千々和泰明のレビュー一覧

  • 世界の力関係がわかる本 ――帝国・大戦・核抑止

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    ネタバレ

    中高生向けということで、とてもわかりやすかった。意味はわかった。だが、こんな世界でホントにいいのだろうか…

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    2025年11月04日
  • 世界の力関係がわかる本 ――帝国・大戦・核抑止

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    中高生向けに書かれているとのことで、社会科全般、世界情勢にかなり疎い私でも分かりやすく読み進められました。

    色々な疑問も湧いてくるので、ここに紹介されている本も読んでみたいと思いました。
    こんなふうに、今まで全く興味がなかった分野なのに「もっと知りたい!」と思わせてくれたこちらの本に大感謝です。

    著者が描かれたイラストも好きでした。

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    2025年10月31日
  • 誰が日本を降伏させたか 原爆投下、ソ連参戦、そして聖断

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    ネタバレ

    原爆を投下され、和平交渉の望みとしていたソ連が参戦し、聖断へ。アメリカとしてはソ連に対する牽制もあり、原爆を使いたかったのであろう。6日に投下し3日後の9日2発目を投下。日本は相変わらずの外交下手でソ連に和平交渉を。しかしソ連は日本侵攻への時間稼ぎもしたかったのであろう。日本としてはソ連参戦が一番きつかったのかと思われる。もっと早く終戦を決断できなかったものなもか。最終的にはアメリカ陣営の傘の中に入ることで今に繋がっている。アメリカとしても共産圏に対する壁として必要だったのであろう。

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    2025年10月30日
  • 世界の力関係がわかる本 ――帝国・大戦・核抑止

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    実にわかりやすい本です。一読すべき新書かと。
    あとがきの最後に紹介されている『はじめての戦争と平和』鶴岡路人著も読みたいと思いました。

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    2025年10月17日
  • 世界の力関係がわかる本 ――帝国・大戦・核抑止

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    国際政治学の理論は日常的直感と異なるので、ロジックの理解が一筋縄ではいかない。中高生向けに書いたそうだが、殆どの日本人にとって難しく、脳が汗かく必要ある本だと思う。

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    2025年09月08日
  • 世界の力関係がわかる本 ――帝国・大戦・核抑止

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    著者が「中高生を対象に書いた」と言うだけあって、読みやすい。読みやすいのだが、内容が簡単かというと、そうでもない。たいした厚さの無い新書の中に、囚人のジレンマから始まり、集団安全保障、集団的自衛権、核抑止、そして、戦争の終わり方まで網羅しているのである。
    もうこれは、羊の皮を被った狼と言っていいのでは無いだろうか?

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    2025年09月01日
  • 世界の力関係がわかる本 ――帝国・大戦・核抑止

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    世界のパワーバランスの歴史から入っており、高い視点から考えることができました。特に、核によるパワーバランスの構造の解説は興味深かったです。

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    2025年08月16日
  • 世界の力関係がわかる本 ――帝国・大戦・核抑止

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    平和というものが得難く、貴重なものだとつくづく考えさせられますね。論理的に正しい行動の積み重ねが、必ずしも全体として正しい結果に至らないという必勝法のない世界の現実は悩ましいばかりです。
    こういうリアルな世界を分かりやすく説明してくれるよい本でした。ぜひとも若い人たちに読んでほしいですね。

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    2025年07月05日
  • 戦争はいかに終結したか 二度の大戦からベトナム、イラクまで

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    戦争を終わらせるためには、現在の犠牲を少なくする、あるいは将来の危険性を除去する、そのどちらを優先させていくのか…
    その間における妥協と根本的解決について、第一次大戦から湾岸戦争まで過去の例を分析しながら論じた一冊。
    終章ではそれらの結論がコンパクトにまとめてあるが、こういった分析をわれわれ国民はよく学んでおく必要があると思った。

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    2024年11月14日
  • 戦争はいかに終結したか 二度の大戦からベトナム、イラクまで

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    戦争は優勢勢力側が「現在の犠牲」と「将来の危険」のどちらを重視するかによって「紛争原因の根本的解決」で終わるか、「妥協的和平」で終わるかどちらかで終わる、という理論的枠組を使い第一次世界大戦、第二次世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争などを解説してます。

    現在の犠牲の代表的なものは兵士の死ですが、これを算数の計算問題のように扱う戦争というものにやりきれない気持ちです。

    戦争をいかに終わらせるかは大事なことですが、戦争をいかに始めさせないか、がもっともっと大事だと思いました。

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    2024年05月27日
  • 戦争はいかに終結したか 二度の大戦からベトナム、イラクまで

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    或る本を読んでいて、その中に別な本に関する言及が在ると、少し強い興味が湧く場合も在る。そしてその興味が湧いた本を紐解くと、それがまた非常に興味深いという場合が在る。こういうのを「読書の発見、歓びが拡がる」とでも呼ぶのだと思う。本書はそういう「読書の発見、歓びが拡がる」とでも呼ぶ経験をさせてくれた一冊だ。
    本書は「在りそうで、存外に無い?」という感じの、重要と思われる主題を論じている。「読書の発見、歓びが拡がる」ということと無関係に、単独でも非常に価値が高いと思う。
    本書を知ったのは『終わらない戦争 ウクライナから見える世界の未来』という本を読んでいた時だった。『終わらない戦争 ウクライナから見

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    2023年10月08日
  • 戦後日本の安全保障 日米同盟、憲法9条からNSCまで

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    1章は日米安保条約で、自助及び相互援助をなす国とのみ対等な相互防衛条約を結べるとしたヴァンデンバーグ決議により、当初は片務的だったこと、朝鮮密約や吉田アチソン交換公文と朝鮮国連軍と日本との関係、極東1905年体制を受け継いだ米国にとって日米安保条約はただの二国間基地条約ではなく極東地域に開かれた同盟であること。2章は憲法9条で、軍国主義の原因と考えられた天皇制を守るために捨て石として戦力不保持を謳ったこと、要塞化した沖縄の米軍で日本を守ることを前提としていたこと、自衛隊の合憲性を説明する必要最小限論の基準とされた可能性がある集団的自衛権の制限、必要最小限論と芦田修正論と小沢理論。3章は防衛大綱

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    2023年07月15日
  • 戦後日本の安全保障 日米同盟、憲法9条からNSCまで

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    思った以上に好著。内容が重複する部分が多々あるが、内容自体が自分にとって新規だったので気にならなかった。

    日米安保→物(基地)と人(米軍)の協力である条約には極東条項があり、事前協議があるが、朝鮮密約/吉田アチソン交換文により国連軍を介して米韓同盟/台湾関係法と有機的に結合し、1905秩序の一機能となっている。この現実を無視して外部と線引きを行うことは不適と主張する。

    憲法9条→従来天皇制の身代わりに脱軍国主義の象徴となった9条は、自衛隊設立の際必要最小限度解釈の捨て石として集団的自衛権を違憲とした。その手品がガラパゴス化し、2015の限定行使容認に繋がる。憲法学を勉強すると、日本の憲法学

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    2023年03月09日
  • 戦争はいかに終結したか 二度の大戦からベトナム、イラクまで

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    本書は戦争終結という日本ではほとんど研究されてこなかったテーマについて理論と歴史の両面から考えようとするユニークな研究書。切り口が興味深く、未知の研究分野だったこともあり、夢中で読みました。

    著者の千々和泰明さんの専門は国際公共政策。本書で第43回石橋湛山賞受賞。
    「戦争はいかに終結するのか?」という問いに対して、本書は「紛争原因の根本的解決と妥協的和平のジレンマ」という提示。そして2度の世界大戦、朝鮮戦争、ベトナム戦争、湾岸戦争、アフガニスタン戦争、イラク戦争を題材に、戦争終結を主導する優勢勢力(例えば第2次世界大戦では連合国)が「将来の危険」と「現在の犠牲」のどちらをより重視するかをめぐ

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    2022年12月16日
  • 戦後日本の安全保障 日米同盟、憲法9条からNSCまで

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    ちょーおもしろい(語彙
    「興味深く読ませていただいた」などと書けば良いのだろうけれど、正直、ちょーおもしろかった。
    特に、憲法九条について、「芦田修正」が現行の政府の憲法解釈になんの影響も与えていないとは全く知らなかった。渾身の一撃じゃなかったのかよ!<芦田修正

    芦田修正論によらずに、自衛隊合憲論を導くための生け贄に選ばれたのが、集団的自衛権だったとの説明は、とても腑に落ちた。と同時に、芦田修正に今からでも乗り換えようぜ!と思わずにはいられない。

    一度「やっつけ仕事」で作った建前が、いつの間にか「しがらみ」となり、「前例」となり、変えるに変えられなくなっている。そんな中で、「妙な構造」とは

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    2022年08月02日
  • 戦後日本の安全保障 日米同盟、憲法9条からNSCまで

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    【戦後日本の安全保障をめぐる同盟、法体系、防衛力の整備と運用の指針、組織といった仕組みは、更地のうえに、先々を見通し、脈絡をつけたうえで合理的に組み立てられた、というわけではなかった】(文中より引用)

    中国の台頭、アメリカの後退、そしてロシアの暴走。国際環境は厳しさを増し、日本が安全保障で果たすべき責任は重くなっている。しかし日本では憲法をはじめ、一度でき上がった独特な仕組みをなかなか変えられない。重要トピックの知られざる歴史をたどり、日本の安全保障の「常識」と問い直す(あらすじより引用)。著者は、防衛研究所主任研究官を務める千々和泰明。

    「パッチワーク的」、もっと言ってしまえば「場当たり

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    2022年07月11日
  • 戦後日本の安全保障 日米同盟、憲法9条からNSCまで

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    リアリズム的な日本の安全保障をについて書かれた好著。左翼政党が掲げる伝家の宝刀・憲法九条はそこまで優れたものでもなく、戦争に向かう1歩と主張される集団的自衛権についてのロジックもしっかりと説明がなされている。生徒を指導、教育する立場の人間は1度は読むべき。

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    2022年07月06日
  • 世界の力関係がわかる本 ――帝国・大戦・核抑止

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    過去の歴史から各国のパワーバランスの推移について述べながら、戦争が発生するメカニズムと、どのように戦争が終結するかについて説明した本。

    中高生向けに書かれた本であることから、戦争という重いテーマであるものの、読みやすい内容となっている。

    現在起きている戦争についても触れられており、現在の世界情勢と今後予想される変化について、理解を深めることが出来た。

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    2025年12月21日
  • 世界の力関係がわかる本 ――帝国・大戦・核抑止

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    第一次世界大戦以降の世界情勢をパワーバランスの流れでわかりやすく解説。
    ただ、現在から近未来の予測についてはページが足りなかった?位薄い。

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    2025年12月06日
  • 世界の力関係がわかる本 ――帝国・大戦・核抑止

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    中高生に、戦争が起こる仕組み、起こさない仕組みを教える本。
    ある意味丁寧に、ある意味粗雑に作られている。
    核抑止は論争のあるところなのに、この新書では素直に認めているように読める。
    著者自身あとがきでリアリズム寄りになった、と自白している。
    読みやすさを重視したためだと。

    それでいいのかなあ、、、中高生にとって、はじめて軍、武器、戦争、核を
    知る本になるやもしれんのに、そんなシンプルに、、、

    もちろん、わかっている、一面の真実であることは。
    威嚇されたら威嚇しかえす。
    動物の本能、闘争本能ではあろう。

    だからって野生にもどっていいわけじゃない。

    トランプがGDP2%だ、3.5%だと息巻

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    2025年11月04日