見ればスバルは充分に完成しているように思える(天才という設定だから仕方がないのか)。
コンクール中、母親が事故に遭ってしまい……という展開は、もう作者が飽きてしまったのではないか。
クライマックス、一流ダンサーが集まって東京で公演するというストーリーも何だか興ざめである。