千々和泰明のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
中高生に、戦争が起こる仕組み、起こさない仕組みを教える本。
ある意味丁寧に、ある意味粗雑に作られている。
核抑止は論争のあるところなのに、この新書では素直に認めているように読める。
著者自身あとがきでリアリズム寄りになった、と自白している。
読みやすさを重視したためだと。
それでいいのかなあ、、、中高生にとって、はじめて軍、武器、戦争、核を
知る本になるやもしれんのに、そんなシンプルに、、、
もちろん、わかっている、一面の真実であることは。
威嚇されたら威嚇しかえす。
動物の本能、闘争本能ではあろう。
だからって野生にもどっていいわけじゃない。
トランプがGDP2%だ、3.5%だと息巻 -
Posted by ブクログ
ネタバレやられる前にやる? 勝てそうだからやる?
戦争が起きる理由がわかれば、平和に一歩近づける。
これからの世界を生きるための国際政治学入門。
戦争をなくしたい。兵器のない世界をつくりたい。
でも、自分だけ先に武器を手放してしまったら、
他の国に侵略されてしまうかもしれない……。
そんなジレンマのなかで戦争と平和を繰り返す、
世界の国々の力関係を読み解きます。(紹介文より)
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さすが中高生向けの新書。
タイトル通りの内容で、とても分かりやすかった。
結局世界はジレンマの関係性で成り立っていて、
理想論ではなく、抑止力により行動のバランスがとられていて
「みんなが武器を捨てた -
Posted by ブクログ
国際政治学を、中高生向けに解説しているため、とても分かりやすく、端的に書かれていたが、分量の割に、とても濃縮された内容だったと思う。
世界史、主に18世紀以降のヨーロッパやアメリカの歴史を振り返りながら、いかに平和を維持しようとしてきたか、何故戦争が起きてしまったのか、などを考察する。ナポレオン以降の19世紀ヨーロッパは勢力均衡によって平和を維持してきたが、ドイツ対等によってバランスが崩れ、「脆弱性」によって第一次世界大戦が勃発し、それに懲りて宥和政策を取った結果、「機会主義的戦争」である第二次世界大戦が防げなかった、という事。(シュリーフェンプランにも触れていたのは、個人的にポイントが高かっ -
Posted by ブクログ
なぜ戦争が起こるのか、なかなか終わらないのか、なぜ核兵器は無くならないのか、そんな疑問をぼんやり持っていたので、本屋で見かけた時に思わず購入
中高生向けに意識した書きぶりでとてもわかりやすく読み進めることができました
戦争を進んでしたい国、人はいないのだけれど、防衛は必要、そのための手段、備えは必要、そんなジレンマから武器や核兵器、戦争が起こっているんだなということがわかりました
核兵器が無くならないこと、米露が数千発持ち続けざるを得ないこと、なるほどそういう経緯から現状があるのだな、ということがよくわかりました
核兵器は、既に作れてしまうので、一旦ゼロにしたところでまたどこかの国がい -
Posted by ブクログ
良い本でした。中高生向けに書かれたということで、戦争をめぐる国際政治の基本がとてもシンプルに分かりやすく書かれています。
例えば、2度の世界大戦は全く違う原因で起きた(第一次大戦の主要国は皆戦争を望んでいなかったのに戦争に入っていかざるを得なかった。一方、第二次大戦はチャンスがあれば侵略戦争を行おうという国、ドイツや残念ながら日本、を抑止しなかったことが大戦争を招いた)ことを、とても平易に説明していて頭の中がクリアになりました。同じように現在の世界の状況が平易に読み解かれます。
やや単純化されすぎているかもしれませんが、再び世界が戦争と向き合わなければならなくなった今、平和を維持していくために -
Posted by ブクログ
ネタバレ非常に読みやすい一冊。
文中、随所で“中高生向け”と出てくるが、10代に分かりやすく説明することが一番難しく、平易な言葉遣いで要点を外さず、筋を通していることが求められるので、それが出来ている点で、良書と言えるかもしれない。
日経書評で見かけた一冊だったが、書評子も「理論的視点が明快に示され、ビジネスパーソンにも大いに学びになる」と書いている。良い本は世代を選ばない。
学生時代や若いころ夢中になった国際政治の分野だ。その勢力バランスを、昨今のキナ臭い世相を反映させて、力、要は「戦争」を軸に読み解くもの。
その国家間の関係には「直感に反する理屈」が存在するとして、合理的な個々の判断が