戦後日本の安全保障 日米同盟、憲法9条からNSCまで

戦後日本の安全保障 日米同盟、憲法9条からNSCまで

990円 (税込)

4pt

中国の台頭、アメリカの後退、そしてロシアの暴走。国際環境は厳しさを増し、日本が安全保障で果たすべき責任は重くなっている。しかし日本では憲法をはじめ、一度でき上がった独特な仕組みをなかなか変えられない。危機の時代にふさわしい防衛の姿とは。日米安保条約、憲法第9条、防衛大綱、ガイドライン、NSC(国家安全保障会議)という重要トピックの知られざる歴史をたどり、日本の安全保障の「常識」を問い直す。

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戦後日本の安全保障 日米同盟、憲法9条からNSCまで のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    1章は日米安保条約で、自助及び相互援助をなす国とのみ対等な相互防衛条約を結べるとしたヴァンデンバーグ決議により、当初は片務的だったこと、朝鮮密約や吉田アチソン交換公文と朝鮮国連軍と日本との関係、極東1905年体制を受け継いだ米国にとって日米安保条約はただの二国間基地条約ではなく極東地域に開かれた同盟

    0
    2023年07月15日

    Posted by ブクログ

    思った以上に好著。内容が重複する部分が多々あるが、内容自体が自分にとって新規だったので気にならなかった。

    日米安保→物(基地)と人(米軍)の協力である条約には極東条項があり、事前協議があるが、朝鮮密約/吉田アチソン交換文により国連軍を介して米韓同盟/台湾関係法と有機的に結合し、1905秩序の一機能

    0
    2023年03月09日

    Posted by ブクログ

    ちょーおもしろい(語彙
    「興味深く読ませていただいた」などと書けば良いのだろうけれど、正直、ちょーおもしろかった。
    特に、憲法九条について、「芦田修正」が現行の政府の憲法解釈になんの影響も与えていないとは全く知らなかった。渾身の一撃じゃなかったのかよ!<芦田修正

    芦田修正論によらずに、自衛隊合憲論

    0
    2022年08月02日

    Posted by ブクログ

    【戦後日本の安全保障をめぐる同盟、法体系、防衛力の整備と運用の指針、組織といった仕組みは、更地のうえに、先々を見通し、脈絡をつけたうえで合理的に組み立てられた、というわけではなかった】(文中より引用)

    中国の台頭、アメリカの後退、そしてロシアの暴走。国際環境は厳しさを増し、日本が安全保障で果たすべ

    0
    2022年07月11日

    Posted by ブクログ

    リアリズム的な日本の安全保障をについて書かれた好著。左翼政党が掲げる伝家の宝刀・憲法九条はそこまで優れたものでもなく、戦争に向かう1歩と主張される集団的自衛権についてのロジックもしっかりと説明がなされている。生徒を指導、教育する立場の人間は1度は読むべき。

    0
    2022年07月06日

    Posted by ブクログ

    問題提起と章だてがとてもわかりやすい。それぞれのテーマがどんな意味をもって生まれ、今にいたっているのか、とても勉強になった。
    9条と防衛大綱についての章がおもしろかった。

    0
    2025年09月15日

    Posted by ブクログ

    今の日本を形作っている安全保障の骨格が、ここまで昔の縛りに囚われているとは…… いま更地の状態から、安全保障の骨格を作り上げるとしたらどうなるんだろう。

    0
    2024年10月23日

    Posted by ブクログ

    ウクライナ紛争だけでなく、イスラエルとハマスの戦い。
    私達も、対岸の火事とせず「安全保障問題」に真摯に取り組むことが求められる現代。
    本書は、日米同盟/防衛大綱/NSC(国家安全保障会議)のテーマから構成される。

    【学んだこと】
    〇 日米同盟に関して
     ⇒米韓同盟と日米同盟は両輪。個別的自衛権より

    0
    2023年10月27日

    Posted by ブクログ

    中国の近年甚だしい覇権主義だけでなく、2月のロシアのウクライナ侵攻により、日本も安全保障の重要性が以前にも増しているはず。このテーマで本を探したところ本書に出会った。
    戦後日本の混乱した体制下で最善と妥協のせめぎ合いから仕組みがスタートしたところから解説。時代とともに変化した内容を功罪別け隔てなく説

    0
    2022年07月03日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    戦後の日本の安全保障政策について説明したものである。最初の部分は世界情勢と日本の安全保障政策についてであったが、後半は日本の安全保障政策の説明であった。最初に「本書の内容は著作者個人の見解であり、著者が現在所属するまたはかつて所属した機関の見解を代表するものではない。」と書いてあるが、かなり機関より

    0
    2025年09月11日

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