安野貴博のレビュー一覧
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面白かったー!わくわくドキドキ。読後感も気持ちよく、経営者がどんなに大変かっていうこともよくわかった。
社会で今一番注目されており、まるっきり素人の私ですら興味は尽きないAI のある一つの使い方を見せてもらった。これは社長が面白いと思いながら積み重ねてきていた知見が役に立っている。頭のいい子なことはもちろんだけど、環境が人を作るっていう事もすごく理解。
貶めようとする悪玉はいるけど、それにしても次から次へと、悪いことが降りかかる。私ならもう無理だー。すぐに諦めてしまうだろう。経営者とは責任重大。毎日ヒリヒリ、頭フル回転なんだろう。そう考えると刺激的なんだろうが、とてもじゃないけど私とは違う人種だよなあと、思う。
でも、本当に面白かった。 -
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ネタバレ知的好奇心的にも、ミステリーとしてもとっても面白かった!未来で可能性のあるストーリーでもあると思った。加害者の物語を提示させることで、悪者から共感に値する人へと変貌してゆくのも面白い。
自動車の自動運転のアルゴリズムとして、経済力のない人を犠牲者にするような微調整がされており、それが自動運転の発展における功利主義 vs 義務論という倫理的な問題として提示されている。みんなが聞いたことのあるトロッコ問題をさらに高次にした形(社会全体の利益も天秤に乗る、自動運転の発展による交通事故死亡者数の低下)として展開されており非常に面白い。
主人公が、自分の書いたコードがいかなる影響を社会に与えるかということに気づいて、社会全体の利益のためにコードをオープンソース化するというエンディングも面白い。
そうすることによって、最適解、というものが生まれ、犠牲者やその家族にとっては責める対象がなくなってしまうという洞察も鋭い。
まじでこの人すごいって思った。私も自分のフィールドを活かした小説書けたら面白いだろうな。 -
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「世界に君の価値を残せ」←すごい名言!
あっという間に読めた!スタートアップの大変さを知り、 AIで起きうる未来をイメージさせてもらえた1冊。ハリーポッターの世界で、魔法の絵にかかれた人と喋れたりしてたけど、まさに死者と会話できるって AI使うとありうるなと思った。
本編の話について、一難去ってまた一難という感じの話の展開がずっと綺麗で面白くて飽きがこない。
2026年現在、副業を始めている人は少なくないけれど、やるならとことん自分のリソースを費やせというのはホンマにそうやなと。
マジなスタートアップするのは本当に大変なんやろなとしみじみ感じた。
自分も今の病院は、もともと腎臓内科医のいなかった病院。腎臓内科医として、少しずつ自分の技量の中でできる提案をしてサービスの向上、職場の改善、収益の改善や働き方の改善に取り組んでいけているのは、「リスクの低いスタートアップ」的な感じでありがたい環境だと思う。明日からも頑張っていこうと思う。 -
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ネタバレ発想するコツ
1みんなの予想の逆をいく
2極端な人の予想を参考にする
3変な人を脳に飼う
例えば、イーロン・マスクなら、どう考えるか?
SFで語られた未来は現実になっている
論理的推論
1その未来が起きたあとに何が起きるか?
2予測した未来にたどり着くには
その前にどんなことが行われてる必要があるか?
今の世の中は、一人ひとりが合理的に意思決定した結果、コミュニティとしては近視眼的でリスクを取れない構造になった、という話が興味深い。
だからこそ、合理的な考えが積み重なることが
コミュニティにとっても効果的になるようシステムを変えることが現実的な解決策とのこと。
他人とは基本的に理解し得ないものだと思っているほうが
期待値が低くてよい、というような話があった
きっと夫婦円満そうな秘訣の一つがそれなのだろうと思う
わかりあえないからこそ、
お互いに歩み寄ることは大切そうだ
数ヶ月後にまた読みたい。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ都知事選で安野さんを知り、衆院選で応援するようになり、そこでこの本を知り手に取った。読後彼はどこまで多才なのだろうと、嫉妬も湧かないレベルの尊敬が溢れ出た。もしかしたら、AIで下書きを書いているのでは?と思わされるほど、AIの力を思い知らされたが、それと対比されるように各人物の人間臭い感情の動きが描かれており、仕事小説としても物語としてもハイレベルだった。自分がスタートアップを起業する可能性はゼロに等しいが、経営者がどんなことを考え、どんな壁にぶち当たるのかがリアルにわかった。特に、事業をピボットによりズラして成功に導くのは、自分の普段の仕事にも活かされそうな気づきだった。死者のAIに教えを請う未来も、そう遠くない気がした。
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新卒で有名企業に就職したものの、社内政治に巻き込まれ内定を取消されてしまった新米社会人、松岡まどか。投資家に唆されて企業することになり投資を受けるが、それは一年以内に時価総額10億円の企業に成長させなければ松岡が一億円の借金を負うことになる不当な契約だった。崖っぷちの松岡が選んだのは、自身が昔から慣れ親しんでいた対話AIの分野だった……という内容。
こういうもしドラ的な雰囲気のお仕事小説は苦手なのだが、めちゃくちゃ面白かった。1日で本を一冊読み切ったのは久しぶりだ。
サーキットスイッチャーもそうだったが、まず作劇がめちゃくちゃ上手い。主人公に大問題が発生し、なんとか解決するが、また次の問題が起こり……という王道の流れをなぞりつつ、無理のある展開や偶然による問題解決が全くない(逆に偶然による問題発生はあるがそれは全然あって良い)
原因と結果がはっきりしていて、キャラの行動原理にすら、曖昧なところを一つも残さない。
膨大な数の歯車を無駄なく使い、完璧に噛み合わせて物語を作っている。
キャラも魅力的だ。
三戸部はすごい発明。最初完全に嫌な感じだったのに、最後には好きにならずにいられないと思う。 -
Posted by ブクログ
車の自動運転技術が発達した近未来。自動運転のアルゴリズムを開発したサイモン社社長の坂本が、「ムカーラフ」と名乗る人物に監禁される。監禁場所は、自動運転されている車の中。しかも走行速度が一定を下回ると爆弾が爆発するよう設定されているという。
そんな逃げ場のない状況でムカラーフが坂本に命じたのは、過去に自動運転車が起こしたとある事故の検証だった。
2回に分けて一気読み。とても面白かった。
まず登場人物の動機と行動の因果関係が論理的で明確。そのキャラが取るはずの行動をちゃんと取るし、みんな(犯人すら)頭がいいので明らかに間違っている馬鹿な行動や凡ミスをするキャラがおらず、気持ちよく話が進む。
自動運転にまつわる専門的な話も面白い。自動運転はこういう仕組みで成り立っている、その仕組みにはこういう問題もあるが、こんな対処方法があり……という風に論理的にわかりやすく詳細に説明してくれるので、説得力があるし知識欲も満たされる。
筋書きも面白い。犯人の目的は? 坂本は助かるのか? というところでハラハラさせてくれるのはもちろん、絶望的な状況からのどんでん返しというエンタメ作品のツボもしっかり抑えられていた。
ムスリムが登場するのも斬新だった。創作物でイスラム教に関連する人やモノが出てくる時、あまりいいものとして登場しない印象があるが、この作品はフラットな視点からムスリムを描いているように見えた。
しかもムスリムであることにちゃんと物語上の意味があり、作品に多様性を持たせるための無理矢理な演出ではないのも好印象だった。