鈴木まもるのレビュー一覧

  • 旅のはじまり

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    ひとり旅の途中で猫のサンゴロウに誘われて宝探しの旅のお供をする。なんてドキドキワクワクが詰まっているんでしょうか。しかも日常からふっと異世界に踏み込む瞬間が素敵に描かれています。それが読書の面白さに繋がるんですね。
    平易な文章だけど奥深い余韻があります。何気ない風景や心象の描写に広がりがあるんですね。だからこそ世界に入り込みやすいのです。また鈴木まもるのイラストが素敵なんです。表紙絵のサンゴロウの格好良さに惹かれてつい手に取ってしまいましたが、実際サンゴロウ格好いいですよ。

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    2012年05月30日
  • 旅のはじまり

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    竹下&鈴木コンビ作品の格好良さ部門ではナンバー1を疑えない。エレキギターに憧れる中学生男子のようにサンゴロウに憧れ続けています。

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    2012年05月28日
  • ほのおをこえて

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    サンゴロウのピンチ!?
    貝がら島に、ひっそりと住んでいるやまねこ族の、長老の跡継ぎ問題にからまれたサンゴロウ。
    クルミを連れ出してしまったり、ナラジロウとクヌギの仲の悪さといったら・・・!
    あの後、やまねこ族はうまくいってるでしょうか?

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    2012年04月02日
  • 黒い海賊船

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    イカマルのサンゴロウへのあこがれ、感じやすかった!
    そりゃ、鳥のように優雅に港に入ってきた、うみねこ船を見て、その船を操縦している人が、こっちに挨拶してくれたら、だれでもすきになっちゃうよね。分かるな~、その気持ち!!
    スリル感も面白かった。さすが、竹下文子さん。
    あまりにもリアルで、全部信じちゃってますもん。
    絶対に、三日月島や、うみねこ島はあるんだ、って。

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    2012年04月01日
  • 金の波 銀の風

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    黒ねこサンゴロウの度の、短編が3つ詰まった1冊。
    緑の小鳥・幽霊船・王様の島

    私が特に好きなのは、王様の島。
    本当の自由とはなんなのか。考えさせられましたね。
    王様は金色の豪華な牢屋に入っているようなもんだったんですね。
    いくら金持ちでも、有力者でも、王様でも。好きなことができなきゃ、自由とはいえない。
    私も、自由を見つけたい

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    2012年04月01日
  • キララの海へ

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    ねむり病が、うみねこ島の一部ではやり始めた。
    しかし、病気を治すための材料である『ガラス貝』が切れていた。
    ガラス貝は珍しく、そこらへんの海では見つからない。
    唯一いまだにガラス貝がある海は、船乗りが一番行きたがらない海、キララの海だった。
    サンゴロウは、親友のナギヒコに頼まれ、そのキララの海へ、ガラス貝を探しに行った。
    しかし、そこでやみねこに出会う。
    帰りに、やみねこのせいで、海に放り出されてしまった。
    サンゴロウは、人間の女の子のミリに出会う。しかも、ミリは人間なのに、声の波・貝の耳を使いこなした。
    結局、ブロック越えをしたウミガメ号に助けてもらい、うみねこ島に帰った。
    この本を読んでか

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    2012年03月30日
  • やまねこの島

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    謎の島である、貝がら島で流行っていた病気が、まさかのカレハ熱だったなんて!
    ひどく熱い熱が出て、カタカタと震えだすという・・・。恐ろしい
    しかも、帰りにサンゴロウがカレハ熱にかかっている事が判明!?
    医療器具は、すべて島に置いてきてしまい、医者のナギヒコも手も足も出ない状態に!
    でも、精神力で乗り越えたサンゴロウがすごいですね。
    丈夫なやつだなあ

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    2012年03月30日
  • 最後の手紙

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    「サンゴロウの旅、終わっちゃった!」
    ・・・と思っている方!違いますよ!?
    サンゴロウの旅は、永遠です。一生終わりません・・・!!
    「オレはな、あんたがきらいなんだよ。がまんならないんだ。
    あんたの自信と、つよさと、こわいもの知らずの度胸がさ。
    いつも冷静でおちついていられるところがさ」
    って文章。あれ、ドキドキしませんか?
    この本、ハラハラさせてくれるから、めっちゃ気に入ってます!!

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    2012年03月15日
  • 霧の灯台

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    旅の途中で出会ったカイの秘密、意外でした~!!
    銀波号の船長、なにやってんだよっ!って言いたくなるし、カイがかわいそうになったな~
    友達に、この事を話したら
    「自分が生きなきゃ、なんにもならないんだから、自分の命も守るべきだ」
    って言ってました^^ナギヒコと同じ考えなんですよね

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    2012年03月15日
  • 旅のはじまり

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    ネタバレ

    カタオカ ケンがお父さんに会いに行く電車の中で、
    隣の席に座った黒猫のフルヤ サンゴロウ。
    2人の冒険のたびは、無事終わる。
    かえる途中でお父さんに出会う。
    ちょっと不思議で、ちょっとわくわくするお話。

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    2011年12月24日
  • やまねこの島

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    毎回、物語の風景がぱっと見えてくる。
    今回も同じ。
    先が気になって、どんどん読んじゃう。
    小学生の男の子なら、絶対にはまるはず。

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    2011年10月11日
  • 旅のはじまり

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    子供のころにぜひ出会いたかった!と思わせる本です。
    大人でも楽しめます。
    なにか面白い本が読みたいというときに再読します。

    もう何回読み返したことか。
    児童書なので一時間もあれば読みきってしまいますが。

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    2011年08月01日
  • 霧の灯台

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    今も昔もずっとすきなシリーズ。全10巻、何度読み返したのかわからない。とくにこの霧の灯台は素敵です。

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    2011年02月10日
  • 旅のはじまり

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    竹下文子さんの『黒ねこサンゴロウ』シリーズ第1巻。
    小学生のケンと黒ねこのサンゴロウが宝探しをする物語です。

    はじめて読んだのは小学生の頃。
    そのときからのお気に入りです。

    ほんとうにサンゴロウが格好良くて。
    鈴木まもるさんの絵も“いい味”を出しています。

    でも、これは黒ねこサンゴロウシリーズの序章に過ぎません。

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    2011年01月30日
  • 旅のはじまり

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    黒ねこサンゴロウシリーズの第1作目。

    小学生の時、図書室にシリーズで並んでいた。
    とはいっても私はこの『旅のはじまり』しか読んだ事はないのだけど。

    字も大きいし、平仮名ばかりの『正に児童書』なのだけど、侮れない。

    人間の男の子ケンと、大人の黒ねこのサンゴロウの冒険はハラハラドキドキ。
    サンゴロウはクールで格好良い。

    大人になってもワクワク出来る作品だと思う。

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    2010年09月10日
  • 旅のはじまり

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    息子豆太の最近のお気に入りの一冊です。
    サンゴロウがカッコイイらしい。
    字の大きさをみると中学年向き?
    でも豆太の気に入りようをみるともっと上の学年でも十分面白いんじゃないかな・・・と思います。
    シリーズ化されていて全10冊。
    豆太も残すところ後一冊なんだけどずっと貸し出し中なので首を長くして待っている状態です。

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    2010年08月14日
  • 金の波 銀の風

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     サンゴロウのモノローグは、
     ぶっきらぼうで、言葉足らずだ。

     孤独な船乗り。
     でも、孤立しているわけでなく、
     冷たいわけでもなく。


     昔、昔、宇宙を旅する海賊に憧れたことがある。
     ふと、あの海賊を思い出した。

     黒ねこのサンゴロウが語る海の描写は、
     時として詩であるかのよう。



     今回のサンゴロウは短編集。
     孤独を愛しながらも、常ならぬ関わりを持ってしまった話を集めている。

     ほんのささいなエピソード。
     だからこそ、サンゴロウのキャラクターや文章の良さがしみてくる。


     

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    2017年08月16日
  • 最後の手紙

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     静かなピアノ曲。
     短調の調べ。
     ノクターン?

     病院の待合室でページをめくりながら、ふと耳にしたBGM。
     手にしていた物語にとても、よく合っていた。


     過去の記憶を持たぬサンゴロウ。
     その封じ込めた記憶の箱は、
     開けた方がいいのか。
     開けぬ方がいいのか。

     新しく積み重ねた記憶が増えるにつれ、葛藤が増していく。



     恩のある猫の病気。死の匂い。
     記憶を探る旅への出発に、踏み切れぬ思いに迷いながら友人に書く「最後の手紙」


     いつの間にか
     曲は変わり、静かではあるが少し明るいヴァイオリンに。

     サンゴロウの帰る港が見えるかのような偶然のBGM。

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    2017年08月16日
  • 霧の灯台

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    サンゴロウシリーズでもっとも好きかも知れない。

    自らの過去の記憶探しで、少しずつ苛立ちを貯めていくサンゴロウ。
    そんな時は、手足のように扱っている船もいつもと違った動きをする。
    このあたりの表現、乗り物好きにはたまらない。

    ほんの短い時間で読み切れるのだが、読み応えは十分にある。

    一人灯台を守るカイとの交流は、シリーズの中でもっとも泣かせる。

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    2017年08月16日
  • 最後の手紙

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    本作は、黒ねこサンゴロウシリーズの最後の1冊である。

      おれは日記をつける習慣はない。

      三日まえはどこにた?

      五日まえはなにをしていた?

      ひと月まえは?

      そんなことはおぼえていない。

      ただ、海があって、船がある。

      たいくつなんかしない。

    こんなサンゴロウだが、彼は自身の過去の記憶と向き合うことになる。

    サンゴロウの失った記憶について、友人で医師であるナギヒコはずっと気にかけている。

    ナギヒコは、サンゴロウの記憶について、
    うみねこ島にむかうとちゅうで、なにかおそろしい目にあって、
    それを忘れようとして消してしまったのではないかと考えている。

    記憶

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    2010年03月16日