井上達夫のレビュー一覧

  • 人事部員の基礎知識

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    仕事で人事戦略のテーマを扱うことになったため購入。よくある「人事のオペレーション」の解説本ではなく、経営の視座で、欧米との人事部のミッション・役割・組織の違い、今後の人事に求められるHRBPとしての役割やそれに向けた道のりなどが、非常にわかりやすく記載されている。人事業務やそれを取り巻く外部環境についても丁寧に解説されており、人事に関わる人にとってバイブルになると思う。

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    2025年05月18日
  • リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください 井上達夫の法哲学入門

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    著者は9条削除論を唱えている日本のリベラリズムの権威。
    本書はタイトルから想像できる通り、リベラルとリベラリズムの違いについて説明するとともに、正義論に関して、そもそもの正義の必要条件(どの正義思想にもなくてはならない必要最低限の条件、反転可能性テストで判断可能)から丁寧に説明し、最終的にはリベラリズムのあり方にまで展開している。
     
    インタビュー形式なので、内容が難解であるにも関わらず、読み易かった。

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    2021年02月17日
  • リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください 井上達夫の法哲学入門

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    正義を巡る立場、正義概念、反転可能性という考え方、リベラルであるために正義を希求すること、政府の答責性などなど、もう少ししっかり学ばないといけません。著者の熱い思いから紡ぎ出された言葉がとても印象的で、しっかり正面から考えて、自身の振る舞いにつなげたいと感じました。

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    2020年07月22日
  • 憲法の涙  リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください2

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    憲法系の本としては中々腹落ちする内容でした。
    日本国民である子供や知識のあまりなき人に対しても「日本とはどんな国?」にという問いに自分の言葉で答えをできるようになるべきだと思ってます。
    そういう意味だと9条は欺瞞に満ちた、大人による都合の良い解釈をされているのだと思います。
    子供が9条を読むと自衛隊は明らかに違憲と思います。護憲派が何も変えずに保持するのは欺瞞以外の保身と自己都合でしかないと思います。
    9条廃止や徴兵制といったラディカルな意見は耳を閉ざしたくなりますが、今の平和が何によって保たれていたのか、今後の平和を保つには何が必要なのかを考えると、このような意見は正しいのではないかと考えま

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    2018年11月22日
  • ゴー宣〈憲法〉道場 I白帯

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    憲法改正には当然賛成だけど、どこをどう変えるという点でやはり分かっていなかったなあという部分が実に分かりやすく解説されていた。

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    2018年05月18日
  • リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください 井上達夫の法哲学入門

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    タイトルに反してかなり難解な個所も多い。井上達夫セルフレビューの感が強いが、同時におそらく正しくリベラリズム入門書となっている。何より人間的な温かさと主張の熱さが文章から噴き出して、それがむしろ真摯に刺さり信頼を置きたくなってしまうのだ。

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    2018年03月28日
  • ザ・議論! 「リベラルVS保守」究極対決

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    『憲法の涙』を読んで面白かったので読んでみる。
    第3部の憲法9条の話は『憲法の涙』とかぶるので第1部天皇制、第2部歴史認識での井上論が興味深かった。

    議論、究極対決というほどでなく、井上論に小林さんがなるほどって感じ。
    法哲学者って難しいこと言い出したら理解できないな、みたいなところがチラホラ。



    井上案憲法改正ー9条削除して戦力を持ち得ることを認める。
    シビリアンコントロール、国会事前承認、軍法会議を憲法に盛る。{+徴兵、(良心的兵役拒否+代替役務)}
    非武装中立~集団的自衛権まで民主的立法過程での討議にゆだねる(憲法で縛らない。)


    最善(井上案)ー9条削除+戦力統制規定追加
    次善

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    2017年05月03日
  • ザ・議論! 「リベラルVS保守」究極対決

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    小林よしのりさん(保守)と井上達夫さん(リベラル)の対談本です。この本では憲法9条、慰安婦問題、戦争、天皇等について議論されているのですがお互い、時に仲間であろう保守とリベラル陣営からもぼろくそに批判されるとの事で、はっきりと主張が割れた部分ってそんなに無い様に感じました。
    第二弾、第三弾もやって欲しいな。

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    2017年04月09日
  • ザ・議論! 「リベラルVS保守」究極対決

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    井上達夫さんのことは知らなかったけど、こういう人がリベラルというのだなと納得した。日本の自称リベラルは憲法9条のおかげで日本が平和だと思っている馬鹿ばかりでうんざりしていたから良かった。

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    2016年11月26日
  • リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください 井上達夫の法哲学入門

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    戦争の正義
    諦観的平和主義
    平和が一番。戦争になるくらいなら不正のある平和な方がいい。
    これは批判されている。一度有利な状況を作って仕舞えば有利なので、逆に武力を使っての現状変更のインセンティブが高まる

    9条議論はどちらも憲法解釈のロジックなので相手を批判できない。原理的戦力放棄はクソ。

    我ら愚民の民主主義。愚民政治になるからエリートがコントロールするのも同様に危険。原子力とか。

    軍隊持つなら徴兵制も入れないと暴走する。戦争したがる人と戦争する人が違うと暴走。

    天皇制は天皇が国民の象徴のために奴隷化させられている。

    相対主義は相互不干渉の独善になる。客観的真理を意識す

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    2016年06月21日
  • リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください 井上達夫の法哲学入門

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    日頃からマスコミで自称「リベラル」の人達の意見に呆れることが多く、なんとなく反感を抱いてた。しかし、そうは言いても、それに対して明確に誤りであることが指摘できず、消化できずにいたが、筆者が快刀乱麻を断つという感じで説明してくれた。9条の問題での軍事情勢の認識では筆者の認識を受け入れるのは留保するものの、価値観が多様化し、社会情勢が複雑化する現在にこそ、自分価値観を明確化していく必要性を強く感じた。筆者があとがきで挑戦したという「平易」と「明晰」の両立は成功していると思う。読後に自分が賢くなったのでは?と錯覚してしまう本である。

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    2016年04月18日
  • リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください 井上達夫の法哲学入門

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    政治の現状に対する多くのモヤモヤが晴れ、視界が開ける。反転可能性、や、正義概念、といった明晰な視座が与えられた。

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    2015年11月15日
  • リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください 井上達夫の法哲学入門

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    サンデル教授の紹介で一躍関心が高まった「正義論」。関心のある方はぜひ、この書をひもとくべき。集団的自衛権は違憲だが……というところから説き起こしており、とても分かりやすい。

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    2015年09月05日
  • 人事部員の基礎知識

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    図解で分かりやすい

    人事の基本が分かる

    処遇(評価制度、昇格など)の基本
    メンバーシップ型と、ジョブ型の違いと、日本の変化
    なぜ今人的資本経営が注目されているのか
    など、
    人事領域業務の基本と、最近の流れが分かる

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    2025年08月29日
  • リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください 井上達夫の法哲学入門

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    解釈改憲についての「リベラル」の欺瞞についての視点。正義について語る基準となる「反転テスト」。国家主権にとって人権とは二項対立のものではなく内在的である所為。この3つは特に印象に残った。

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    2025年08月09日
  • 憲法の涙  リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください2

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    #毎日新聞出版 #井上達夫 #憲法の涙


    憲法学者の解釈改憲を批判した九条論の本。著者の主張は「九条を削除して、安全保障政策を憲法改正発議により国民投票にかける」というもの


    9条2項削除論は聞いたことあるが、9条削除論は初めて聞いた。安全保障戦略の柔軟性、憲法の固定性、非武装中立の合憲性担保という観点から 2項削除では足りず、9条そのものの削除を提言。最初のイメージと異なり、暴論とは思わなかった


    「日本は9条のおかげで平和だったのではない。9条があるにもかかわらず、違憲の自衛隊と日米安保が存在したから平和だった」は その通りだと思う


    「私は、反米でなく警米だ〜日本が米国の善意を信

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    2025年06月02日
  • 自由の秩序 リベラリズムの法哲学講義

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    格差を減らす、社会保障を充実させる、福祉の部分では「リベラル」は支持を失っていない。しかしエリート主義的で偽善的な部分は支持を失っている。▼米はベトナムに謝罪をしない。南ベトナム政府に貸した金を返せと要求する始末。米下院がイアンプ問題で日本への非難決議をしたのは厚顔無恥。▼「リベラル」による過度な自己批判(自虐史観)が、かえって過度な自己肯定を招いてしまう。▼憲法9条は削除すべき。安全保障は民主的なプロセスで討議されるべき。ある特定の安全保障観を憲法に固定化すべきでない。▼生前のリー・クワンユーが聞いたら喜びそうなことを、欧米のリベラルな哲学者たちが言い始めている。リベラリズムが受入れられるの

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    2024年11月07日
  • リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください 井上達夫の法哲学入門

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    日本法哲学界のドン、井上達夫による独自の法哲学入門。自説バリバリの本ゆえの長所と短所が。

    いい点としては、分かりやすく簡潔で、バラエティに富んだ内容で飽きが来ない。200ページほどの分量ながら、第1部ではリベラリズムの概説と現代的な論点への言及、第2部では井上の研究生活に沿ってこれまでの法哲学の流れを通覧と、さまざまな話が展開される。
    ロールズやサンデルなど大家の理論でも、井上が誤りだと思うものは容赦なく切って捨てている。そのため中立的な入門書にありがちな、どの説もそれなりに正しく聞こえて結局何が言いたいのか分からない、ということが起こらず論旨が明快。説明の巧みさもあり、これ以上分かりやすい

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    2023年04月13日
  • リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください 井上達夫の法哲学入門

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    近年の日本の「リベラル」の憲法論のダブル・スタンダードぶりから、ロールズ正義論の問題まで、時局問題から出発しつつ原理的な問題や自らの学問的遍歴までを、インタビューに答えるというかたちで世に問う著作。リベラリズムを正義への積極的なコミットメントとして再解釈し、何でもあり式の寛容論や価値相対主義を斥ける議論は、著者によればポパーの批判的合理主義の立場から出てくるものである。かつてほど顧みられていないポパーの議論からリベラリズムの哲学的基礎を再建しようとする議論は非常に興味深い。

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    2022年05月26日
  • リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください 井上達夫の法哲学入門

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    難しかった。。本当に法哲学入門なのか。。

    しかし、分からないなりにも、リベラルについて興味を持つことができた。
    本書ではリベラルを正義主義と訳している。(はっきりとではないが。。)
    正義は、自分の視点を特権化せず、相手の視点からもその行動が正当であることを示す必要がある。

    自分がリベラルな考えかのか、保守的な考えなのかについて考察できた。

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    2021年07月10日