一読者も応援します~!!
マクラギさん格好いい……!
脚長くて睫毛長くて、笑顔が素敵で、自信満々なところが可愛いです。手首から肘にかけての筋肉がイケメンで、お顔の傷も過去に何かあったのだろうか、スケッチの女性は一体……等々、気になるところも沢山で、次の登場が楽しみです。
終端街では「物がズレる」ということで、これまた終端街の不思議要素が増えて、さすが結月さくら先生が描く死者の街。次から次へと出て来る新設定と謎が面白いです。
そして、個人的にとても好きなのが立食形式の大衆食堂です。麺類もあればジュース屋さんもある。山査子飴もある……なんだか、昔旅行した台湾の屋台市を思い出しました。懐かしさもありつつ、異国情緒も感じて好きです。
終端街の見える範囲・描かれる範囲が広がっていく度に、街ごと好きになっていくような気がします。
でも、だからこそ、ナガツキくんの「しんどくないですか あの人 好きになるの」「いつの日かそのどこか遠くへ行ってしまうかもしれない」という台詞に、この終端街にも終わりがあるんだな……と思い出させられて、少し寂しい気持ちにもなったりして。
虚の水路を見つけた先に、トウカさんナガツキくんが終端街ではなく別の世界で生きることを選択する日もいつか来るのかもしれない。そもそも終端街が「死者の街」である以上、この街の存在が死や別れを前提としていて。
いつまでも楽しい日々が、安穏と続いていく訳じゃない……と気付かされつつ、でも、その寂しさすらも受け入れて包み込んでくれるような、トアさんの優しさを尊く思ったりもして。
一読者も応援します~!!という気持ちになりました。恋をして両想いになるのも素敵なことですが、トアさんがトウカさんを慕う形もすごく優しくて穏やかで、誰かを想う形にこういうのもあって良いんだ、と思わせてくれるのがこの作品の良さだと思います。
そんな感じで終端街の不思議や、愛や優しさについてしみじみしていたら、おまけマンガで脳を焼かれました。致死量のセクシーでびっくりしました。ありがとうございます。前のページ(8話最後のページ)はこれ以上ないくらい格好いいのに、おまけマンガでこれはちょっと……ギャップが凄い。ありがとうございます。眼福です。
もし「終端街の昇降機守」が単行本化されることがあったら、おまけマンガも収録してください。出来れば紙でも欲しいです。編集部の方よろしくお願いいたします。