鈴木まもるのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ねむり病が、うみねこ島の一部ではやり始めた。
しかし、病気を治すための材料である『ガラス貝』が切れていた。
ガラス貝は珍しく、そこらへんの海では見つからない。
唯一いまだにガラス貝がある海は、船乗りが一番行きたがらない海、キララの海だった。
サンゴロウは、親友のナギヒコに頼まれ、そのキララの海へ、ガラス貝を探しに行った。
しかし、そこでやみねこに出会う。
帰りに、やみねこのせいで、海に放り出されてしまった。
サンゴロウは、人間の女の子のミリに出会う。しかも、ミリは人間なのに、声の波・貝の耳を使いこなした。
結局、ブロック越えをしたウミガメ号に助けてもらい、うみねこ島に帰った。
この本を読んでか -
Posted by ブクログ
本作は、黒ねこサンゴロウシリーズの最後の1冊である。
おれは日記をつける習慣はない。
三日まえはどこにた?
五日まえはなにをしていた?
ひと月まえは?
そんなことはおぼえていない。
ただ、海があって、船がある。
たいくつなんかしない。
こんなサンゴロウだが、彼は自身の過去の記憶と向き合うことになる。
サンゴロウの失った記憶について、友人で医師であるナギヒコはずっと気にかけている。
ナギヒコは、サンゴロウの記憶について、
うみねこ島にむかうとちゅうで、なにかおそろしい目にあって、
それを忘れようとして消してしまったのではないかと考えている。
記憶