鈴木まもるのレビュー一覧

  • 生きものがつくる美しい家
    絵がきれいで読みやすいし、こういう本にありがちな、いきなり気持ち悪い(語弊があるけど)虫なども出てこないので虫が怖い人も安心して読める。
    (※蜘蛛は出てます)
    東屋を作る鳥が芸術家みたいで面白いが、そうする理由の考察がちょっと切ない。

    読みながら、本能でこんなに編んだり積み上げたり栽培したりと、多...続きを読む
  • ケンとミリ
     サンゴロウシリーズの新たな一章!これまで登場してきた人間たちとの思わぬ再会が描かれまさに再出発といったところ。内容はケンとミリが向き合うパートが主でサンゴロウは少し出てくるだけだが相変わらずカッコいい。ミリのしっかりとしていながらも不思議な生き方に対してケンが様々に思いを巡らせる描写も見事であっと...続きを読む
  • 霧の灯台
     くろねこサンゴロウシリーズ、五作目!今までの明るい冒険に対して今回はなんとも静かで切ないエピソードだ。霧に包まれた島の中でサンゴロウは謎めいた灯台守と不思議で穏やかな日々を過ごすが…。派手なアクションがあるわけではなく、終始一貫して静かで穏やかだが、それでも一気に読み込んでしまう引き込み様だった。...続きを読む
  • やまねこの島
     くろねこシリーズ三作目!今回は前回も登場した島医者、ナギヒコの視点でサンゴロウと共に謎めいた離島に向かう!第三者から見たサンゴロウの自由さとワイルドさが描かれており新鮮な気分だった。また一巻から出ていたヤマネコ族が出てきたり、サンゴロウの記憶喪失について詳しく説明されたりと色々な動きがあった回。ヤ...続きを読む
  • 黒い海賊船
     サンゴロウシリーズ四作目!今回の語り手はサンゴロウと、彼に憧れる若者イカマル!絢爛たる娯楽都市三日月島へと出航だ!年少の若者の視点からサンゴロウのカッコよさや自由さが生き生きと描かれている。楽しげながらも危うい匂いのする三日月島の住民達と恐ろしい海賊達というゲストキャラの性格も相まって、何もかもが...続きを読む
  • キララの海へ
     くろねこシリーズ第二弾!前回目的地として旅立ったはずのうみねこ島にすでにサンゴロウがいる時点で話が始まり驚いた。てっきり到着までの旅をするのかと…。前回は陸路だったが今回は海での冒険。海の美しさや恵み、恐ろしさなど色々な面がサンゴロウを視点に描かれて、それにサンゴロウが相棒の船とともに挑む!やみね...続きを読む
  • 旅のはじまり
     100ページ弱の短い小説ながらワクワクドキドキする冒険が鮮やかに描かれており、大満足。サンゴロウの飄々としてワイルドなかっこよさも勿論良かったけれど、ケンの恐怖やワクワクする好奇心の描写も巧みで印象に残った。
  • 生きものがつくる美しい家
    動物たちのスゴい巣が、鈴木まもる氏の美しいイラストで、丹念に描かれている。動物たちの利にかなった巣には感心させられた。
  • 生きものがつくる美しい家
    感嘆しながら読んだ。それほどに、生きものが紡ぎあげる家(巣)は素晴らしい。芸術作品のようだった。さまざまな生きものの巣事情を著者本人のイラストを交えて解説している。作った生きものの紹介を「作り手プロフィール」としており、親しみやすく、より生きものの生態を調べたくなる。実際ニワシドリの事を少し調べた。...続きを読む
  • 身近な鳥のすごい巣
    挿絵がすばらしい。鳥の巣マニアの絵本作家鈴木まもる氏の鳥の巣エッセイ。この方の鳥の巣系絵本も蔵書しているが、このサイズの新書で文字多めなのがありがたく楽しい。
    スズメ/ツバメ/コシアカツバメ/ムクドリ/セグロセキレイ 
    メジロ/ヒヨドリ/キジバト/カワラヒワ/エナガ/サンコウチョウ/サンショウクイ/...続きを読む
  • 最後の手紙
    黒ねこサンゴロウシリーズ、最後まで読み終わりました。

    物語は不思議な始まり方で、一体どのような終わり方をするのか気になっていました。
    クールでかっこいい、でも優しい一面もあるサンゴロウ。
    物語もサンゴロウらしいかっこいい終わり方です。

    私には長く乗っている愛車があるので、マリン号とサンゴロウの関...続きを読む
  • 旅のはじまり
    失われたうみねこ族の宝をさがす旅

    ひとり旅の特急電車で、ケンの隣に座ってきたのは黒ねこだった。名前はサンゴロウ。うみねこ族の宝をさがしに行くという。手がかりは、ぼろぼろの地図だけだ。興味を示すケンに、サンゴロウは声をかけた。「いっしょに、くるかい。」

    「宝さがしにたいせつなのは、中身じゃない、ロ...続きを読む
  • 旅のはじまり
    小学生の時にシリーズを読みました。当時、自分とはなにか、と悩むサンゴロウを読んで衝撃を受けたことを覚えています。記憶のないサンゴロウのどこか悲しげな雰囲気を思い出します。
  • やまねこの島
    うみねこ島で医者をしているナギヒコは、カレハ熱が流行しているので助けて欲しいというサンゴロウの頼みを聞き共に船で出発した。行き先は無人島とされている貝がら島だったが、そこにはうみねこ族とは宿敵関係にあるやまねこ族が隠れ住んでいたのだった。

    種族の歴史的軋轢などを描き、なかなかハードな内容を含んでい...続きを読む
  • 旅のはじまり
    旅先で出会った人間の男の子ケンと、黒ねこのサンゴロウが宝探しをする物語です。ポイントは2人が宝探しをしていく中で、2人の仲もどんどん深まっていくところです。
  • 旅のはじまり
    海猫族の宝のありかを探すサンゴロウとであったケンの冒険物語、

    テンポよくておもしろかった。 続きが読みたくなる。
  • 旅のはじまり
    ひとり旅の途中で猫のサンゴロウに誘われて宝探しの旅のお供をする。なんてドキドキワクワクが詰まっているんでしょうか。しかも日常からふっと異世界に踏み込む瞬間が素敵に描かれています。それが読書の面白さに繋がるんですね。
    平易な文章だけど奥深い余韻があります。何気ない風景や心象の描写に広がりがあるんですね...続きを読む
  • 旅のはじまり
    竹下&鈴木コンビ作品の格好良さ部門ではナンバー1を疑えない。エレキギターに憧れる中学生男子のようにサンゴロウに憧れ続けています。
  • ほのおをこえて
    サンゴロウのピンチ!?
    貝がら島に、ひっそりと住んでいるやまねこ族の、長老の跡継ぎ問題にからまれたサンゴロウ。
    クルミを連れ出してしまったり、ナラジロウとクヌギの仲の悪さといったら・・・!
    あの後、やまねこ族はうまくいってるでしょうか?
  • 黒い海賊船
    イカマルのサンゴロウへのあこがれ、感じやすかった!
    そりゃ、鳥のように優雅に港に入ってきた、うみねこ船を見て、その船を操縦している人が、こっちに挨拶してくれたら、だれでもすきになっちゃうよね。分かるな~、その気持ち!!
    スリル感も面白かった。さすが、竹下文子さん。
    あまりにもリアルで、全部信じちゃっ...続きを読む